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SORACOM グローバルSIM(plan01s)を国内で使うときのコスト最適化Tips
はじめに
ユアスタンドでハードウェア・ファームウェア開発担当をしている吉田です。今回はSIMについて。
ソラコムさんが提供しているグローバルカバレッジ IoT SIM(以下、グローバルSIM)はマルチキャリアや複数の国を移動するような目的で使用されるSIMです。
通常グローバルSIMを購入・契約するとplan01sの料金が適用されるわけですが、こちらはリッチなSIMのためその分料金もお高めです。(昨今の円安もさらに影響して)
今回はかなりニッチでマニアックですが、「日本国内で使うときに今一度プランを見直して欲しい」という内容です。
(結論)追加サブスクリプションを活用するといいかも
追加サブスクリプションというものが存在し、以下の特徴があります。
- 一枚のSIMに 複数のサブスクリプション(プラン) を保存し、利用国や状況に応じて自動切替されます。
- 以下の画像のようにプランをレイヤーとして重ねるイメージなので優先度の高いプランから適用される(通常は安価なプランが上位に配置される)
- 主プラン(plan01s)に加えて、国別や通信方式別のプランを後から OTA(SMS経由)で追加できます。つまりデバイス側の書き換えは基本的に不要
plan01s: 0.2 USD/MiB
planX2: 0.01 USD/MiB
と料金表だけみると1/20も変わるようです。
活用シナリオ
- 通信帯域・料金国別最適化
- 例:国内で大容量通信→planX2利用、国内・海外混在→plan01sで自動切替
- キャリア冗長性や5G対応
- KDDI優先/ドコモ・ソフトバンクも含む構成に、planX1追加で対応
適用方法
ダッシュボード -> sim詳細 -> サブスクリプションの追加
適用すると1~2分後に切り替わります
参考: 各種料金比較スクリーンショット
plan01s/X3
(引用: https://soracom.jp/services/air/global_coverage/)
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