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信用と信頼の違い
信用と信頼の違いを考える
「信用」と「信頼」という言葉はどちらも「信じる」ということで使いますが、調べてみるとニュアンスの異なる言葉でした。
以下にこの2つの言葉の違いを整理してみました。
信用とは「過去」に基づく判断
「信用」とは、過去に積み重ねられた実績や経験に基づいて相手を評価することです。
- 約束を守ったかどうか
- 嘘をつかなかったかどうか
- 能力を証明したかどうか
これらの過去の事実から、相手に対する客観的な評価や判断を行うのが「信用」です。つまり、「信用」は過去を材料に築かれます。
信頼とは「未来」への期待
一方、「信頼」とは未来に対する期待や予測を含んだ言葉です。
- 約束を守ってくれるだろう
- きっと裏切らないだろう
- 期待に応えてくれるだろう
というように、未来の行動や結果を前向きに期待し、主体的に相手を信じることが「信頼」です。こちらはまだ起きていないことを対象とするため、主観的な期待や希望が強く含まれます。
まとめ
つまり、次のように整理できます。
言葉 | 基準 | 対象となる時間軸 | 性質 |
---|---|---|---|
信用 | 実績や行動 | 過去 | 客観的な評価 |
信頼 | 期待や予測 | 未来 | 主観的な気持ち |
この違いを意識すると、日常生活やビジネス、コミュニケーションの場で、より明確に言葉を使い分けることができるなーと思います。
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