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AWSのルートユーザでMFAを設定する
背景
AWSのマネジメントコンソールにrootユーザでログインすると、MFAを設定するよう警告が表示されるようになりました。
2024年からAWSはセキュリティ強化の一環として、ルートユーザーに対するMFA設定を強く推奨しています。
セキュア・バイ・デザイン: 2024 年に MFA 要件を強化 | Amazon Web Services ブログ
この記事は、AWSルートユーザにMFAを設定した記録です。
前提条件
MFAアプリをスマートフォンにインストールしておきます。以下のいずれかのアプリが利用できます。
- Google Authenticator(iOS / Android)
- Microsoft Authenticator(iOS / Android)
- Authy(iOS / Android)
今回は個人的に馴染み深いGoogle Authenticatorを使用します。
設定手順
1. MFA設定画面を開く
- AWSマネジメントコンソールにrootユーザでログイン
- 右上のアカウント名をクリック
- 「Security credentials」を選択
- 「Multi-factor authentication (MFA)」セクションの「Assign MFA device」をクリック
2. MFAデバイスタイプの選択
デバイス名を入力し、「Authenticator app」を選択します。

- Passkey or Security Key: 物理的なセキュリティキー(YubiKeyなど)
- Authenticator app: スマートフォンアプリ(推奨)
- Hardware TOTP token: ハードウェアトークン
3. QRコードをスキャン
- 「Show QR code」ボタンをクリックしてQRコードを表示
- Google AuthenticatorアプリでこのQRコードをスキャン
- アプリに表示される6桁のコードを確認

4. MFAコードを入力
「MFA code 1」と「MFA code 2」に、Google Authenticatorに表示される連続した2つのコードを入力します。
- MFA code 1: 現在表示されているコード
- MFA code 2: 次に更新されたコード(約30秒待つ)
2つの連続するコードを入力することで、時刻同期が正しく行われていることを確認しています。
「Register MFA」ボタンをクリックします。
5. 設定完了
以下の画面が表示されれば、MFA設定は完了です。

動作確認
設定後、実際にMFAが機能するか確認します。
- AWSマネジメントコンソールからサインアウト
- 再度rootユーザでログイン
- パスワード入力後、MFAコードの入力を求められることを確認
- Google Authenticatorに表示されるコードを入力してログイン
注意事項
リカバリーコードのバックアップ
重要: スマートフォンを紛失した場合に備えて、以下の対策を推奨します。
- QRコード表示画面の「Show secret key」で表示されるキーをバックアップ
- 別のデバイスにも同じQRコードを登録(複数デバイスで同時使用可能)
- 復旧用の連絡先メールアドレスを登録
デバイス紛失時の対処
MFAデバイスを紛失した場合:
- AWSアカウントの代替連絡先に登録したメールアドレスから復旧リクエスト
- AWSサポートに連絡(アカウント情報の確認が必要)
ルートユーザの使用を最小限に
MFA設定後も、日常的な操作にはIAMユーザを使用することを推奨します。ルートユーザは以下の場合のみ使用します。
プライベートでの使用であっても私はルートユーザは使用せずに、IAMユーザを使用しています。IAMユーザでも請求情報は確認したいので、cost explorerは参照できるようにしています。
- アカウント設定の変更
- 請求情報の確認
- IAMユーザの復旧
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