Streamlitで実現!自分の肉体評価をサポートするBMI&FFMI計算アプリ
こんにちは。今回は、筋トレ愛好家が自分の体格を数値化して評価するためのWebアプリを作ったので紹介します。
👉 BMIとFFMIの計算・評価アプリ
データ可視化にこだわりを持って作ったので可視化が好きなエンジニアの方もぜひお試しください!
作ったアプリ について
身長・体重・体脂肪率を入力するだけでBMIとFFMIを同時に計測し、それぞれの指標に基づいて簡単な評価を表示してくれます。
本アプリの主な機能は次のとおりです。
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BMI(Body Mass Index)の計測
健康診断などでよく目にする指数。一般的に18.5未満なら「低体重」、25以上で「肥満」の判定が下るため、体重管理の大まかな目安として使われます。 -
FFMI(Fat-Free Mass Index)の計測
体重から体脂肪量を差し引いた「除脂肪体重」を身長の2乗で割った数値です。「筋肉量」をより直接的に示す指標で、筋トレ愛好家の間ではBMIよりも重要視されることも多いです。 -
結果のビジュアル化
Streamlit と Altair を使用し、BMIとFFMIのバーグラフを簡易的に表示。表形式でも「あなたの数値」がどの判定区分に入るかを確認できます。 -
性別に応じたFFMIの判定基準
一般に男性と女性では筋量の基準値が異なります。そのためFFMIの評価は男性用・女性用それぞれの判定区分で分けて実装しています。
FFMIとは何か、なぜ大事なのか
自身の体格を測定するうえで最も有名な指標とは何でしょうか?
おそらく、多くの人がBMIと答えるでしょう。年に一度の健康診断でBMIによって健康かどうかを判定されるので、馴染のある指標です。
しかし、BMIは筋肉量と脂肪量を区別できません。
筋トレを頑張って「体重が増えた」としても、筋肉が増えたのか脂肪が増えたのかがBMIだけでは分からない。「脂肪が増えた」わけではないのに「肥満気味」と言われてしまうのが納得いかない…
そんなもどかしさを抱えたことはないでしょうか?
そこで注目されるのが、**FFMI(Fat-Free Mass Index)**です。これは体脂肪率を考慮した「除脂肪体重」を身長の2乗で割ったもので、単純な体重だけでは見えにくい「筋肉量」を数値化できるメリットがあります。
別名、マッチョ指数とも呼ばれます。
なぜ、このアプリを作ったか
インターネットを検索すると、BMIやFFMIを単体で計測するツールは多く存在します。
しかし、「BMIとFFMIを同時に測定できる」「性別に応じて計算結果を分けられる」といった機能を持つツールは少なかったため、私が作ってみました。
BMIを並列で測定している理由
1つは健康状態を明確にするためです。
BMIは古くから世界的に使われている指標で、体重が適正かどうかをざっくりと判断するのに役立ちます。
健康かどうかを判断する指標としては、一番有名であり、筋トレをして体重を増やしながらも、
BMIがあまり高くなっていないかを確認しておくのは多くの人にとって重要なことです。
2つめは、これが最大の理由ですが、目標とすべき体格をより明確にするためです。
BMIとFFMIを並べて見ることで、自分が目標とする体格をより明確にすることができます。
たとえば、BMIとFFMIを並べて見ることで、具体的な「理想の体格」を設定しやすくなります。
筋肉量や体脂肪率を目標に合わせて絞り込むとき、単に「痩せているか太っているか」だけでなく、「筋肉がどれくらい付いているか」を同時にイメージできます。
以下のように、具体的な数値目標が立てやすくなります。
- 細マッチョになりたい: BMIは20〜23、FFMIは20〜21を目指すとよさそう。
- ゴリマッチョになりたい: BMIは25以上、FFMIは22以上を目指すとよさそう。
- あまり筋肉はつけず、細身体型がよい: BMIは18〜19、FFMIは17〜19を目指すとよさそう。
このように、健康面の基準値と筋肉量の指標を並行して追うことで、「今どの位置にいるのか」「どの程度の筋肉・脂肪バランスを目指したいのか」が明確になり、トレーニングや食事管理の計画を立てるうえでも大いに役立ちます。
まとめ
- BMIは健康診断などで幅広く使われる優れた指標ですが、筋肉と脂肪を区別しません。
- FFMIは脂肪を除いた体重から計算されるため、筋肉の発達度合いをある程度推し量ることができます。
- 2つの指標を同時にチェックすることで、自分の「健康面」と「筋肉量の目標」をバランス良く把握できます。
筋トレに熱中している方はもちろん、「最近体型が気になってきた…」という一般の方でも、一度使ってみると今まで知らなかった“本当の自分の体格”に気づけるかもしれません。
ぜひ一度、アプリで測定してみて、「もっと筋肉を増やしたい!」「もう少し脂肪を落とそうかな」など、新たな気づきを得ていただければ嬉しいです。
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