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Apple WWDCでも公式発表された話

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こんにちは!株式会社WOGO Tech Blog 有志その1、ベンです!
趣味はOW RPG・ハクスラ・ノベルゲーです!

突然ですが、皆さん、Appleが毎年6月に開催しているWWDCを知っていますか?

「Worldwide Developers Conference(世界開発者会議)」の略称で、Appleが毎年6月に開催する開発者向けのイベント。次世代OSの新機能、ソフトウェア、ハードウェア、AI技術など、Apple製品の未来を示す重要な機会です!

「世界開発者会議」…何度聞いても、かっこいいな。

実は、そんなかっこいい名前のWWDCで、世界初3Dスキャン&制作アプリWIDARが公式発表されていたのを共有させてください!

今回は、このWIDARがどのように生まれ、どう進化してきたか、開発の裏側を、僕・ベンがちょっとだけ語らせてください!

https://developer.apple.com/videos/play/wwdc2022/10128/
(ビデオ冒頭 2分14秒頃に紹介)

WIDAR、誕生のきっかけは「LiDARスキャン」
WIDARプロジェクトが始まったのは、2021年ごろ。iPhone ProやiPad ProにLiDARスキャンという赤外線スキャン技術が搭載されたことがきっかけです。

当時、元々3D技術に精通していたWOGOのCEOの秦が、「これで比較的簡単に3Dスキャンができそう!」と声を上げ、画像処理の研究をしていた現CTO長谷川を巻き込んでプロジェクトがスタートしました。

「簡単に3Dスキャンできるなら、もっと多くの人に使ってもらいたい!」

この想いから、ProモデルにしかなかったLiDARスキャンにとどまらず、iPhone無印シリーズなどでも、画像を360度撮るだけで3D変換できる技術をインテグレーションしていきました。

最大の壁は「モバイルでの画像生成」
このインテグレーションを進める中で、僕たちがぶつかった大きな壁、それはセンサースキャン精度の向上画像からの生成でした。

当時、画像から3D生成させるためのソフト自体は公開されていたんです。でも、それをどうやって僕たちのアプリを通じて、iPhoneやiPadの上でサクサク動かすか。

カメラ技術と連携させて最高の体験を作るには、OS上で動くようにプログラムを書き換えたり、コンパイルしたりする作業がめちゃくちゃ大変だったんです。ただ、この苦労があったからこそ、モバイルデバイス上での動作という点で、後々大きな競争力になっていきました。

WIDARの方向転換

実は、僕たちが画像から3D生成可能なWIDARにアップデートしたタイミングでは、アメリカで先行して同じようなアプリを出していた方々がいました。彼らの動向は凄く研究してました。

でも、僕たちはここで一線を引いたんです。「精度って、どれぐらい大事なんだろう?」と。

当時はメタバースのような文脈が流行っていましたが、僕たちは「ありのままをスキャンすること」に特化するよりも、その後の**「データの活用」**に重点をシフトしていきました。

データを用いて、どう他のユースケースに使っていけるか?

アプリ内でそのデータを編集しやすいツールを作ってあげて、どう活用してもらうか?

この考え方から、WIDARは他のスキャンアプリに比べて、編集機能や活用機能が豊富になりました。この方向性がメタバースなどの文脈にうまくハマり、そういった領域とのコラボレーションや技術提供につながっていきました。

結果的に、精度で勝負したアプリとは道が分かれ、僕たちは「撮ったデータをどう使うか」という点に特化して成長していったというわけです。

ちなみに、当時の大きな違いとして、iPhoneだけでなくAndroidの両方で使えるようにしたのも、かなり早い段階で対応しました。iPhoneの画像から3D生成可能にアップデートしてから半年ほどかかりましたが、「データの裾野を広げる」という意味で、これはすごく大きな一歩でしたね。

アップデート告知した時のTwitter(現X)

そして、WWDCへ!

そんなこんなで開発を続けていたら、日本の3Dスキャン界隈の方々がカオスマップのようにまとめとして載せてくれたり、当時のTwitterで「WIDAR良いぞ!」と盛り上げてくれたりして...気がついたら100万ダウンロード達成まであっという間でした。

そして、ついにあのWWDCです!

あの時、僕らはみんなで一緒に住んでいたんですが、朝起きたらTwitterが「WIDAR、WWDCでフィーチャーされてる!」とすごいことに!夜中にAppleのWWDCで僕らのアプリが取り上げられたんです。

日本のユーザーが多いアプリ、そして一般的にアメリカの会社のアプリが多い中で、僕らがピックアップされたのは本当に嬉しかった!

これは、「編集したり、3Dを活用して遊んだり」という、僕らがフォーカスを置いていた色付けの部分が効いた結果だっていう、他のサービスとは違うけど、僕らが目指してたところが、このWWDCという最高の舞台で、ちゃんと認知された証だったのかな、と、あの時改めて思った瞬間でした。

今回はここまで!WIDAR誕生の裏話をちょっとだけ共有でした!

※Xにあるスキャンされた作品などを少しご紹介。(https://x.com/WIDAR_JP?lang=en)



このTech Blogでは、これからもWOGOの技術的なチャレンジや開発の泥臭い話、そして僕たち「中の人」の雰囲気が伝わるような記事をどんどん発信していきますので、どうぞよろしくお願いします!

それでは、また次の記事で!ベンでしたー!

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