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トラブルシューティングの手法(ネットワーク)
はじめに
- こんにちは。ふまたんです。
- 今回は、障害発生時のトラブルシューティングについて学んだので、自分なりにまとめてみようと思います。
トラブルシューティングの考え方
トラブルシューティングの手法の説明の前に、大事なことを書きます。
- 事前に「あるべき姿」(ベースライン)を把握していること
- 「現状」を抜けもれなく、ありのままに把握すること
上記の2つがあって、初めて正確なトラブルシューティングを行うことができます。
トラブルシューティングの基礎
上記はトラブルシューティングの基礎的な流れです。
トラブルシューティングの手法
このセクションでは、トラブルシューティング時に用いられる手法についてまとめていきます。
それぞれの手法を用いて、情報収集を行っていきます。
OSI参照モデルを使用する手法
ボトムアップ方式
上記の図の青の矢印の手法です。
この手法では、物理層(配線やインターフェースの有効性など)から正常かどうかを確認していく手法です。
大規模なネットワークでは、効率的ではありません。
トップダウン方式
上記の図の緑の矢印の手法です。
この手法では、アプリケーションから正常かどうかを確認していく手法です。上位の層が正常であれば、その他の下位の層も正常であると推定することができます。
二分探索(分割統治)方式
上記の図のオレンジの矢印の手法です。
この手法では、まず、Pingで疎通確認を行い、相通確認をとることができれば、1~3のレイヤは正常であると推定することができます。そこから4~7のレイヤをボトムアップ方式で正常性を確認していきます。
その他の手法
トラフィックパス追跡方式
この手法では、データの通り道(トラフィックパス)を追跡しながら確認をとる方式です。
隣り合う各機器のリンクを一つずつたどりながら問題がないかを確認していきます。
設定比較方式
この手法では、正常に動作している機器との設定の比較を行っていく方式です。
設定上の問題解決はできますが、物理的な問題などの解決にはつながらないので注意です。
コンポーネント交換方式
この手法では、物理的なコンポーネント(PCやルータ、スイッチといった端末類やケーブル、接続ポート)を交換・変更を行い改善するかを確認していく方式です。
まとめ
- 上記の方法をとって、解決し、ドキュメント化したら終わり!なわけではありません。同じトラブルがまた起きないように、根本原因の追究や予防策の確立をしていくことが重要です。
- トラブルシューティングから学べる事がたくさんあると思うので、積極的に解決に向けた行動をしていきたいですね!
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