QuickSight × BigQuery Dataset 利用時の定期エラー対策
はじめに
こんばんは。Penetrator プロダクト開発部で主にインフラ全般を担当している遠藤です。
先日、QuickSight で Google GigQuery に保存しているデータを可視化する Dashboard を作成したところ、作成翌日になるとエラーが発生し、データを確認できないという事象に直面しました。
Dataset を再作成し Dashboard を更新する事で一時的にエラーは解消するものの、その翌日には再度エラーが発生し、また Dataset を再作成...といったループに陥りました。
流石にやってられん!という事で情報収集し、結果的に無事解決する事ができたので、その方法をシェアします。
同じような問題で頭を悩ませている方がいれば、ぜひ参考にしてみてください。
前提
- Google Workspace を利用していること
事象
今回遭遇した具体的な事象は次のようなものでした。
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Google BigQuery を source とした Dataset を使用して QuickSight Dashboard を作成すると、作成直後は正常にデータが表示されるが、翌日には「Please contact the QuickSight team to solve this issue」というエラーメッセージが表示される。(画像)
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詳細を表示しても requestId が表示されるだけで、何もわからない。
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再度、新規作成した Dataset を使用して Dashboard を更新すると、更新直後は正常にデータが表示されるが、翌日には同様のエラーメッセージが表示される。
解決方法
今回の事象に対しては、Google Cloud セッションの再認証を免除する 事で解決する事ができました。
具体的な手順は次のとおりです。
※ Google Workspace 管理コンソールへのアクセス権限が必要です。
- Google Workspace 管理コンソールにアクセスする。
- 左ペインの セキュリティ > アクセスとデータ管理 > Google Cloud セッションの管理 をクリックする。
- 再認証ポリシー セクションの 信頼できるアプリは免除する にチェックを入れ、保存 をクリックする。
- アプリのアクセス制御 をクリックする。
- フィルタを追加 をクリックし、アプリ名 を選択して quicksight と入力し、適用 をクリックする。
- Amazon QuickSight をクリックする。
- Google データへのアクセス をクリックする。
- ステータス セクションの 信頼できる にチェックを入れ、保存 をクリックする。
これらの設定を行うことで QuickSight が BigQuery のデータを参照する際の Google Cloud への再認証が不要となり、エラーが発生しなくなります。
まとめ
本記事では、QuickSight で Google BigQuery のデータを可視化する際に定期的に発生するエラーへの対応として、Google Cloud セッションの再認証を免除する という方法を紹介しました。
同様の問題を抱えている方のヒントになれば嬉しいです。
もっと良い方法があれば、ぜひコメント等で教えてください!
最後に
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