読む「未来語りのダイアローグ」シナリオと、それを生成するためのプロンプトを書いてみた🐱
はじめに
かねがね大井雄一先生の「声に出して読みたいオープンダイアローグ」のシナリオをみて、未来語りのダイアローグのシナリオを作りたいなぁと思っていました。
未来語りのダイアローグって、「未来」に飛んだ上で、その「未来」から過去である「現在」を語るという不思議な形式なんです、それがどんな風に進んでいくものなのか、まずは雰囲気がわかる、シナリオ形式なものがあるとよいのではないかと考えました。
今回、Claude(いわゆる生成AI、LLMの一種です)を使って、作ってみて、個人的にいい感じになったと思うので、限定公開します。
生成AIで作るメリットとして、シナリオ変更がとても容易な点です。登場人物の名前を変更するだけでなく、シナリオの方向性も、プロンプトを変更することで容易にできるでしょう。プロンプトをわいわい言いながら変更し、実際にシナリオを朗読・体験する、そんな新たな使い方もできると思っています。
今回、雰囲気を掴むという目的から、短時間(10数分〜20分程度)で終わるように作っています。
実際の未来語りのダイアローグでは、一人一人の声を本当に大切に大切に取り上げて、その上で行動計画を立てることから、実際には半日以上はかかるものだそうです。これらのシナリオでは時間の長さの雰囲気までは味わえないことをまずはご了承ください。
現在、試験運用中です。下記にも書きましたが、一旦このシナリオが妥当なものか、未来語りのダイアローグの有識者の方にレビューしてもらえるとありがたいです。
よろしくお願いします (_ _)
注意事項その1
- 現時点では、このリンクを知っている方だけの限定公開です(いわゆるソフトウェアのα版みたいなもの)。
- 本記事のリンクを許可なく拡散しないでください。
- まずは、未来語りのダイアローグの有識者の方にレビューしてもらいたいと思っているため。
注意事項その2
- いずれ、プロンプト含め公開しようと、個人的には思っています。
- プロンプト
及び生成物は、できたら、未来語りのダイアローグ普及促進のため、わたしが作った旨のクレジットを改版しない限り、「クリエイティブ・コモンズ・ライセンス」にしようと思っています。 - プロンプトはダウンロードした方が適宜カスタマイズして勉強会などで使うことを推奨していきたいと思っています。
- ただ、カスタマイズしたものを不特定多数に拡散したり、情報商材として活用されるのはちょっと。。というお気持ちもあります。あくまでも公開するならオープンソースにこだわりたい。
- プロンプトと生成した結果の著作物の権利関係は 2025年11月現在 法的にどうなのか、まだまだ勉強中です [1]。
添付
以上、注意事項その1・その2をご確認の上、下記添付をご参照ください (_ _)
読む「未来語りのダイアローグ」シナリオ:高校の会議室編(PDF形式、Download)
読む「未来語りのダイアローグ」シナリオ生成プロンプト:高校の会議室編(Markdown形式;在GitHub)
読む「未来語りのダイアローグ」シナリオ:市民病院の会議室編(PDF形式、Download)
読む「未来語りのダイアローグ」シナリオ生成プロンプト:市民病院の会議室編(Markdown形式;在GitHub)
やったことと謝辞
- 高校の会議室編、レビューのフィードバックの反映を行っている
- Yoshiari Uchiboriさんの指摘コメントを反映。佐藤さんが読み上げるのではなく、直接ホワイトボードに確認するように変更。これで短くなった。Uchiboriさん、どうもありがとうございます。
- 2025/11/16東海ダイアローグ出席者の皆さんとで、高校の会議室編の読み合わせを行い、貴重かつ多くのフィードバックをいただきました。ご協力いただいた東海ダイアローグのみなさま、本当にどうもありがとうございます (_ _)
- プロンプトをGitHubにあげる
- Claudeにいきなりプロンプトをくわせても、それなりのシナリオが生成されることを確認済み
- 市民病院の会議室編として、介護・医療の協力体制を構築する編も作った
今後やること
- スタートアップ系の ProductOwer の困りごと編を作る
他力本願なこと
- Claude 以外の LLM、chatGPT や Gemini でどうなるのかは確認していません。
- おそらく、それなりのシナリオを生成すると予想しています。
- もしやってみた方がいらっしゃったら結果がどうだったかご連絡いただけるとありがたいです (_ _)
以上、文責:かとうひろし🐱
-
この辺り、ご専門の弁護士にお聞きしたいところです (^^) ↩︎
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