FramerAIを使ってみた — 1時間で「サイトのたたき台」から「公開」まで試した話
はじめに
前回は Framer 自体の優れている点を書きましたが、今回はその中でも FramerAI の Wireframer を実際に触ってみて、
- 何がどれだけ作れるのか
- 現場でのメリット・デメリット
- 実際に投げた英語プロンプトと出力の例
をまとめます。
FramerAI の機能はいろいろありますが、この記事では 「ページ全体のたたき台を AI に作ってもらう Wireframer」だけ に絞ります。
Figma もコードも書かずに、「1時間でたたき台から公開まで」どこまでいけるのかを試しました。
FramerAIのWireframerとは?
Wireframer は、Framer の中にある「AI にページの骨組みを作ってもらう機能」です。
- テキストプロンプトから、レスポンシブなページ構造(Desktop / Tablet / Mobile)を自動生成
- ヒーロー、特徴セクション、ギャラリー、問い合わせフォームなど、よくある構成を一気に並べてくれる
- 生成されたページは通常の Framer プロジェクトとして編集・公開可能
ざっくり言うと、
「レイアウトとセクション構成を AI に丸投げして、
自分はテキストと細部のデザインに集中する」
ための機能です。
今回やったこと(1時間の流れ)
1. 新規プロジェクトから Wireframer を起動
- Framer にログイン
-
New projectを作成 - 左の
Insertパネル →Wireframerを選択 - 右側に出る説明テキスト部分に、今回の 英語プロンプト を貼り付け

2. プロンプトを投げてページを自動生成
今回は「プロダクトデザイナーのポートフォリオLP」を題材にして、こんなプロンプトを投げました。
Create a clean, responsive portfolio landing page for a product designer.
Include a hero with name and short tagline, a project gallery grid (3 columns desktop, 1 column mobile),
an about section with profile photo and short bio, and a contact form.
Use a minimal modern aesthetic with ample white space and readable typography.
Generate desktop, tablet, and mobile breakpoints.数十秒待つと、
- Desktop / Tablet / Phone の 3 つのアートボード
- ヒーローセクション
- プロジェクトギャラリー
- About セクション
- Contact フォーム
までを含んだ 「それっぽい LP」 が一気に出力されます。
3. テキストと画像を自分用に差し替え
生成されたテキストやダミー画像はあくまでサンプルなので、
- 名前・肩書き・自己紹介文を自分のものに書き換え
- CTA ボタンの文言を「Get started」→「お問い合わせ」などに変更
- プロジェクトサムネイルを、自分の成果物のスクショに差し替え
といった最低限の修正だけを行いました。
この時点で、レイアウトはほぼ完成しているので「中身を入れ替えるだけ」でかなり見られる状態になります。
4. 余白とタイポグラフィを軽く調整
Wireframer の出力はかなり整っていますが、細かいところで気になる点も出てきます。
- セクション間の余白を少し広げたい
- モバイルで見たときの文字サイズを少し下げたい
- 日本語フォントに切り替えたい(例: Noto Sans JP)
Framer の右側パネルから、
- Stack の
GapやPaddingを微調整 - Text のフォントファミリー・サイズを変更
する程度で、30分もあれば「公開してよいレベル」まで持っていけました。
5. そのまま Publish して公開
最後に右上の Publish ボタンから、
- プレビュー URL を発行 → 自分だけで確認
- 必要ならカスタムドメインを設定して公開
まで試しました。
LP 1 本だけなら、Framer + Wireframer だけで本当に完結します。
実際に触って感じたメリット(Wireframer限定)
-
爆速でアイデアを形にできる
白紙の状態からページ構造が出るまでがとにかく早く、「ヒーローをどうしよう…」と悩む時間がゼロになります。 -
最初からレスポンシブ対応
Desktop / Tablet / Phone が同時に生成されるので、「あとでモバイル対応を…」という負債が減ります。 -
よくある LP の定番構成を自動で敷いてくれる
ヒーロー → 特徴 → 実績 → CTA → フッター…といった王道の流れが、考えなくても勝手に並ぶのはかなりラクです。 -
Framer プロジェクトとしてそのまま編集できる
一度生成してしまえば、以降は「普通の Framer として」編集・アニメーション・公開まで一気通貫で扱えます。
実際に感じたデメリット / 注意点(Wireframer限定)
-
細かな仕上げは自分でやる必要がある
アクセシビリティ(コントラスト、ラベル)、SEO(metaタグ)などは Wireframer だけでは完結しません。 -
ブランドの完全再現は難しい
ロゴルールやブランド固有のレイアウトを 100% 再現するわけではないので、「たたき台 + 人の目での微調整」は必須です。 -
生成結果はプロンプト次第
抽象的なプロンプトだと、無難で平凡な LP になりがちです。
後述のように、「目的・セクション・スタイル」を具体的に書くと精度が上がります。
Wireframer用プロンプト集(そのままコピペ可)
ここからは、実際に使った/テストした Wireframer 用の英語プロンプト を用途別に載せておきます。
Framer の Wireframer にそのまま貼って使えます。
1. ポートフォリオ用(プロダクトデザイナー)
Create a clean, responsive portfolio landing page for a product designer.
Include a hero with name and short tagline, a project gallery grid (3 columns desktop, 1 column mobile),
an about section with profile photo and short bio, and a contact form.
Use a minimal modern aesthetic with ample white space and readable typography.
Generate desktop, tablet, and mobile breakpoints.---

2. 近所のカフェ向けランディング
Generate a friendly, modern landing page for a neighborhood cafe called "Rose & Grain".
Include hero with large photo, opening hours, menu highlights, testimonials, a map section, and a newsletter signup.
Style: warm colors, rounded buttons, mobile-first layout.
Generate desktop, tablet, and mobile breakpoints.---

3. SaaS プロダクトのマーケティングLP
Create a marketing landing page for a SaaS called "FlowPulse" offering analytics dashboards.
Include hero with product screenshot placeholder, three key features with icons,
pricing overview, customer logos, and a CTA to start a free trial.
Keep the layout conversion-focused and responsive.
Generate desktop, tablet, and mobile breakpoints.---

Wireframer用プロンプトのコツ
Wireframer にプロンプトを書くときは、次の 4 点を入れておくと失敗しにくくなります。
-
目的を書く
- 例:
Create a marketing landing page to get free trial signups.
- 例:
-
必須セクションを列挙する
- 例:
Include: hero, features, pricing, testimonials, FAQ, contact.
- 例:
-
スタイルを言語化する
- 例:
minimal,playful,corporate,warm colors,dark modeなど。
- 例:
-
レスポンシブ対応を明示する
- 例:
Generate desktop, tablet, and mobile breakpoints.
- 例:
この 4 つを書くだけでも、いきなり精度が上がるのでおすすめです。
まとめ
FramerAI の Wireframer を 1 時間ほど本気で触ってみて感じたのは、
「Figma もコードも書かずに、“見せられるレベルのLPのたたき台” が本当に一瞬で手に入る」
ということでした。
もちろん、ブランド表現や細かな UI の詰め、アクセシビリティ対応などは、人間のデザイン力が必要です。
それでも、0→1 の「真っ白なキャンバス」と格闘する時間が丸ごと消えるのは、かなりインパクトがあります。
- アイデア検証用の LP
- プロトタイプとしてのプロダクトサイト
- 社内向けのコンセプト共有用ページ
など、「とりあえず形にしたい」シーンでは、Wireframer だけでも十分戦える と感じました。
この記事のプロンプトをそのままコピペして、自分のプロダクト版 LP を 1 本、ぜひ試してみてください。
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