10分で動く:MacでClaude Code Agent Teams(チーム機能)をtmuxで使う手順(非エンジニア向け)
デザイナー/PMなど「Terminalは触るけど、専門用語はよく分からない」みたいな非エンジニア向けに、Claude Code の チーム機能(Agent Teams) を使い始めるまでを、迷子になりにくい形でまとめました。
この記事はAIと一緒に書き、人間が調整しています。
この記事でできるようになること(読み終わったら)
- Agent Teams(セッションのチーム)を使えるようになる
-
tmux(画面分割)の中で
claudeを起動できる - よくある迷子(「どこのディレクトリに作った?」など)を回避できる
この記事は「まず動かす」を最優先にしています。細かい仕組みや高度な設定(
teammateMode固定など)は、必要になったら後でOKです。
基礎知識:
チーム機能(Agent Teams)って何?
Claude(AI)を「複数人チーム」にして並行作業させる機能です。
チーム機能実行中の実際の画面
- 1人ずつ考えるより速い: たとえば「調べる人」「手順を書く人」「抜け漏れチェックする人」みたいに分担できます
- 見落としを減らせる: チェック役が最後に確認してくれるので、手順の抜けや危険操作に気づきやすいです
- やり取りはいつも通り: 人(あなた)は最後に統合された回答(結論)を受け取り、必要なら追加指示できます
この手順では、チームの出力を見やすくするために tmux(Terminal分割ツール) も使います(必須ではないが見やすいのでおすすめ)。
0. 結論(何をすれば動くの?)
やること一覧
やることは大きく3つです。
- チーム機能のスイッチをONにする(環境変数を1行追加)
- (任意)画面を分割する道具を入れる(tmux)
-
作業フォルダに移動して、tmuxの中で
claudeを起動する
前提
本記事の前提となる作業環境は以下です。
- OS: macOS
-
作業フォルダ例:
~/Documents/agent-team-demo(Finderだと「書類」相当)
1. 準備:必要なもの
この手順で使うもの:
- Terminal(macOS標準の「ターミナル」アプリでOK)
-
Claude Code(
claudeコマンドが使える状態) - (任意)Homebrew(アプリを入れるための道具。tmuxインストールで使う)
「Claude Codeが入ってるか」だけ先に確認するなら、Terminalでこれを実行します:
claude --version
成功の目印: 2.x.x (Claude Code) みたいな表示が出ればOKです。
2. チーム機能をONにする(.zshrcに1行追加)
2-1. 何をしているの?
「チーム機能をONにするためのスイッチ」を、Terminal起動時の設定メモ(.zshrc)に書き足します。
補足: この手順は macOSの標準設定(zsh) を想定しています。
2-2. コピペで実行(2行)
Terminalでこの2行をそのまま貼って実行します。
echo 'export CLAUDE_CODE_EXPERIMENTAL_AGENT_TEAMS=1' >> ~/.zshrc
source ~/.zshrc
2-3. ONになったか確認(1行)
echo $CLAUDE_CODE_EXPERIMENTAL_AGENT_TEAMS
成功の目印: 1 が出ればOKです。
もし空っぽなら:別のTerminalを開き直して、もう一度
echo $CLAUDE_CODE_EXPERIMENTAL_AGENT_TEAMSを試してください。
3. (任意)画面を分割する道具「tmux」を入れる
3-1. tmuxって何?
一言でいうと、1つのTerminal画面を“分割”して使えるようにする道具です。
Claude Code のチームを動かすとき、複数人の動きを同時に見やすくなります。
検索でよく出てくる言葉:
split panes(画面分割) /in-process(同じ画面内で切り替え表示)
3-2. インストール(コピペ)
brew install tmux
tmux -V
成功の目印: tmux 3.x のような表示が出ればOKです。
もし
brew: command not foundと出たら:Homebrewが未インストールです。ここだけエンジニアに頼むのが早いです(または公式のHomebrew手順に沿ってインストール)。
4. 作業フォルダに移動する
僕はここで迷子になりました。結構注意かも。
4-1. よくある混乱:「書類」フォルダってどこ?
Finderでは「書類」と見えていても、Terminal上では多くの場合 ~/Documents です。

今回の例だと、作業フォルダはこうです:
~/Documents/agent-team-demo
4-2. まだフォルダを作っていない場合(どっちかでOK)
非エンジニアの方は、まだ agent-team-demo フォルダ自体が無いことがあります。
-
方法A(Finder): Finderで「書類(Documents)」の中に
agent-team-demoフォルダを作ってください - 方法B(Terminal): これをコピペ(途中のフォルダもまとめて作れます)
mkdir -p "$HOME/Documents/agent-team-demo"
4-3. まず移動してみる(コピペ)
cd "$HOME/Documents/agent-team-demo"
成功の目印: 何も表示されず、次のプロンプトが出ればOKです(エラーが出なければOK)。
4-4. もし「どこに作ったか分からない」場合(検索コマンド)
フォルダ名から場所を探すには、これを実行します。
mdfind "kMDItemFSName == 'agent-team-demo'"
成功の目印: .../Documents/agent-team-demo みたいな「場所(パス)」が表示されます。出てきた場所をそのまま cd します:
cd "/Users/あなたのユーザー名/.../agent-team-demo"
重要:
mdfindの結果(パス)は、コピーして 必ずcd "ここに貼る"の形で使ってください(ダブルクォート付き)。
パスにスペースや日本語が入っている場合に、ダブルクォート無しだと失敗しやすいです。
ここまでの作業状態
5. tmuxを起動して、Claude Codeを動かす(コピペ)
5-1. tmuxセッションを作る
tmux new -s agent-demo
成功の目印: 画面が切り替わって、下の方に横長のバー(tmuxのステータス)が出ます。
もし「もう同じ名前がある」と言われたら、代わりにこれで入れます:
tmux a -t agent-demo
5-2. tmuxの中で claude を起動
claude
ここまでで、チーム機能が使える状態になります。
6. Claudeに「チームを作って」と頼む
このテンプレを、そのままClaudeに貼ってOKです。
テンプレA:まずは“動作確認”(最短)
最初はこれがおすすめです。
「何について?」が入っているので、Claudeが追加質問せずに進みやすいです。
Agent Teams でチームを作ってください。
目的は「このmacOS環境で、tmuxの中でclaudeを起動してAgent Teamsが動く」ことの動作確認です。役割は3つです:
- 調査役:前提条件(必要コマンド/確認方法)を整理する
- 手順役:コピペで実行できる手順を作る(成功の目印つき)
- チェック役:つまずきポイント(例:書類=Documents、tmuxセッション衝突など)をチェックして追記する
作業フォルダは
~/Documents/agent-team-demoです。
最後に「この手順どおりにやればOK」という1つの手順に統合してください。
テンプレB:まずはシンプル(3人・最小)
Agent Teams でチームを作ってください。
役割は3つです:
- 調査役:まず状況を整理して、必要な情報を集める
- 手順役:具体的な操作手順を作る(コピペできる形)
- チェック役:抜け漏れや危険な操作がないか確認する
それぞれ並列で進めて、最後に1つにまとめてください。
テンプレC:あなたの業務用に置き換える(テンプレ)
動作確認の次は、このテンプレを使うと「実務に持ち込むハードル」が下がります。
(ここを埋める) の部分だけ置き換えて、そのまま貼ってください。
Agent Teams でチームを作ってください。
対象タスクは「(ここを埋める:例:新しいプロジェクトのセットアップ手順を作りたい)」です。
成果物は「コピペ手順」「チェックリスト」「つまずきFAQ」です。
前提は「macOS / Terminal / (必要ならtmux)」です。役割は3つです:
- 調査役:必要情報と前提の整理(足りない情報があれば質問する)
- 手順役:具体手順(成功の目印つき)
- チェック役:抜け漏れ・リスク確認
最後に、成果物を1つに統合してください。
補足テク:作業場所(フォルダ)を伝える(迷子防止)
Claude は、あなたのTerminalの「今いるフォルダ」を把握する能力を持っていますが、明示的に伝えると認識違いが防げます。
ファイルを探す/手順を作る系の依頼では、最初にこれを1行足すだけで、やり取りが減ります。
いまTerminalの作業場所は
~/Documents/agent-team-demoです。
例えばテンプレAやCの冒頭に、この1行を足してから依頼するとスムーズにいくことがあります。
やってみよう
準備できたら、
動かしてみましょう。
もう動かしてみましたか?まだであれば、上記のコピペで動きます。
まずは動かして体験してみることが重要です。とにかく動かしてみましょう。もし失敗したら本記事に戻ってきてやり直せばOKです。
実践
上記をやってみると、このように、どう作業するか聞かれると思います。好みにあわせて選択すればよいですが、テンプレAは実験なので、"Yes, and always allow access to agent-team-demo/ from this project" を選択します。↓

進むと、たびたび"Do you want to proceed?(XXをやっていいですか?)"などと聞かれるので、よく読んでYesと回答していきます。
入力・送信してtmuxで画面分割された状態
画面分割された時、選択肢を選べない(入力が効かない)場合
tmuxで画面分割されると、エージェントが質問してきたペインと違うペインにフォーカスが移ることがあります。つまり 「質問が出ているペイン」と「いま入力しているペイン」が違う状態です。
こういう時は、まず、質問(選択肢)が表示されているペインにフォーカスを戻さなければなりません。
手順(キーボードで移動)
-
Ctrl + bを押す(同時押しではなく、押してから離す) - 次のどれかで、質問が出ているペインへ移動
-
← / → / ↑ / ↓(矢印) -
o(次のペインへ移動)
-
- 質問が出ているペインで
1→Enter(例:Yes)
どのペインが質問のペインか分からない場合
-
Ctrl + b→qを押すと、ペイン番号が一瞬表示されます(それを見ながら移動)
マウスでクリックして切り替えたい場合(任意)
-
Ctrl + b→:(コロン) →set -g mouse on→Enter
これでペインをクリックしてフォーカス移動できます。
作業中の様子
作業中の様子(後半)
作業完了すると、自動でチームを解散して完了してくれます。↓
完了報告とチームのクリーンアップされた状態
FAQ
tmuxは必須ですか?
必須ではありません。
ただ、複数人の動きを同時に見たいなら tmux が便利です(画面分割できるので)。
teammateMode は設定しないといけませんか?
基本は不要です。まずは tmux の中で claude を起動してみてください。
それでも表示が意図通りにならない時だけ、公式ドキュメントの teammateMode 設定を見ればOKです。
Finderの「書類」フォルダと、Terminalの Documents は同じですか?
多くの場合は同じです。
Finderで「書類」に見えている場所は、Terminalでは ~/Documents になっていることが多いです。
cd がどうしても通りません
まずは場所を探します。
mdfind "kMDItemFSName == 'agent-team-demo'"
出てきたパスを、そのまま cd "..." してください(ダブルクォート重要)。
tmuxを「閉じずに」一旦戻るには?(デタッチ)
- キー操作:
Ctrl + bを押してから、d
成功の目印: もとのTerminal画面に戻ります(tmuxは裏で動き続けます)。
tmuxに戻るには?(アタッチ)
tmux a -t agent-demo
tmuxを終えるには?
tmux内で以下を実行します。
exit
tmuxが起動したか不安です
画面下に横長のバー(tmuxのステータス)が出ていれば、tmuxの中です。
tmuxのセッション名が衝突します(同名があると言われる)
既にあるセッションに入ればOKです。
tmux a -t agent-demo
画面が分割されません(Agent Teamsの見え方が想定と違う)
まずは「tmuxの中で claude を起動」できているか確認してください。
それでも意図通りにならない時だけ、公式ドキュメントの teammateMode を参照すると早いです。
画面分割された後、Ctrl + b を押して離しても、o や矢印が効かずフォーカスが移動しない
よくある原因がいくつかあります。上から順に試してみてください。
原因1:そもそも tmux の中にいない
- tmux の中にいると、画面下に横長のバー(ステータス)が出ます。
- バーが無い場合は tmux の外なので、次で戻れます(例):
tmux a -t agent-demo
原因2:いま入力している場所(ペイン)にフォーカスが無い
- まず、Terminalのそのペインを一度クリックしてから、もう一度
Ctrl + b→(離す)→oを試してください。
原因3:特殊なモードに入っている(例:コピーモード)
- 画面がスクロールできる状態になっていたり、キーがいつもと違う挙動のときは、まず
qを押して抜けてから再度試してください。
どうしても直らない時(裏ワザ:tmuxの外からマウス操作をONにする)
Ctrl + b が不安定でも、別のTerminal(tmuxの外)から次を実行すると、クリックでペインを切り替えられるようになります。
tmux set -g mouse on
これで、ペインをクリックしてフォーカス移動できるようになります。
用語ミニ辞典(最小)
- Terminal: 黒い画面に文字で操作するアプリ(macOS標準の「ターミナル」を指していますが、Cursor内蔵のターミナルやGhosttyなど他のアプリでもよい)
- コマンド: Terminalに貼って実行する命令文
- 環境変数: 機能のON/OFFスイッチみたいなもの(今回はチーム機能をONにする)
-
.zshrc: Terminal起動時に読まれる設定メモ(~/.zshrc) - Homebrew(brew): macOSでアプリ/道具を入れるための「インストーラー」みたいなもの
- tmux: Terminal画面を分割したり、作業を裏で動かし続ける道具
- セッション: tmuxの「作業部屋」みたいなもの(名前で再接続できる)
- デタッチ / アタッチ: tmuxを「一旦離れる / 戻る」操作(作業を止めずに離席できる)
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