【完全無料】Claude CodeをLocal LLMで実行してみる
tl;dr
- Ollamaを使うと、Claude CodeをLocal LLM経由で無料実行できます
-
ANTHROPIC_BASE_URLを差し替えることで、Claude Codeは公式API以外とも通信可能です - m2 MacBook Air(16GB)+
qwen2.5-coder:7bでも一応動作します - ただし、実用レベルかというとかなり厳しいのが正直なところです
はじめに
Claude Codeを触っていて、「これ、ローカルのLLMで動かせないのかな?」と思ったことはありませんか?
公式にはAnthropic APIを前提としていますが、実は Ollamaを使うことでLocal LLMに差し替えて動かすことが可能です。
本記事では、Ollama公式ブログおよびドキュメントを参考にしつつ、
Claude CodeをLocal LLMで“無料で”動かす手順について解説していきます。
参考にした情報源は以下です。
前提環境
今回検証した環境は以下の通りです。
- MacBook Air (M2)
- メモリ: 16GB
- macOS: 最新版
- Homebrew インストール済み
全体構成
Claude CodeをLocal LLMで動かす流れを図にすると、次のようになります。
つまり、Claude Codeが「Anthropic APIだと思って」アクセスしている先を、
OllamaのHTTPサーバーにすり替えるという仕組みです。
1. Ollamaをインストールする
まずはOllamaをインストールします。
Macの場合は、公式サイトからインストーラをダウンロードするのが簡単です。
インストール後、以下のコマンドでOllamaを起動します。
ollama serve
- Ollamaはデフォルトで
http://localhost:11434にHTTPサーバーを立てます - Claude Codeからは、このエンドポイントを利用します
2. モデルをダウンロードする
次に、Local LLMのモデルをダウンロードします。
今回は比較的軽量でCoder向けの qwen2.5-coder:7b を使用します。
ollama pull qwen2.5-coder:7b
- 本来は
qwen3-coderが理想ですが、現実的に7Bモデルを選択しています - メモリ16GB環境では、このあたりが限界に近いです
ダウンロード済みモデルは、以下で確認できます。
ollama list
↓出力結果
NAME SIZE MODIFIED
qwen2.5-coder:7b 4.7GB just now
3. Claude Codeをインストールする
続いて、Claude Code本体をインストールします。
Homebrewを使うと簡単です。
brew install --cask claude-code
- 公式CLIなので、特別な設定は不要です
- 通常はAnthropic APIキーが必要ですが、今回は後述の方法で回避します
4. Claude CodeをLocal LLMで実行する
いよいよ本題です。
環境変数を設定し、Claude Codeの接続先をOllamaに差し替えます。
export ANTHROPIC_AUTH_TOKEN=ollama
export ANTHROPIC_BASE_URL=http://localhost:11434
claude --model qwen2.5-coder:7b
-
ANTHROPIC_AUTH_TOKENは形式上必要なだけなので、値は何でも構いません -
ANTHROPIC_BASE_URLを差し替えるのが最大のポイントです -
--modelでOllama側のモデル名を指定します
これで、Claude CodeがLocal LLMと通信する状態になります。
実際に使ってみた感想
結論から言うと、正直かなり厳しいです。
- 単純なコード補完や短い質問なら動きます
- 複数ファイルを跨ぐリファクタリングはほぼ無理です
- 思考が途中で破綻するケースも多いです
つまり、Claude Code本来の体験とは別物と考えた方がよさそうです。
まとめ
- Ollamaを使うと、Claude CodeをLocal LLMで無料実行できます
-
ANTHROPIC_BASE_URLを差し替えるだけで動作するのは仕組みとして面白いです - m2 MacBook Air(16GB)+ 7Bモデルでは、実用性はかなり限定的です
- スペックを上げて、より大きなモデルを使えば可能性はあるかもしれません
個人的には、「Claude Codeの内部構造を理解する実験」としては非常に面白い体験でした。
実務利用というより、技術検証や好奇心を満たす用途として試してみるのがおすすめです。
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