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DeepwikiをClaude Codeに接続してみる

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This Article is written in Cursor.

AnthropicのClaude Codeは、MCPサーバーを通じて様々な外部ツールと連携できる強力なAIアシスタントです。今回は、GitHubリポジトリの詳細な情報を取得できるDeepwiki MCPサーバーをClaude Codeに接続してみました。

Deepwiki MCPとは

Deepwikiは、GitHubリポジトリの内容をAIが理解しやすい形でインデックス化し、質問応答形式でリポジトリの情報を取得できるサービスです。MCP(Model Context Protocol)サーバーとして提供されており、Claude CodeやClaude Desktopなどで利用できます。

主な機能

  • GitHubリポジトリのドキュメント構造の取得
  • リポジトリ内容の詳細な検索
  • 自然言語でのリポジトリについての質問応答

公式サイト:https://mcp.deepwiki.com/

Claude Codeとは

Claude Codeは、Anthropicが提供するCLIベースのAIコーディングアシスタントです。ターミナルから直接Claude AIとやり取りでき、MCPサーバーとの連携により機能を大幅に拡張できます。

前提条件

  • Claude Codeがインストール済み
  • Node.js環境(npxコマンドが使用可能)
  • インターネット接続

設定手順

1. 現在のMCP設定を確認

まず、現在Claude Codeに設定されているMCPサーバーを確認します:

claude mcp list

2. Deepwiki MCPサーバーを追加

Deepwiki MCPサーバーを追加します。重要:SSEエンドポイントを直接指定するのではなく、mcp-remoteパッケージを使用する必要があります。

claude mcp add deepwiki npx mcp-remote https://mcp.deepwiki.com/sse

3. 設定の確認

正しく追加されたかを確認:

claude mcp list

以下のような出力が表示されれば成功です:

deepwiki: npx mcp-remote https://mcp.deepwiki.com/sse

詳細な設定情報も確認できます:

claude mcp get deepwiki

実際の使用例

Claude Codeセッションを開始してDeepwikiを使用してみましょう:

claude --print "利用可能なツールを確認してください"

成功すると、以下のようなDeepwiki専用ツールが利用可能になります:

  • mcp__deepwiki__read_wiki_structure - リポジトリの構造を読む
  • mcp__deepwiki__read_wiki_contents - ドキュメント内容を読む
  • mcp__deepwiki__ask_question - リポジトリについて質問する

GitHubリポジトリについて質問する例

claude --print "deepwikiを使って、microsoft/vscodeリポジトリについて「このプロジェクトの主な機能は何ですか?」と質問してください。"

初回使用時は、MCPツールの使用許可を求められます。これは正常な動作です。

トラブルシューティング

問題1: 「Status: ✘ failed」と表示される

症状

│ Deepwiki MCP Server                                                                    │
│ Status: ✘ failed                                                                       │
│ Command: https://mcp.deepwiki.com/sse

原因
SSEエンドポイントを直接コマンドとして指定しているため。

解決方法
間違った設定を削除して、正しい方法で再追加:

# 間違った設定を削除
claude mcp remove deepwiki -s local

# 正しい方法で再追加
claude mcp add deepwiki npx mcp-remote https://mcp.deepwiki.com/sse

問題2: リポジトリがインデックス化されていない

症状
特定のリポジトリについて質問しても「見つからない」と回答される。

解決方法
Deepwikiでリポジトリを事前にインデックス化する必要があります:

  1. https://github.com/owner/repohttps://deepwiki.com/owner/repo に変更してアクセス
  2. メールアドレスを入力してインデックス化をリクエスト
  3. 10-15分待機
  4. インデックス化完了のメール通知を確認

他のクライアントとの設定比較

参考として、他のMCPクライアントでの設定方法:

Claude Desktop

{
  "mcpServers": {
    "deepwiki": {
      "command": "npx",
      "args": ["mcp-remote", "https://mcp.deepwiki.com/sse"]
    }
  }
}

Cursor

{
  "mcpServers": {
    "deepwiki": {
      "url": "https://mcp.deepwiki.com/sse"
    }
  }
}

まとめ

DeepwikiをClaude Codeに接続することで、GitHubリポジトリの詳細な情報を自然言語で取得できるようになります。特に大規模なプロジェクトのドキュメントを理解したい場合や、新しいリポジトリの概要を素早く把握したい場合に非常に有用です。

ポイント

  • SSEエンドポイントにはmcp-remoteパッケージ経由でアクセス
  • 初回使用時にはツール使用の許可が必要
  • リポジトリの事前インデックス化が必要な場合がある
  • Claude Code固有のMCPコマンド(claude mcp)を活用

Claude CodeとDeepwikiの組み合わせにより、より効率的なコード理解とドキュメント検索が可能になります。ぜひ試してみてください!

参考

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