🤖

AI サービス何に課金する?してる?

に公開

はじめに

この記事にアクセスしてきた方は、おそらく様々な場面で AI を使いこなしている AI ヘビーユーザーだと思います。この記事では、2025 年の総括として、著者が使用して本当に良かったと思える AI サービスを改めて紹介します。 但し、この記事においてはコスパも非常に大切にしています。 会社に所属するエンジニアであれば、AI の使用料金は会社から出るのが一般的だと思いますが、とはいえ趣味・副業などでコーディングする際にも AI は今や必須です。その時に何も AI を使えないとなるとあまりにもビハインドが大きいので、コスパは非常に大切です。みなさんが知っているサービスも非常に多いとは思いますが、改めて自分が使っているサービスを紹介し、なぜこれを自分が使っているかを改めて記載したいと思います。

スタンス

サービスを紹介する前に、選択の根拠となりうる著者のスタンスを紹介します。 基本的に、AI サービスは必ず月額課金をして、課金したタイミングで次回の自動継続の設定を切っておきます。 これは一見面倒ですが個人的には意味があって、毎月 ちゃんとそのサービスに今も価値があるか?を問うため です。昨今の AI サービスはご存知の通り非常に移り変わりが速く、様々なサービスが台頭しています。なので、本当に価値があるのか? ひいては自分は AI のパワーを開発で引き出せているか? を確認するためです。あと、ここも個人差が非常に大きいところだと思いますが、自分は月 2 万程度が AI サブスクの課金目安 にしています。以前は 1 万までにしたいと思っていたのですが、かなり難しく最近はその値段が自分の目安になっています。

開発スタイルとしては、Vibe Coding はそれなりにするという感じで、AI に食わせる下地の実装を自分である程度行った後に、それを真似る形で量産を AI に任せたり、テストの作成など面倒な部分を任せるケースが多いです。また、バグの修正など知識があれば一発でなんとかなる場面については AI に任せるケースが多いです。基本的に IDE 上でコーディングをしていて、CLI ツールはあまり積極的に使用しません。開発対象は様々で、主に Kotlin, Swift, TypeScript, Go の 4 言語が多いです。 Kotlin は Android ではなくサーバーサイドの文脈だったり、KMP の文脈で使用しています。

契約しているサービス

ここからは、著者が今現在契約しているサブスクサービスを記載します。

ChatGPT Plus ($20/month)

https://chatgpt.com/

言わずもがな、大御所の OpenAI の AI サービスです。ChatGPT を世に出し、LLM の火付け役となったサービスです。2025 年末としてはやや他サービスに比べると勢いが無いようにも感じますが、個人的には 調べものをする際に一番良く使用しています。 理由は簡単で今は ChatGPT 5.1 Thinking を良く使用していますが、 根気強く検索し・考えて回答を出してくれることを評価しています。 他のサービスももちろん試してはいるのですが、その中でも特に一番しっかり根拠を持って答えてくれると感じています。一方で、その回答時間の遅さは少しネックではあります。自分としては遅くとも間違いない根拠のある回答に重きを置いているので、ChatGPT は重宝しています。

また、Codex の存在も個人的には非常に大きいです。Codex といっても自分は主に Codex Web のみを用いており、リモート環境での自動操縦型のコーディングエージェントとして Codex を用いています。Codex は実行環境にややクセがあって使いにくい部分もありますが、設定できれば比較的高精度で指示した内容を実装してくれて、それがスマートフォンとかからでも比較的指示しやすいので重宝しています。以降にも似たような機能を持つサービスを紹介しますが、著者はこのタイプの AI コーディングエージェントに対して未来を感じており、常にウォッチしています。

動画生成 AI の Sora は面白いですが個人的にはまだ活用方法を思いついてはいません。(API 経由だと非常に値段が高価になってしまうので、ウォーターマーク入りの非商用の動画となると、まあ遊びぐらいしかできないです) Atlas については、活用方法を検討したいなと考えています。どこまで深いタスクができるかを検討したいと考えています。(例えば Web の管理ツールの操作を自動化したりなど)

Cursor Pro ($20/month)

https://cursor.com/ja

こちらも非常に有名な AI サービスで、VSCode フォークの IDE と共に質の高い AI コーディング機能を提供してくれるサービスです。 自分はもっぱらこの Cursor がメインのエディタになっています。 この手のサービスだと一般的に良く比較されるのは Claude のプランに含まれる Claude Code だと思います。Claude Code は CLI ツールで、VSCode などに向けた拡張機能を提供していて、それで操作とかも可能なのですが、個人的にはその コーディングエージェントの UI を含めた全体的な操作感が Cursor の方が優れている と感じています。モデルについては Claude の Opus や Sonnet を用いることも出来ますし、タスクに対しての処理については両者に決定的な差はないと感じています。(与えているプロンプトは両者とも非常に優れていると思います)

具体的に何処が優れているかというと、Agent に対して段階的に指示を与えると思うのですが、過去に遡ってやり直しをするときに、やり取りのコメントから revert ができたり、変更が入っているファイルの一覧を修正後に出してきたり、など Claude Code の VSCode 拡張が出る前から作られていたこともあって、その全体的な完成度が個人的に非常に心地よく使い続けています。Windsurf、Amazon の Kiro、Google の Antigravity など、Claude Code 以外にも IDE 統合という側面でも競合他社は非常に多いですが、個人的にはまだ Cursor が一つ抜けていると感じているので使い続けています。Antigravity は非常に出来が良いので、移行しようか悩んでいるんですが、まだ登場したばかりで、かつある程度無料で使えるので、今はたまに使いつつ様子見という段階です。

Devin Core ($20/month)

https://devin.ai/

こちらは、ChatGPT の欄で記載した、 自動操縦型のコーディングエージェントの先駆けとして登場した AI サービス です。Codex との違いはその性能にあります。 Devin は複数のレポジトリを跨いだ実装なども可能で、かつ Playbook という指示書を作成して、指示に追加することで、今やりたい実装に対して簡単に開発背景を与えることができます。また、今は結構他でもありますが、Slack 連携も非常に便利で、またその見せ方も非常に洗練されています。タスクの完遂能力も他に比べても秀でていて、先駆けとして実装してきたその積み重ねが遺憾なくその性能に発揮されています。

自動操縦型のコーディングエージェントは昨今様々なものが登場してきていて、Codex や Google の Jules などがあります。その中でも Devin は頭一つ抜けた性能と使い心地をしています。(実は先の Cursor も同じような機能はあるのですが、この分野についてはまだ未熟です。また、Claude Code Actions なども存在しますが、一旦実行環境も提供してくれるサービスを対象にしています)

しかし、この Devin にも欠点はあります。そうです、お値段です。 $20/month と記載していますが、そこに付帯される $20 分の ACU (Devin で扱われる使用量の単位) は割と一瞬で使い果たします。そこから先は従量課金で、正直個人として使う分には高額と言えるでしょう。そのため、自分はタスクをお願いする時に、Devin、Codex、Jules を使い分けています。複数のレポジトリを跨ったり、コンテキストが複雑なタスクの場合は Devin に、シングルタスクで汎用的なタスクに対しては Codex で、Codex の使用上限がきてしまった場合には Jules でという流れです。どれもそれなりに使い勝手の良いサービスなので、この使い分けで今はなんとかなっています。正直、Codex とか Jules がもっと進化してくれたら Devin 辞められるのになぁ、とは思います。

Midjourney (Nijijourney) Standard ($30/month) or Pro ($60/month) Plan

https://www.midjourney.com/home

コーディングとは少し変わって、画像生成 AI の有名サービス です。Midjourney は登場した当初から、他とは一線を画す非常に繊細な画像を生成する ことで有名で、一般に配布されている Stable Diffusion 系のモデルでは比べ物にならない程素晴らしい画像を生成してくれます。数年経った今でもその優位性は (やや揺らいでは来ていますが) 変わりません。プランを2つ記載しましたが、生成する量によって契約を変えています。クリエイティブ系の生成については、生成する数が全てなので、多ければ多いほど良いものが出てくる可能性が増えます。なのでケチるのは微妙です。

競合として挙げられるのは、Google の Nano Banana Pro があります。しかし個人的には Nano Banana Pro はクリエイティブ向けの方向性が異なります。Midjourney は非常に想像性豊かで、現実にはありえないような世界観だったり、緻密な描写に長けています。一方で Nano Banana Pro はビジネスユースに特化していて、プロンプトに忠実で、しっかりと指示したものを描画することに長けています。なので、使い分けるのではなくどちらも使うのが割と最新のトレンドだったりします。Midjourney で先にクリエイティブな世界観を作成した上で、その画像を Nano Banana Pro や、オープンソースだと Qwen-Image-Edit に食わせて文字入れを行ったり、細部を修正したりします。

また、Midjourney には忘れてはならない存在 Nijijourney が付帯サービスとして付いてきます。この Nijijourney は Midjourney をイラスト特化にさせたもので、Midjourney 譲りの非常に想像性豊かな繊細なイラストを出力してくれます 。これも一般に配布されている Stable Diffusion 系のモデルでは実現できないテイストを表現できる唯一のサービスになっています。AI イラストの殆どは Stable Diffusion モデルから作成されていて、パリッとした画作りだったり、キャラクターの肉感が強めに出ていたりと、AI であることが前面に出てしまうのですが、Nijijourney はそこの調整も強く、パリッとしたスタイルを避ければ、AI っぽさが前面に出にくいところも非常に良いポイントです。

また、最近出力した画像に対して動きをつける動画作成機能も実装されたのですが、精度としてはやや微妙です。この分野で言えば、Sora が全体的に良すぎて、動画生成 AI は総崩れしているイメージが少しあります。Wan が食らいついている感はありますが、それ以外はほぼ絶望的です。Wan はオープンソースのモデルも出しているので、その意味では差別化出来ていますが、ペイしているかは微妙。

(番外編) 契約しようか迷っているサービス

番外編として少しだけ、有用そうな契約しようか迷っている AI サービスについて記載します。

Google AI Pro (2900 円/month)

https://one.google.com/intl/ja_jp/about/google-ai-plans/

言わずもがな Google の AI サービスパッケージです。契約しているサービスの欄で幾つか Google 製の AI サービスの話が上がっていたと思いますが、これ全部 Google AI Pro に含まれていて、非常にコスパが良い AI サービスになっています。しかし中途半端であることも事実で、また無料でもある程度使えてしまうのでまだ個人的にはいいかなと思いつつ悩んでいるサービスです。使ってみればハッピーにはなりそうだけど、という感じ。Antigravity もある程度無料で使えるし、Jules も毎日 15 タスク無料で使用できます(但し Gemini 2.5 なので頭はそこまで賢くない)。

Antigravity や Jules の無料のレート制限がきつくなったり、使用感が向上したらおそらく契約するんじゃないかと思います。Nano Banana Pro や動画生成 AI の Veo には個人的には惹かれないし、Notebook LM もそこまで使う用途がないので、個人的にはもう少し Google には背中を押してほしい。Google ならもっとやれるはずだ!

(番外編) 契約をやめたサービス

番外編として少しだけ、契約を辞めてしまったんですが、場合によっては再開もありえる AI サービスについて記載します。

Replit Core ($25/month)

https://replit.com/

Replit は AI コーディングエージェントサービスですが、**大きな特徴として開発用のコーディング環境だけではなく、動作環境も提供してくれています。**そのため、エージェントの実行毎に動作環境を見ることが出来て、その挙動を手元で確認してデバッグすることができます。また、Vibe コーディングに寄っていて、プロジェクトのセットアップから DB を作って接続したり、その上で動作環境まで提供してくれる一気通貫した Vibe コーディング環境を提供してくれます。また、iOS アプリも存在し、動作環境をモバイル上から確認して指示を出すといった、モバイルからの開発体験もこの Replit の強みといえます。

自分がこの AI サービスが合わなかった理由は、Vibe コーディングに寄っていたというのが第一の理由です。既存プロジェクトの import がちょっと面倒でした。基本的には技術選定などは Vibe でしたくないしデプロイ先の環境も別でしっかりしたものを用意したいです。(もちろん Replit は GitHub のレポジトリをゴニョゴニョするだけなので、それもできます) あと iOS のアプリの体験が思ったより微妙で、アプリ内のブラウザだと next.js のプロジェクトがうまく動作しなかったのが個人的には致命的でした。また、next.js のビルドに非常に時間がかかり、開発環境として与えられるマシンスペックが非常に貧弱だったのも、最終的な決め手になりました。(指示が終わった後数分待たないと確認できないとか、かなり厳しい)

とはいえ、個人的にはまだまだ伸びしろがあるサービスだと思っていて、ここらへんの問題が解消したら、また一度サブスクしてみてもいいかなと思います。モバイルでの開発体験は結構大事だと思っていて、出先で指示しても、それがちゃんとしたものか確認する手段がないというのが、自動操縦型のコーディングエージェントの欠点の一つだと感じていて、それに動作環境まで与えることで手元で確認できるようにしちゃおうというのは非常に理にかなっているように見えます。ちゃんと良くなって欲しいと思ったサービスだったのでここに記載しておきます。

まとめ

結構メジャーなものばかりでしたが、参考になったでしょうか? AI サービスを利用する上で、今やコスパも非常に大切な条件になっていると思うので、皆さんの使える予算の範囲内で、サービスを選定してみてください。一ヶ月あたりが安いからといって、一年契約すると、後半殆ど使わないみたいな話もあるかもしれないので、まずは一ヶ月だけ契約してみるというのがお勧めです。ここで記載した以外にも、山程 AI サービスがあるので、是非皆さんが契約しているサービスを教えて下さい!

Discussion