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生成AI周りでキャッチアップしたことをまとめる

2025/01/31に公開

1月の中旬からLLMを使った機能の開発をやるチームになったので、その中でキャッチアップしたことをまとめておく。

「生成AI」と「LLM」の言葉の違い

正直最初は違いが分かっておらず、「生成AI」とずっと言っていたのですが、調べてみると、今回の開発で利用するのは「LLM」であることが分かりました。

ちなみに、タイトルでは認知度の高い「生成AI」と書いていますが、「LLM」を使った開発なのでそんな感じで使い分けてます。(認知度の理由で、Bizサイドとのコミュニケーションや顧客向け資料等では、「生成AI」でもいいのかなと思います。)

生成AI ( Generative AI )

  • テキスト/画像/動画/音楽 など複数モダリティを扱う生成技術全般
  • 代表例:Stable Diffusion(画像生成)、Sora(動画生成)
  • 自然言語処理以外の生成技術を含む

LLM ( Large Language Model )

  • 自然言語処理に特化した大規模言語モデル
  • 代表例:GPT-4、Claude、Gemini
  • テキスト生成/要約/翻訳など言語タスク限定

LangChain

LLM を活用したアプリケーション開発を効率化するオープンソースフレームワークのこと。
プロジェクト初期に既にLLMを使った開発をしてるチームに話を聞きに行った際に、LangChain が会話の中で多発して「LangChain ってなに?」となった記憶があります。

どういうものかの説明はこの辺りに任せる。
https://github.com/langchain-ai/langchain
https://www.ibm.com/jp-ja/topics/langchain

ちなみに、LangChain は、Python 意外の言語でもあります。(あくまで Python がデファクトスタンダードですが)
https://github.com/langchain4j/langchain4j
https://github.com/langchain-ai/langchainjs

実験的にやってるのはこの辺り。
https://github.com/tmc/langchaingo
https://github.com/Abraxas-365/langchain-rust
https://github.com/tryAGI/LangChain

Lang Smith

LLMアプリケーション開発のライフサイクルを支援するプラットフォームのこと。
プロンプト改善や評価・監視機能等が使えて、一番分かり易いユースケースだと複数プロンプトのパフォーマンス比較ができます。

1ユーザー$39/月なので安くはないけど、Prompt Flow より使い易いとビジネスサイドから好評でした。
https://www.langchain.com/langsmith

LLMLingua

Microsoftが開発したプロンプトを圧縮するオープンソースツール。
最大20倍の圧縮率を実現するらしい。日本語もちゃんと対応できたら費用削減になりそう。
https://github.com/microsoft/LLMLingua

Technology Radar

Thoughtworks が発表している技術トレンドの調査結果。
LLM に特化してるわけじゃないけど、技術的に何か面白いことできないか探す時に使った。(LLMLinga も Technology Radar で見つけた。)
https://www.thoughtworks.com/radar

Lite LLM

異なる LLM を単一インターフェースで統合するオープンソースライブラリ。
Lang Chain ほど多機能なライブラリじゃなくて、LLM を呼び出しをいい感じにしたい、というときに使える。
https://www.litellm.ai/

Proxy Server 経由で使えば、Python じゃなくてもいい。
https://github.com/BerriAI/liteLLM-proxy

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