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無料でSigmaを体験できる「Sigma Public」が2026年5月19日ローンチ予定!ということで早速試してみた

に公開

日本時間2026年05月09日(土)未明、「Sigma Public」という取り組み、コンテンツが2026年05月19日にローンチ(一般公開)されることがSigma社のLinkedinを通じてアナウンスされました。

当エントリでは、この『Sigma Public』について"概要"及び"正式ローンチを前に実際に試してみた"内容を紹介したいと思います。

Sigmaとは

Sigma(Sigma Computing)は、クラウド上のデータをもとに分析や可視化を行うためのクラウドネイティブBIです。組織内のデータ活用を支える分析基盤として使われており、表計算に近い感覚でデータを扱いながら、チャートや各種コンテンツを作成できるプロダクトとして位置づけられます。

今回のSigma Publicは、そうしたSigmaの体験を、公開・共有・学習という文脈へ広げていく取り組みとして捉えると理解しやすいですね。

また、当エントリの本題である『Sigma Public』に関しては、SigmaのTOPページ最上部に関連リンクが展開されています。

Sigma Publicとは

上記Sigma Publicのサイトにて共有されている動画にてその概要が言及されているので、その内容を踏まえて紹介してみるとするならばこんな感じでしょうか。


https://www.sigmacomputing.com/events/sigma-public-waitlist


Sigma Public は、Sigma で作成したデータアプリケーションや可視化コンテンツを公開し、他のユーザーが公開したアプリを探索しながら学べる公開型プラットフォームです。

ユーザーは、キュレーションされた既存アプリを見て回るだけでなく、自分自身でもアプリを作成し、公開して他の人に触ってもらうことができます。

作成時には Sigma のサンプルデータベースを使うほか、CSV をアップロードしたり、空の入力テーブルから始めたりでき、チャートやコントロール、各種 UI 要素を組み合わせてアプリを構築できます。

体験は Sigma の workbook にかなり近く、公開したアプリはプロフィール上に表示できるため、学習用途だけでなく、自分のスキルや作例を見せるポートフォリオとしても活用できます。


また、Sigma Communityの投稿に、そのものズバリなアナウンスがありました。

コメント内にFAQとして幾つか説明テキストが含まれていたのでそれらを引用する形としたいと思います。

Q. Who is Sigma Public for?
(Sigma Publicは誰のためのものですか?)

Anyone who wants to build with data! Everyone from analysts, hobbyists, students, and the broader data community. You don’t need a data warehouse or a corporate account to get started.
(データを使って何かを構築したい人なら誰でも!アナリスト、趣味でデータを扱う人、学生、そしてより広範なデータコミュニティの人々まで、誰もが対象です。始めるのにデータウェアハウスや企業アカウントは必要ありません。)

Q. What can I build?
(何を作れるの?)

You can create, edit, and publish workbooks, using Sigma’s sample data or upload your own data with CSVs (up to 200 MB), use AI features, create input tables, and create actions.
(Sigmaのサンプルデータを使用したり、CSVファイル(最大200MB)で独自のデータをアップロードしたりして、ワークブックを作成、編集、公開できます。また、AI機能を使用したり、入力テーブルを作成したり、アクションを作成したりすることも可能です。)

Q. How is Sigma Public different from Sigma?
(Sigma PublicはSigmaとどう違うのですか?)

Sigma is our enterprise platform. It connects directly to your cloud data warehouse and includes governance, security, and admin controls built for teams working with real business data. Sigma Public is a free community space for building and sharing public work using the core workbook functionality.
If you’re evaluating Sigma for your team, start a free trial instead.
(Sigmaは当社のエンタープライズプラットフォームです。クラウドデータウェアハウスに直接接続し、実際のビジネスデータを扱うチーム向けに構築されたガバナンス、セキュリティ、および管理コントロールを備えています。Sigma Publicは、コアワークブック機能を使用して公開作業を作成および共有するための無料のコミュニティスペースです。チームでSigmaの導入を検討されているなら、まずは無料トライアルをお試しください)

Q. Do I need to be a Sigma customer or pay to use Sigma Public?
(Sigma Publicを利用するには、Sigmaの顧客になるか、料金を支払う必要がありますか?)

Nope. Anyone can sign up, and it’s free to build and publish.
(いいえ。誰でも登録できますし、作成も公開も無料です。)

Q. Is my data private on Sigma Public?
(Sigma Public上の私のデータは非公開ですか?)

No. Sigma Public is public by design. Everything you upload is stored on a shared connection, so keep sensitive, proprietary, or confidential data out of Sigma Public. For business data, you want enterprise Sigma.
(いいえ。Sigma Publicは設計上、公開されています。アップロードしたデータはすべて共有接続に保存されるため、機密情報、企業秘密、または秘密データはSigma Publicにはアップロードしないでください。ビジネスデータには、エンタープライズ版のSigmaをご利用ください。)

Sigma Public実践

コンテンツ探索

2026年05月20日にSigma Publicは一般公開され、誰でも利用出来るようになりました。下記URLより、Sigma Publicにアクセス可能です。

コンテンツ一覧を眺めてみます。公開されているアプリから公式がピックアップしている「注目のアプリ(Featured app)」、

また、「Most Popular app」と題して先日開催されたSigma Computingのカンファレンスイベント「Workflow 2026」で採り上げられたアプリが掲載されています。それぞれ別の切り口で任意のアプリを取り上げる形となっています。

その他アプリについては「More apps」「Even more apps」といったコーナーからアクセス出来る「Explore AI Apps in Sigma Public」のページから探索することができます。

アカウント作成〜ログイン

見るだけであればアカウント作成は不要ですが、実際にSigmaコンテンツを作成、共有する場合は別途Sigma Publicのアカウントを作成する必要があります。画面上の[Join Sigma Public]を押下し、

必要事項を入力してアカウントを作成。

作成後に改めてログインしてください。

ログイン後のプロフィールは[View Profile],[Account Settings]等で確認、修正が可能です。

公開するAppのデータ準備

  • こういった企画に掲載するものであれば、ちょっと通常とは異なる趣きのものをテーマとして掲げたい
  • せっかくなら日本にちなんだデータを使いたい

という切り口で思案した後、直近ニュースになっていたこちらのネタでやってみよう!と思い立ちました。2026年のMLBにて今年からホワイトソックスでプレーしている村上宗隆選手が打った(第13号)ホームランで、日本人メジャー通算の本塁打が1000本という節目の数字を達成した、というものです。その1000本塁打の内訳をSigmaで可視化してみよう、という方向です。

対象となるデータは海外の『Baseball-Reference.com』というサイトから入手、加工することにしました。

任意の選手名で検索を行い、

対象選手の記録ページにアクセス。

本塁打記録が掲載されている『Standard Batting』からCSV出力メニューを選択し、

生成されたテキスト部分をコピペして一連のデータを作成します。

上記作業を今回の対象となった選手分、全て(温かみのある)手作業で行いました。以下、対象選手のデータページ一覧です。

データイメージ(CSV):

mlb-japanese-players-home-run-data.csv
PlayerName, Season,Age,Team,Lg,WAR,G,PA,AB,R,H,2B,3B,HR,RBI,SB,CS,BB,SO,BA,OBP,SLG,OPS,OPS+,rOBA,Rbat+,TB,GIDP,HBP,SH,SF,IBB,Pos,Awards
Shohei Ohtani, 2018,23,LAA,AL,2.7,104,367,326,59,93,21,2,22,61,10,4,37,102,.285,.361,.564,.925,151,.389,148,184,2,2,0,1,2,DH1,ROY-1
Shohei Ohtani, 2019,24,LAA,AL,2.4,106,425,384,51,110,20,5,18,62,12,3,33,110,.286,.343,.505,.848,121,.370,127,194,6,2,0,4,1,DH,
Shohei Ohtani, 2020,25,LAA,AL,0.0,44,175,153,23,29,6,0,7,24,7,1,22,50,.190,.291,.366,.657,79,.301,78,56,3,0,0,0,0,D/H1,
Shohei Ohtani, 2021,26,LAA,AL,4.9,155,639,537,103,138,26,8,46,100,26,10,96,189,.257,.372,.592,.965,157,.399,153,318,7,4,0,2,20,*D1/H97,ASMVP-1SS
Shohei Ohtani, 2022,27,LAA,AL,3.4,157,666,586,90,160,30,6,34,95,11,9,72,161,.273,.356,.519,.875,144,.371,142,304,6,5,0,3,14,*D1/H,ASCYA-4MVP-2
Shohei Ohtani, 2023,28,LAA,AL,6.1,135,599,497,102,151,26,8,44,95,20,6,91,143,.304,.412,.654,1.066,185,.435,181,325,9,3,0,3,21,*D1,ASMVP-1SS
Shohei Ohtani, 2024,29,LAD,NL,9.0,159,731,636,134,197,38,7,54,130,59,4,81,162,.310,.390,.646,1.036,187,.449,188,411,7,6,0,5,10,*D,ASMVP-1SS
Shohei Ohtani, 2025,30,LAD,NL,6.6,158,727,611,146,172,25,9,55,102,20,6,109,187,.282,.392,.622,1.014,181,.423,175,380,9,3,0,2,20,*D1,ASMVP-1SS
Shohei Ohtani, 2026,31,LAD,NL,0.8,30,144,115,21,30,6,0,6,13,4,0,23,34,.261,.392,.470,.861,143,.387,144,54,3,3,0,2,6,*D/1,
Hideki Matsui, 2003,29,NYY,AL,2.3,163,695,623,82,179,42,1,16,106,2,2,63,86,.287,.353,.435,.788,109,.351,111,271,25,3,0,6,5,*78/DH,ASROY-2
Hideki Matsui, 2004,30,NYY,AL,5.0,162,680,584,109,174,34,2,31,108,3,0,88,103,.298,.390,.522,.912,137,.404,142,305,11,3,0,5,2,*7/8,ASMVP-24
Hideki Matsui, 2005,31,NYY,AL,4.5,162,704,629,108,192,45,3,23,116,2,2,63,78,.305,.367,.496,.863,130,.374,130,312,16,3,0,8,7,*78D/9H,MVP-14
:
:
Masato Yoshii, 2001,36,MON,NL,-0.1,39,19,16,0,2,0,0,0,0,0,0,1,7,.125,.176,.125,.301,-20,.146,-58,2,0,0,2,0,0,1,
Masato Yoshii, 2002,37,MON,NL,-0.1,29,44,35,2,2,1,0,0,0,0,0,3,13,.057,.154,.086,.240,-35,.152,-59,3,2,1,5,0,0,1,

Sigma Public上でのApp作成

準備が整ったので、今回の本題である「Sigma Public上でAppを作成」していきます。

画面上部またはプロフィールから[Create App]を押下し、必要事項を記載。[Save Details]を押下してアプリ作成のための"箱"を用意します。

事前準備で作成していたデータを取り込みます。画面下部メニュー[Input]→[CSV]を選択。

予め作成・保存していたCSVファイルを指定。以下のように取り込んだデータのプレビュー表示が為されました。今回使うのは「選手名」「シーズン年」「シーズンに所属していたチーム」「シーズンに打った本塁打数」ですが、「シーズン年」については"日付型"としての属性を持たせたかったので後程の手順で別途対応を行います。(キャプチャにあるようにデータ型の変換を行いたかったのですが、情報が足りないのかエラーとなってしまいました。そのため後述のとおり、MakeDate関数を使って日付型の別列を新規作成する方法で対処しました)

生成されたInput Tableのメニューから新規列作成(Add new Column)→[Calculation]を指定、

Sigmaで提供されているMakeDate関数(年・月・日の整数値から日付型の値を生成する関数)を利用して、条件を満たす日付情報列を別途作成します。

列名を別途リネーム。後述手順ではこの項目を可視化に用います。

データの準備が整いました。可視化部分作成は過程を割愛。シンプルな構成ではありますが、以下のような形で「MLB日本人選手の本塁打データを様々な切り口で見ることができるApp」を作成しました。一応、選手名で絞り込み表示が出来るようになっています。

作成したAppの詳細では、以下のようにVizや参照しているデータのリネージ表示も行えるようになっています。

データ及びコントロール(PlayerNameの絞り込み)が、別途作成したそれぞれのVizに関連していることがリネージから読み取れます。

Sigma PublicにAppを共有・公開

この時点ではまだユーザー個人からしか見えない状況です。公開する場合は画面右下にある[Publish]でSigma Publicへの公開作業を行います。

公開後、Sigma PublicのTOPにアクセス。晴れて作成したAppがSigma Public上で公開・共有されました。

まとめ

という訳で、Sigma(Sigma Computing)の新たな取り組みである「Sigma Public」に関する紹介でした。

現状、有償サービスであるSigma。幾らかの機能制限(データソースとしてDWHやDBが使えない、AIに関する機能が利用できない)などはありますが、Sigmaのワークブック周りに関する機能をこういった形で体験、経験出来るのは利用者からしてみるととても嬉しいことです。Sigmaに興味あるけど有償だしなぁ...と思っていた方々も、今回のSigma Publicローンチを機会に是非触ってみてはいかがでしょうか?(※再掲:Sigma Publicは2026年05月19日正式ローンチ予定です)


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