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Tableau Conference 2026『Devs on Stage』視聴レポート:AIエージェント・Viz拡張・MCP連携など全網羅

に公開

現地米国(サンディエゴ)にて2026年05月05日〜07日(日本時間2026年05月06日〜08日)に開催されているTableauの年次カンファレンスイベント『Tableau Conference 2026』。現地開催のみならず、オンラインでも非常に多くのセッションが視聴可能な状況となっております。

イベントページは以下。

オンラインイベント登録(無料)はこちらから。

当エントリでは、日本時間2026年05月07日(木)未明に開催された『Day2』のセッションのうち、Tableau Conferenceの恒例企画として位置づけられている、Tableau開発チームが直接ステージに立って新機能を発表する代表的なセッション『Devs on Stage』について、発表された内容を総ざらいする形でレポートします。

概要と発表された各種機能・トピック一覧

発表された各種機能やトピックは30個に達しようかという非常に特盛なボリューム感でした。多くが既存発表済みのものであり、『目新しさ』という点ではちょっと物足りない部分もありましたが、カテゴリ毎に整理された形で、デモなども交えて1時間のタイムテーブルの中で紹介仕切った形でした。

# カテゴリ トピック ステータス
#01 接続性・データ取り込み Bring Your Own Connector to Tableau Cloud ✅️リリース済
#02 接続性・データ取り込み REST APIコネクター ✅️リリース済
#03 接続性・データ取り込み 外部メトリクス統合(External Metrics Integration) ✅️リリース済
#04 接続性・データ取り込み Tableau Data Sources on Public ✅️リリース済
#05 接続性・データ取り込み Self-Service Connectivity(Tableau Next) ✅️リリース済
#06 接続性・データ取り込み Data Interpreter on Tableau Next ✅️リリース済
#07 ビジュアライゼーション・VizQL Layers Everywhere 📅近日リリース予定
#08 ビジュアライゼーション・VizQL Dynamic Field Formatting ✅️リリース済
#09 ビジュアライゼーション・VizQL Data-Driven Formatting ✅️リリース済
#10 ビジュアライゼーション・VizQL Radial Layout ⚒️プロトタイプ
#11 AIエージェント・
会話型アナリティクス
Tableau Agent on Dashboards ✅️リリース済
#12 AIエージェント・
会話型アナリティクス
Modeling and Visualization with Tableau Agent 📅近日リリース予定
#13 AIエージェント・
会話型アナリティクス
Q&A Calibration ✅️リリース済
#14 AIエージェント・
会話型アナリティクス
Pulse Discover ✅️リリース済
#15 AIエージェント・
会話型アナリティクス
Slackbot × Tableau MCP ✅️リリース済
#16 モバイル・UX Tableau モバイルウィジェット ✅️リリース済
#17 モバイル・UX Accessible Viz Authoring ✅️リリース済
#18 モバイル・UX Dark Mode ✅️リリース済
#19 モバイル・UX Vector Image Export(Tableau Server・Cloud・Public対応) ✅️リリース済
#20 モバイル・UX Transparent Tooltip ✅️リリース済
#21 管理・プラットフォーム Platform Data API ✅️リリース済
#22 管理・プラットフォーム Tableau Prep Quick Actions & Context-informed Actions ✅️リリース済
#23 エコシステム・連携 Tableau Add-in for Excel ✅️リリース済
#24 エコシステム・連携 Tableau Add-in for PowerPoint 📅近日リリース予定
#25 エコシステム・連携 Tableau Next Dashboard Extensions ✅️リリース済
#26 プロトタイプ(Labs) Tableau Solve ⚒️プロトタイプ
#27 プロトタイプ(Labs) Project Bongo ⚒️プロトタイプ
#28 コミュニティ Tableau Conference 2026 Hackathon 優勝作品の発表 🏆️発表

以降、トピックごとにイベント開催時の印象的なキャプチャも添えてそれぞれ内容を見ていきます。

接続性・データ取り込み

#01.Bring Your Own Connector to Tableau Cloud(BYOC) / Tableau Cloudに独自のコネクタを持ち込む(BYOC)

ステータス及び対応プラットフォーム
Pilot(限定公開)/Tableau Cloud

仕様(公式由来)

  • Tableau ExchangeのコネクターまたはカスタムドライバーをTableau Cloudサイトレベルでデプロイ可能
  • Web Authoring・公開データソース・抽出・Tableau Prepフローのすべてで使用可能
  • サイトレベルのガバナンスと使用状況モニタリングが可能。

ユースケース

  • 独自システムや非サポートDBを使う組織のクラウド移行
  • Starburst・Salesforce Marketing Cloudなど多様なコネクターのCloud対応

参考情報

https://www.youtube.com/shorts/vAtddXsauog

#02.REST API Connector / REST APIコネクタ対応


ステータス及び対応プラットフォーム
Tableau Server:GA
Tableau Desktop:GA
Tableau Prep:GA
Tableau Cloud:Coming Soon

仕様

  • カスタムコード不要でREST APIエンドポイントに接続
  • デベロッパーリソースなしでビジネスユーザーがAPIデータにアクセス可能
  • Web Data Connector(2026.1で廃止予定)の正式な後継

ユースケース

  • 任意のSaaS APIへの接続
    • Stripeの決済データをFinanceダッシュボードで可視化
    • JiraのチケットフローをEngineering KPIに統合
    • Workdayの人事データをPeople Analyticsに取り込み

参考情報

#03.External Metrics Integration / 外部指標の統合

ステータス及び対応プラットフォーム
dbt Semantic Layer Connector:GA/Tableau Server

仕様

  • dbtで定義したSemantic Layerをコネクターとして利用可能
  • dbt Exposuresにより、データチームはモデルの利用先のコンテキストを自動取得
  • Tableau Cloud/Pulseでdbtのmeasuresを直接利用可能

ユースケース

  • データチームがdbtの「Explore in Tableau」機能でモデルを探索後、dbtからワンクリックでPulseメトリクスを公開。dbtの定義変更がTableau Cloud側にも反映される一元管理

参考情報

#04.Tableau Data Sources on Public(Tableau Public上でのデータパブリッシュ、共同編集など)

ステータス及び対応プラットフォーム
関連機能の一部:GA
データソース公開・共同編集自体の公式記載:未確認

仕様

  • Tableau Public上でデータソース単独でのパブリッシュと最新データの公開、コミュニティでの共同編集が可能になる構想。年内に人気データソースをコミュニティ全体に公開予定と予告。
  • 関連する公式由来の機能としては以下も参照。
    • Help Agent on Tableau Public(GA):AI搭載のインタラクティブガイド
    • Tableau Publicの絵文字リアクション:Salesforce IdeaExchangeリクエストの実装

ユースケース

  • Iron Viz・Makeover Mondayの元データの再利用
  • 教育機関でのデータリテラシー教材共有

参考情報

#05.Self-Service Connectivity in Tableau Next / Tableau Nextにおけるセルフサービス接続

ステータス及び対応プラットフォーム
Google Drive Connector:Beta

仕様

  • Tableau Nextワークスペースから直接Google Driveのファイルに接続可能
  • 手動ダウンロード→再アップロードの手間を解消
  • 管理者がトップレベルフォルダ単位でユーザーのブラウズ権限を制御可能

ユースケース

  • 部門固有スプレッドシートからの即時アドホック分析
  • 共有ドライブ上のオペレーションデータの可視化

参考情報

#06.Data Interpreter on Tableau Next / Tableau Next のデータインタープリター

ステータス及び対応プラットフォーム
Beta版として利用可能(2026.1)

仕様

  • Tableau Next上で乱雑なExcelファイル(空列・タイトル行・サブテーブル等)を自動検出・整理

ユースケース

  • 財務レポートテンプレート、政府公開統計、レガシーETLからの中間ファイルの取り込み

参考情報

ビジュアライゼーション・VizQL

#07.Layers Everywhere / マップ専用だったレイヤーが様々な場所で使えるように

ステータス及び対応プラットフォーム
当セッション(Devs on Stage)内で予告。
公式New Features / Coming Soonに「Layers Everywhere」名での記載は
現時点で確認できず

仕様

  • いずれもDevs on Stageの内容から。
    • これまでマップ専用だったレイヤー機能を全Vizタイプに拡張する構想
    • 各レイヤーが独立したMark Type・形状・色・サイズを持てる
    • デュアル軸の制約(最大2レイヤー)から解放される

また、このタイミングで関連する新たな地理空間機能の拡張機能として『Drive Time Selection』というものも紹介されていました。ざっくり言うと、地図上の任意の地点から「指定した時間で到達可能なエリア」を、選択ツールとして使えるものです。従来の選択ツールが「画面上の距離」で範囲を切り取っていたのに対し、Drive Time Selectionは「実世界の移動時間」で範囲を切り取ります。

ユースケース

  • 複数のデータセット(工事・交通など)を1つのVizに重ね合わせる多層分析、KPIカード+小型チャートの一体表示

参考情報

#08.Dynamic Field Formatting / 動的なフィールド書式設定

ステータス及び対応プラットフォーム
当セッション(Devs on Stage)内で予告。
公式New Featuresに同名の記載は現時点で確認できず

仕様

  • 値や別フィールドに応じて数値フォーマット(通貨・パーセント・桁数・millions/thousandsの自動切替等)を動的に切り替え
  • フォーマットメニューからフィールドを選択するだけで設定可能、と予告

ユースケース

  • KPIスイッチャー
  • 財務ダッシュボードでの通貨切替
  • 人口統計など桁数が大きく異なるデータの自動表記

参考情報

#09.Data-Driven Formatting / データ駆動型フォーマット

ステータス及び対応プラットフォーム
当セッション(Devs on Stage)内で予告。
公式New Featuresに同名の記載は現時点で確認できず

仕様

  • データ値に基づいてフォントサイズ・コンテナサイズ・位置・色を動的に変更する宣言的書式エンジン
  • 関連する機能

ユースケース

  • 重要KPIを動的に強調、しきい値超過セルの自動拡大、ヒートマップ的テーブル表現

参考情報

  • (今のところ無さそう)

#10.Radial Layout / 放射状レイアウト対応


ステータス及び対応プラットフォーム
プロトタイプ(Devs on Stage Labs/投票対象)

仕様

  • Columns/RowsシェルフをSlices(角度)/Rings(半径)に変換する新しいVizQLレイアウト体験
  • 複雑な数学計算なしに循環性データを円形で可視化
  • 「コサイン・サイン・タンジェントなしで」という登壇者発言も確認

ユースケース

  • 曜日/月別パターンの周期可視化
  • サンバーストチャート
  • ポーラーチャート
  • 組織階層の円形表示

参考情報

  • (今のところ無さそう)

AIエージェント・会話型アナリティクス

Tableau Agent Conversational Analytics / Tableau Agentによる会話型アナリティクス

Conversational Analytics(会話型アナリティクス)は、TC26で発表されたAIエージェント機能群を束ねる戦略的な柱です。Salesforce公式ニュースリリース(2026年5月5日)ではTableauの「Agentic Analytics Platform」の中核コンセプトとして以下のように位置づけられています。

Ask a question the way you'd ask a colleague. Tableau's conversational analytics brings natural language interactions to every product — Server, Cloud, and Next — so anyone can get answers without knowing SQL or building a dashboard.
同僚に質問するように質問できる。Tableauの会話型アナリティクスは、Server・Cloud・Nextのすべての製品に自然言語インタラクションをもたらし、SQLやダッシュボード構築の知識がなくても誰もが答えを得られる

主な構成要素は以下の通り(後述するトピック各種)で、個別の機能として詳細を解説しています。

構成要素 対応項目 対応状態
ダッシュボード上での会話 Tableau Agent on Dashboards Beta
データモデリング・Viz生成 Modeling and Visualization with Tableau Agent Beta
エージェント精度の校正 Q&A Calibration Beta
メトリクス横断の自然言語分析 Pulse Discover GA
Slack上での対話的アクセス Slackbot × Tableau MCP GA / Beta

#11. Tableau Agent on Dashboards


ステータス及び対応プラットフォーム
Open Beta(Tableau Cloud、2026.1)
Tableau Desktop:Coming Soon

仕様

  • ダッシュボード全体の概要や個別Vizのトレンドサマリーを自動生成
  • Tableau+とPublished Data Source必須、Salesforce Government Cloudは非対応
  • サイト管理者がBetaオプトイン必要
  • 作成者がダッシュボード単位で機能のオン/オフを設定可能、特定のワークシートや特定のインサイトタイプの除外も可能

ユースケース

  • ダッシュボード閲覧者が「このダッシュボードは自分向けか」を素早く判断できる概要生成
  • チャート単位のトップインサイトの抽出

参考情報

#12. Modeling and Visualization with Tableau Agent(Data Pro) / Tableau Agent (Data Pro) を使用したモデリングと可視化

ステータス及び対応プラットフォーム
Auto-Generate Semantic Models from Workspaces:Beta(Tableau Next)

仕様

  • Tableau Next Workspacesから自然言語でセマンティックモデルを作成可能
  • オブジェクトとリレーションシップを自動マッピングし、生データから構造化されたセマンティックレイヤーへ秒単位で移行

ユースケース

  • 新規データセット投入時の高速ブートストラップ
  • 業務SMEが直接モデル化
  • AI-Ready セマンティックレイヤーの整備

参考情報

#13. Q&A Calibration / 質疑応答の調整

ステータス及び対応プラットフォーム
Beta:Tableau Next

仕様

  • データエキスパートがエージェント応答を「正確/不正確」に分類し、ガイド付きサジェストでロジックを微調整
  • 検証済みの応答により、エージェントの精度が時間経過で向上

ユースケース

  • AIエージェントが正しく答えているかの推測をやめ、検証と最適化をデータエキスパートの手に委ねる流れになっていく

参考情報

#14. Pulse Discover(Enhanced Q&A) / 強化版Q&A

ステータス及び対応プラットフォーム
Tableau+:GA
Correlation Insight:GA

仕様

  • 複数メトリクス横断の相関・トレンド・ドライバー分析を自然言語で実行
  • シェアド・コントリビューター、トレンドの整合性、外れ値、想定範囲外メトリクスを統合的に応答
  • Correlation係数 0.7以上で説明を生成
  • Salesforce orgの接続とEinstein generative AIの設定が必要

ユースケース

  • 「キャンペーンメトリクス全部の状況は?」「EMEAでのACVトレンドは?」「売上を最も牽引している顧客は?」のような複数メトリクス横断の質問。各回答にはサポート可視化と引用が付帯

参考情報

#15. Slackbot x Tableau MCP


ステータス及び対応プラットフォーム
Tableau Next MCP:GA
Inspector in Slack:Beta

仕様

  • Tableau Next MCPはMCP互換のあらゆるAIアプリ(Claude / ChatGPT等)からTableau データ・メタデータへの自然言語クエリを可能に
  • Agentforce Trust Layerでデータ保護
  • Inspector in SlackはSlack DMにメトリクスのしきい値超過アラートをプロアクティブに配信、フォローアップ質問も可能

ユースケース

  • 「メトリクスしきい値超過の通知後、Slack上で即座にフォローアップ質問してビジネスインパクトを理解」する流れ

参考情報

モバイル・UX

#16. Tableau モバイルウィジェット

ステータス及び対応プラットフォーム
iOS / Android:GA

仕様

  • スマートフォンのホーム画面にTableau PulseのKPIを表示
  • お気に入りメトリクスをウィジェットに追加し、アプリ設定でウィジェットからのデータアクセスを許可することで利用可能

ユースケース

  • 営業リーダーが朝の通勤中に売上ダッシュボードを一瞥、フィールドサービス担当がSLAメトリクスを携行。

参考情報

#17. Accessible Viz Authoring / アクセシブルなビジュアライゼーション

ステータス及び対応プラットフォーム
Tableau Cloud / Tableau Public:GA

仕様

  • Web Authoring内でピルにフォーカス後、キーボードと支援技術を使ってコンテキストメニューからColumns/Rows/Show Me/Pages/Filters/Marksカードへの配置を完了可能

ユースケース

  • 誰もがデータビジュアライゼーションの作成者になれるようアクセシビリティを向上

参考情報

#18. Dark Mode / ダークモード

ステータス及び対応プラットフォーム
Tableau Mobile は GA(既存、2023.2〜)
※Devs on Stageでデモされたデスクトップ/Web版は公式情報未確認

仕様

  • 「アクセシビリティメニューからDark Modeに切り替え」というデモが行われた
    • Tableau Mobileは2023.2でDark Mode対応済み
    • Web/Desktopでの正式な「Dark Mode」機能としての公式New Featuresへの記載は現時点で確認できず

ユースケース

  • 夜間勤務シフト、低照度オペレーションセンター、長時間ダッシュボード閲覧時の眼精疲労低減

参考情報

#19. Vector Image Export(Tableau Server・Cloud・Public) / ベクター画像のエクスポート

ステータス及び対応プラットフォーム
Tableau Desktopは既存のSVGエクスポート機能あり
Server / Cloud / Publicへの拡張はDevs on Stageで予告

仕様

  • Server / Cloud / PublicにVector Image Exportが拡張されると予告
  • 「スケーラブルベクターグラフィックなので、ピクセル化なしでズーム可能、小さなファイルサイズで」と登壇者の発言あり
    • Tableau Desktopでは既にWorksheet > Export > ImageでSVG選択可能
    • Image Export Improvements(Tableau Trusted Extensions / Pulse on Dashboards向け)は2026年3月にCloudでGA

ユースケース

  • 高解像度プレゼン資料、Figma/Illustratorでのデザイン編集、印刷物制作。

参考情報

#20. Transparent Tooltip / 透過ツールチップ

ステータス及び対応プラットフォーム
Devs on Stageで予告
公式New Featuresへの記載は現時点で確認できず

仕様

  • 「ツールチップが透明に」というデモが行われたのみで詳細仕様は未公開

ユースケース

  • 地図上の詳細ツールチップ、フォトリアルなビジュアル背景を活かしたストーリーテリング

参考情報

  • (なし)

管理・プラットフォーム

#21. Platform Data API / プラットフォームデータAPI

ステータス及び対応プラットフォーム
GA(Tableau Cloud全エディション、2025.3)

仕様

  • Tableau Cloud Manager(TCM)のREST APIエンドポイントを通じて、テナント全体のイベントログ・メタデータを取得可能
  • 「pull」型の統合のため、ベンダー非依存で外部システムへ統合可能
  • Bridge Activity LogのClient Statusイベントも取得可能
  • Tableau+/Enterpriseはニアリアルタイム+1年保持

ユースケース

  • TCMで誰がサイトを作成したか
  • ワークブックへのパーミッション変更
  • 抽出更新のモニタリング
  • SIEMツールへの統合
  • データウェアハウスでの利用分析
  • 自律タスク実行の自動化

参考情報

#22. Tableau Prep Quick Actions & Context-informed Actions / Tableau Prepのクイックアクションとコンテキストに基づいたアクション

ステータス及び対応プラットフォーム
「Quick Actions」自体は2019年(2019.3.2)に既に導入済み
※Devs on Stageで紹介された「never-before-seen quick actions」が
新機能か旧機能の拡張かは公式情報で明確化されていない

仕様

  • 「Marco Rossiが所有するデータソースに依存する読み込み遅延ワークブックを特定」というデモで、巨大Prepフローのナビゲーション簡素化と、Tableau Agentへの問い合わせ実行が披露された

ユースケース

  • データクリーニングの新人オンボーディング
  • 長大ETLフローの保守性向上

参考情報

エコシステム・連携

#23. Tableau Add-in for Excel / Excel向けTableau アドイン

ステータス及び対応プラットフォーム
GA(Tableau App for Microsoft 365として)

仕様

  • Tableau App for Microsoft 365としてTeams・Word・PowerPointで利用可能
    • 注意:公式上は「Tableau App for Microsoft 365」が正式名称で、Excel単独のアドインは現時点で公式New Featuresに明確に記載されていない

ユースケース

  • 財務部門のレポート作成
  • Excelモデリングと Tableau Pulseの同期

参考情報

#24. Tableau Add-in for PowerPoint / PowerPoint向けTableau アドイン

ステータス及び対応プラットフォーム
GA:Tableau App for Microsoft 365の一部として(2026年3月)

仕様

  • PowerPointスライドにTableau ダッシュボード/Pulse メトリクスのスクリーンショットを直接挿入
  • ワンクリック更新で常に最新データに同期
  • Microsoft 365 admin centerからインストール
  • Word・PowerPointアドインが利用可能になるには追加権限の承認が必要

ユースケース

  • エグゼクティブブリーフィング
  • 週次ビジネスレビューデック
  • 「ミーティングが延期されてもレポートが古くならない」運用を実現

参考情報

#25. Tableau Next Dashboard Extensions / Tableau Nextダッシュボード拡張

ステータス及び対応プラットフォーム
Tableau Next:GA

仕様

  • Lightning Web Component(LWC)としてカスタムウィジェットをTableau Nextダッシュボードに統合
  • ネイティブオブジェクトのように振る舞い、operational write-back(外部システムへの書き戻し)など高度なワークフローをサポート

ユースケース

  • 分析ビューを離れずに外部システムを更新するoperational write-back

参考情報

プロトタイプ(Labs)

Devs on Stage Labs

イベントでは既に発表されている、あるいは今後登場予定の各種機能群の紹介に合わせて、"Devs on Stage Labs"の紹介も為されていました。これは、「Tableauの開発チームがまだ実装を確定していないアイデア・プロトタイプを、コミュニティに先行公開してフィードバックを集める場」であり、Tableau Conferenceの恒例企画「Devs on Stage」の中で、本編の正式機能発表とは別に設けられているものです。

Devs on Stage本編では「次のリリースで実装される正式機能」が発表されますが、Devs on Stage Labsで紹介されるのは「Tableauが今こんなことを考えている/作ってみている」というアイデアやプロトタイプです。Tableauの開発チームが、正式なロードマップに乗せる前段階で

  • コミュニティがどの機能に最も関心を持っているか把握する
  • 実装の方向性についてフィードバックを得る
  • ユーザーの想定ユースケースを集める

ことを目的に設けられている、と推測されます。これらの括りで後述する以下各種機能が言及されていました。

#26.Tableau Solve


ステータス及び対応プラットフォーム
プロトタイプ

仕様

  • スプレッドシートの柔軟性+データサイエンスの計算力+AIエージェントを統合したwhat-if分析ツール
  • Override(任意セルをパラメータ化)
  • Variant(複数将来シナリオ用の新データ型)
  • 自然言語制約からの最適化計算
  • 時系列予測
  • Excelやクラウドデータウェアハウスへの書き戻しを統合
  • その他関連するものとして以下が挙げられる
    • Parameter Actions in Tableau Next(GA)
    • Input Support in Tableau Next(GA)
    • Forecasting for All Mark Types(Tableau Next、GA)

ユースケース

  • 価格弾力性シミュレーション
  • 人員計画
  • ROIシナリオ比較
  • サプライチェーンの寄付配分計画

参考情報

  • (なし)

#27.Project Bongo

ステータス及び対応プラットフォーム
プロトタイプ

仕様

  • データセットと自然言語の質問群を入力すると、所見・予測メトリクス・インサイト・推奨アクションを含むレポートを自動生成する自律エンジン
  • すべての発見にSQLが付帯し、ユーザーが検証可能。エージェントフレームワークで構築されており、推奨に対する反証を求めることも可能
  • ドメインエキスパート・訓練されたデータアナリストの代替ではなく、Defensibleな分析ベースラインを得るためのツール

ユースケース

  • 月次自動レポート
  • ボードデック自動下書き
  • 教育機関での卒業率分析

参考情報

  • (なし)

コミュニティ

#28.Tableau Conference 2026 Hackathon 優勝作品の発表


Tableau Conference 2026 Hackathonは、DataDevコミュニティが主催する開発者向けコンペティションで、総賞金$15,000のもとTableau MCP・Embedding APIなどのフリー開発者リソースを創造的に活用した実装が競われました。

優勝はTristan氏率いる「Visual」チームで、賞金$10,000を獲得。Tableau MCPを基盤にアクセシビリティを重視したAIツールセットを開発し、視覚的に分析できないユーザーをいかにエンパワーメントするかというテーマでDataFamコミュニティから高く評価されました。

まとめ

という訳で、Tableau Conference 2026 2日目のセッション『Devs on Stage』に関する視聴レポートでした。

Tableauは今回のイベントに於いて「Agentic Analytics Platform」という新しいプラットフォーム像を繰り返し打ち出しています。これはAIを追加した既存BIではなく、自然言語でデータと対話することを前提に再設計された分析体験を意味します。

このセッションでは実に30個近いトピックが語られていましたが、これらの内容から

  • セマンティクスを中心に据えている
    • Tableau Agent、Pulse Discover、Q&A Calibration、Tableau MCPはすべてTableau Semanticsを共通基盤とし、エージェントの精度はLLMの賢さではなくセマンティクスの品質で決まる、という思想が一貫している
  • ユーザーがいる場所にTableauが行く
    • Microsoft 365統合、Slack上のInspector、モバイルウィジェット、Tableau MCPの公開はすべて、Tableauを「開いてもらう」のではなく「埋め込む」方向への転換を示している
  • 作り手の裾野を広げる
    • Data Proのセマンティックモデル自動生成、Data Interpreter、Accessible Viz Authoring、REST API Connectorなどは、これまで専門家に限定されていた作業を、より多くの人ができるようにする方向で揃っていた

というような点が読み取れるのではないかなと思います。Tableauは、データを見るためのツールから、データと対話するためのプラットフォームへと再定義されていく、その変遷を遂げていくための予告編的な内容を今回のセッションでお披露目していたセッションでした。各種機能については適宜、実際に触っていきたいと思います。


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