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Zig の開発環境を Windows 11 で構築する(2025年10月)

に公開

はじめに

偉大な巨人(C/C++)の代替を目指す挑戦が世界中で行われています。
C言語への挑戦者は表題のZigGoOdin等があります。
C++言語への挑戦者はRustCarbon等があります。

この中でZig言語の開発環境構築がとても簡単だったので、備忘録を兼ねて記事にしました。
ご参考になれば幸いです。

手順

  1. Visual Studio Code(VS Code)をインストールする。
    • 最近の言語だとほぼ必須ですね。
  2. Zig Languageの拡張機能をインストールする。
    • ZLS Server のインストールを求められるので、併せてインストールする。
  3. Zig本体のZipファイルを展開してCドライブ直下に保存する。
    • Zig本体のZipファイルを展開した様子
  4. Zig本体のフォルダのフルパスをシステム環境変数のパスに登録する。
    • 2025年10月10日時点のmasterのパス C:\zig-x86_64-windows-0.16.0-dev.660+27aba2d77
    • システム環境変数にZig本体のフルパスを追加した様子
  5. インストールできたか確認するためにTerminalで下記のコマンドを実行する。
zig version
zig env

Hello World

最近の言語らしくコマンド1つでプロジェクトを作成してくれます。

  1. フォルダを作成する。
mkdir hello-zig
  1. ディレクトリを移動する。
cd hello-zig
  1. プロジェクトを作成する。
zig init
  1. そのままだとコンパイルエラーになるので、main.zig にある不要な行を削除するか、コメントアウトする。
    • プロジェクト作成時に生成される main.zig が、プロジェクト名と同じモジュールをインポートしようとするが、該当するコードが存在しないためコンパイルエラーになる。
    • //const hello_zig = @import("hello_zig");
    • //try hello_zig.bufferedPrint();
  2. プロジェクトを実行する。
zig build run

おわりに

思ったよりも簡単に環境構築ができました。
最近IoT関係の仕事でC/C++言語を書くことが増えました。
GPIO制御が主なのでほぼC言語の文法で間に合っているので、Zig言語がその助けになると感じています。

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