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創薬DX内製実務担当者が持っておきたい資格2選

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初めに

本記事は、

  • DXを掲げている製薬企業の中で、
  • システムを内製するプロジェクトに関わっていて、
  • マネジメントだけではなく開発の実務を担当する人

に向けて、ぜひ取っておきたいおすすめの資格を2つ紹介する記事です。あてはまる人は少ないと思いますが、どなたかに参考になれば幸いです。

創薬DX内製実務担当者が持っておきたい資格2選

[1] システムアーキテクト

国家資格『情報処理技術者試験』の中の、高度試験の一つです。

システム開発の上流工程を主導する立場で、豊富な業務知識に基づいて的確な分析を行い、業務ニーズに適した情報システムのグランドデザインを設計し完成に導く、上級エンジニアを目指す方に最適です。

(公式ホームページより引用)

試験情報

  • 実施時期:毎年4月 (2025年時点)
  • 合格率:15.5% (2025年)
  • 受験手数料:7,500円

一言でいうとどんな資格?

  • 作りやすくメンテしやすいシステムを設計する心構えができる
  • 設計したシステムを関係者に正しく伝えるツールを知れる

創薬DX内製でどう役に立つ?

システムが目指すべき方向性を握れる

  • 『内製』と言っても、実際にはある程度ベンダに協力してもらうでしょう。しかし、システムが目指すべき方向性までもベンダに丸投げするのは、拡張性や競争力の維持の観点からおすすめできません。
  • ここを抑えるのが、内製システムアーキテクトの仕事です。試験の中で、デザインパターンなどの設計方針についても勉強することになりますが、『この先、会社がどういう方向性を目指しており、そのためには研究所はどうあるべきで、そのためにはシステムをどう設計するのか』を内部で握れるのは、会社にとっても強みになります。

コミュニケーションツールとしてのシステム図が描けるようになる

  • 設計したシステムがどういう挙動をして他のシステムとどう連携するのか、を周囲の関係者に正しく伝えるのも必要になります。難しいのが『正しく』伝えるという部分で、人によってシステムへの理解が違ったりすると、そのあとのプロジェクト進行の際に爆発して問題になります。
  • ここも、内製システムアーキテクトの出番です。アクティビティ図やフローチャート、クラス図、ER図などは、厳密で明確なコミュニケーションツールとして威力を発揮します。ぜひとも覚えましょう。

[2] プロジェクトマネージャ

国家資格『情報処理技術者試験』の中の、高度試験の一つです。

プロジェクトを取り巻く環境変化やステークホルダの多様な要求に柔軟に対応しながら、プロジェクトを確実に成功に導くマネージャを目指す方に最適です。

(公式ホームページより引用)

試験情報

  • 実施時期:毎年10月 (2025年時点)
  • 合格率:13.9% (2024年)
  • 受験手数料:7,500円

一言でいうとどんな資格?

  • プロジェクトが円滑に進むために必要なことを何でもする覚悟ができる
  • プロジェクト関係者の期待値を調整するためのツールや考え方を知れる

創薬DX内製でどう役に立つ?

戦略を唱える人と実行する人の乖離を埋められる

  • よくある話ですが、経営層やマネジメント層が戦略を唱えて予算を確保することで手一杯で、現場に降りてこられないケースがあります。このような、現場のマネジメントを担当する層が不在の場合、現場で起こった課題が報告されなくなったり、振り返りが行われなくなったりします。
  • 内製プロジェクトマネージャの仕事は、ここの穴をカバーすることです。正しい戦略立案のためには、正しい情報が必要で、正しい情報を集めるためのあれこれを担当できる人の役割は大きいです。試験の際に勉強するであろう、SMARTやクリティカルパス、KPTなどのツール群も重要です。
  • 開発担当がマネジメントまでしないといけないのか?という疑問はもっともですが、それを言ってマネジメント層が現場に来るわけでもありません。対応できる人が対応しましょう。"Manage to do"は『困難なことをどうにか間に合わせる』のが原義です。

FAQ

資格に意味があるの? / 実務経験の方が重要じゃない?

  • 当然、資格を取ることが目的になっては意味はありませんし、実務経験が重要なのは否定しません。その上で、の話です。
  • 作られたシステムやプロジェクトの進め方が、担当者の独自の手法に依存したものになってしまうと、その人がいなくなった後に引き継がれなくなってしまうケースが出てきます。ベンダー・ロックインと同じ現象です。なので、資格取得の勉強を通じて、体系立てられた原則(共通言語)が通じる人を社内に増やしておくことは、数十年後のビジネスの維持を見据えた際に価値が出てきます。

スペシャリスト系・ベンダ資格の方が良くない? / ストラテジスト系・コンサルティング資格の方が良くない? / 機械学習系資格の方が良くない?

  • 適材適所です。今回挙げた2つの資格が役に立つ分野もあるし、そうでない分野もあります。
  • 補足しておくと、今回挙げた2つの資格が役に立つケースとしては、『社内に内製DX担当者が少なく、一人がかなり広い技術範囲を担当せざるを得ない』場合や、『複数の部署間でシステムが複雑に絡み合っており、利害関係者の説得や調整までもが開発者の担当になる』場合を想定しています。

周りに取っている人がいないので不安 / 上司に言っても評価されない

  • 最先端は常に一人です。周りに理解されないからやらない、という姿勢では苦しいでしょう。自社の未来のために、周りに理解されなくても、それでもやる、という姿勢が必要だと思います。不安と戦いながら仕事をしていきましょう。

最後に

  • 本記事では、創薬DX内製実務担当者が持っておくと役に立つであろう2つの資格、 システムアーキテクト と プロジェクトマネージャ を紹介しました。受けたことがまだ無い方は、この機会に一度受けてみてはいかがでしょうか?

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