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Claude Codeのタスク完了でGhostty・Cursor等のウィンドウを自動で最前面にする

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はじめに

皆さん、Claude Codeを使っているとき、タスクが終わるのをどうやって待っていますか?

わたしは普段GhosttyでClaude Codeを使っています。コード生成やリファクタリングを依頼して、完了までの間にブラウザや別のターミナルで作業することが多いんですが、ひとつ地味にストレスだったことがあります。

Claude Codeが終わったことに気づかない。

音は鳴るように設定していたんですが、「あ、終わった」と思ってGhosttyに戻ろうとすると、ウィンドウが他のアプリの裏に隠れていて、Cmd+Tab(もしくはホットキー)で探す...という微妙な手間が毎回発生していました。

これ、Claude CodeのHooks機能を使えば「タスク完了時に自動でウィンドウを最前面に持ってくる」ことで解決できます。macOSのAppleScript(osascript)と組み合わせて、環境ごとに適切なアプリをアクティベートする設定を紹介します。

Claude Code Hooksとは

Hooksは、Claude Codeの特定のイベントに対してシェルコマンドを自動実行する仕組みです。~/.claude/settings.json に設定を書きます。

使えるイベントはいくつかありますが、今回使うのは以下の2つです。

  • Stop: Claudeが応答を終了してプロンプトに戻ったとき
  • Notification: Claudeがユーザーへの通知を発行したとき

設定の基本構造はこうなっています。

{
  "hooks": {
    "Stop": [
      {
        "matcher": "",
        "hooks": [
          {
            "type": "command",
            "command": "ここにシェルコマンドを書く"
          }
        ]
      }
    ]
  }
}

matcher は正規表現でフィルタリングするための項目ですが、Stopイベントでは空文字(すべてにマッチ)で使うことがほとんどです。

まずは効果音を鳴らすところから

ウィンドウフォーカスの前に、まず通知音から始めました。macOSなら afplay でシステムサウンドを鳴らせます。

{
  "hooks": {
    "Stop": [
      {
        "matcher": "",
        "hooks": [
          {
            "type": "command",
            "command": "afplay /System/Library/Sounds/Pop.aiff"
          }
        ]
      }
    ]
  }
}

これだけで「タスクが終わったことに気づかない」問題はだいぶ改善されます。ただ、音が鳴っても結局ウィンドウを手動で探す手間は残るんですよね。

ウィンドウを自動で最前面にする

macOSでは osascript を使って、特定のアプリケーションを最前面にできます。Ghosttyの場合はこうなります。

osascript -e 'tell application "Ghostty" to activate'

activate はそのアプリの「最後にフォーカスされていたウィンドウ」を最前面に持ってきます。Claude Codeが動いているウィンドウは、ユーザーが他のアプリに切り替えた時点で「Ghosttyの中で最後にフォーカスされたウィンドウ」なので、ほとんどの場合は正しいウィンドウが前面に来ます。

効果音と組み合わせた設定がこちらです。

{
  "hooks": {
    "Stop": [
      {
        "matcher": "",
        "hooks": [
          {
            "type": "command",
            "command": "afplay /System/Library/Sounds/Pop.aiff & osascript -e 'tell application \"Ghostty\" to activate'"
          }
        ]
      }
    ]
  }
}

afplay をバックグラウンド(&)で実行しているのは、音の再生完了を待たずに osascript を即座に実行するためです。

Cursorでも動くようにする

ここで一つ問題が出ました。

~/.claude/settings.json はグローバル設定なので、CursorのターミナルでClaude Codeを使ったときもGhosttyが最前面に来てしまうんですよね。Cursorで作業しているのに突然Ghosttyが飛び出してくるという、なかなかのストレス体験でした。

解決策は、環境変数で実行環境を判定することです。

最初は TERM_PROGRAM だけで分岐していたんですが、Cursorのタブ(Claude拡張)から使う場合に TERM_PROGRAM がシェル環境から ghostty を継承してしまうケースがありました。そのため、VSCODE_GIT_ASKPASS_MAIN でCursorを先に判定する形にしています。

{
  "hooks": {
    "Stop": [
      {
        "matcher": "",
        "hooks": [
          {
            "type": "command",
            "command": "afplay /System/Library/Sounds/Pop.aiff & if echo \"$VSCODE_GIT_ASKPASS_MAIN\" | grep -q Cursor; then osascript -e 'tell application \"Cursor\" to activate'; elif [ \"$TERM_PROGRAM\" = \"ghostty\" ]; then osascript -e 'tell application \"Ghostty\" to activate'; fi"
          }
        ]
      }
    ]
  }
}

展開するとこうなっています。

afplay /System/Library/Sounds/Pop.aiff &

if echo "$VSCODE_GIT_ASKPASS_MAIN" | grep -q Cursor; then
    osascript -e 'tell application "Cursor" to activate'
elif [ "$TERM_PROGRAM" = "ghostty" ]; then
    osascript -e 'tell application "Ghostty" to activate'
fi
実行環境 activate対象
Cursor(タブ・ターミナル両方) Cursor
Ghostty Ghostty
その他 何もしない

複数ウィンドウ問題と限界

activate で「ほぼ確実に正しいウィンドウが来る」と書きましたが、失敗するケースが一つあります。

Claude Code待機中に、別のGhosttyウィンドウをクリックしてから、さらに別アプリに切り替えた場合。

この場合、Ghosttyの「最後にフォーカスされたウィンドウ」が別のウィンドウに更新されてしまうので、activate で間違ったウィンドウが来ます。

より正確に特定する方法もいくつか検討しました。

方法 精度 実用性
System Eventsでウィンドウタイトルを検索 タイトル設定に依存する
SessionStartフックでyabaiのウィンドウIDを記録 → Stopで復元 yabai導入が前提
Hammerspoonでウィンドウ操作 Hammerspoon導入が前提

ただ、わたしの体感では activate だけで困ったことはほぼないです。「Ghosttyウィンドウ間を切り替えてから他アプリに移る」という操作をClaude Code待機中にすることがあまりないので、実用上はシンプルな activate で十分かなと思います。

外部ツールが必要になるのは「どうしても100%正確にしたい」場合だけですね。

Notificationイベントにも適用するか

StopだけでなくNotificationイベントにも同じ設定を入れるかは好みが分かれるところです。

わたしは効果音だけにしています。Notificationは「確認が必要です」のような途中の通知で発火するので、そのたびにウィンドウが飛び出してくると他の作業の邪魔になることがあるためです。

{
  "Notification": [
    {
      "matcher": "",
      "hooks": [
        {
          "type": "command",
          "command": "afplay /System/Library/Sounds/Pop.aiff"
        }
      ]
    }
  ]
}

うまく動かないときの確認ポイント

設定したのに動かない場合、確認するポイントをいくつか挙げておきます。

hookが発火しているか。 コマンドを一時的にログ出力に変えて確認できます。

"command": "echo \"Stop hook fired at $(date)\" >> /tmp/claude-hook.log"

osascriptがエラーを出していないか。 stderrをファイルにリダイレクトして確認します。

"command": "osascript -e 'tell application \"Ghostty\" to activate' 2>> /tmp/claude-osascript-error.log"

アクセシビリティ権限。 System Events経由のウィンドウ操作(AXRaise等)を使う場合は、「システム設定 → プライバシーとセキュリティ → アクセシビリティ」への追加が必要です。単純な activate であれば不要です。

まとめ

  • Claude CodeのStopフックに osascript -e 'tell application "アプリ名" to activate' を設定するだけで、タスク完了時にウィンドウが自動で最前面に来る
  • VSCODE_GIT_ASKPASS_MAINTERM_PROGRAM で環境を判定すれば、CursorとGhosttyそれぞれで正しいウィンドウがアクティベートされる
  • 複数ウィンドウの正確な特定はyabai等が必要だが、実用上は activate だけで十分

地味な改善ですが、1日に何十回も発生する「ウィンドウを探す」操作がゼロになるのは、体感でかなり快適です。設定は ~/.claude/settings.json にコピペするだけなので、気になった方はぜひ試してみてください 🪟

参考

https://docs.anthropic.com/en/docs/claude-code/hooks

https://ghostty.org/docs

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