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電車でモック開発できちゃうreplitは最高かも

2025/03/11に公開

電車で学習?いやモック作れるっしょ!

意識高いこというとこんなことができるのがreplitです。

スマフォ版のreplitの使い勝手がめちゃくちゃよくて、先日開催したAI駆動開発勉強会のスピーチを聞きながら簡単なサイトならぽいっとデプロイできてしまいました。

この体験が刺激的すぎて今回の記事に至る感じです。どうぞよろしくお願いいたします。

なお利用している画像はスマフォでぽちぽち操作しているときの様子をスクショしたものになります。

電車でモック作成できてしまうアプリ版がある

まずはアプリ版の方から紹介させてください。

やることはPCと同じ

アプリインストール後はエージェントにプロンプトを送るだけなのでPC作業となんも変わんないっす。

アプリ版画面

エージェントが頑張ってる間、初期作成時などの大きなタスクは数分かかることもありますが大体1分も待たずに1つの指示は達成してくれます。

画面を確認してOKそうなら達成、ダメそうなら追加のプロンプトを送信するみたいな流れです。この辺りはよくあるAIツールと同じだと思います。

ただ、replit独自の使い勝手のいい場面があるのでそれは後述します。

しいていうなら・・・

本当にしいていうならですが電波状況次第では流石にどうしようもないです。・・・

外出時はネットワークが不安定なのでそもそも画面が開かず接続が切れるってこともあります。そうなると流石にアプリでなにかするのには場所が悪かったと思って作業中断するしかないです。

ただ、サーバーで受け取った指示自体は非同期でこなしているので、電波状況が復帰したら作業再開なんてこともできます。

AIツールでたまに接続が切れると該当プロンプトが虚空の彼方に消えクレジットだけ消費するということもあるにはあるのですが、それがないだけでも嬉しい点だと思います。

開発者目線でかゆいところに手が届く機能が結構ある

デザイン生成特化したAIサービスをいくつか試してこりゃ便利!とか思っていた僕ですが、replitを手にしたらこっちのほうが全然いいじゃん!みたいなことをあげていきます。

エラーログをそのままぶん投げる

AIツールによっては以外に手間のかかることだったりしますが、replitの場合だとドラッグした部分をそのままエージェントにぶん投げられます。
エラーログ

操作感が簡単なのでストレスがないってのが素敵です。AIツールを使うときにはストレスが逆にあるだと一気に使いたくなくなる理由にもなるのでこうゆう小さいかもしれないことが利用体験として重要なのだなと再認識しました。

プロンプト単位で差分確認

これは超絶便利です。

意外に差分確認って面倒なことの方が多いです。というのも黒と白のあっさりとしたUIで差分確認をするってのをイメージすればわかると思うのですがウルトラみにくいです。

だとしたら、githubでPRを確認するようなUIがいいじゃんって思うのですがreplitはまさにそれです。
差分確認

ここでもストレスを感じないという理由で差分を確認することをしたくなる体験が素晴らしいと思いました。

僕の場合、typescriptの実装はAI駆動を経験してから学習しているので差分がわかりやすいということがイコールで学習になってしまうってのもありがたいです。

コミット履歴によるロールバック

これも地味に便利です。

プロンプトのログ履歴をさかのぼってロールバックするのはよくあるのですが、このログをさかのぼってっていうのがかなりめんどくさくないですか?

僕はclineをよく使いますが、特定の操作のrestoreをストレスなく押せるか?と言われると「キツイ!」と思っちゃいます。

replitの場合はコミット履歴を確認できるので、そこで戻したいポイントにロールバックさせるのが簡単です。
コミットログ

コミット履歴という表現も実際replitが適当なところで作業のcheckpointを作成してそこでコミットしています。なのでどんでもないところまで戻すってこともあまりなく、特にデザイン関連で気に入らない修正があればポンっと戻せるのがいいです。

環境変数を明示してくれる

AIツールで生成したコードはなんだかんだで手元にもってきて修正することになることの方が多いと思います。

その時、環境変数をAIツールがどう扱っているのかいまいちわからない。なんなら環境変数自体をファイル作成しないと取り扱えないみたいなこともあったりします。

replitの場合は環境変数を設定するUIが用意されているので管理も簡単ですし、コードの中での利用方法も突飛なものではないのでローカルに持ってきたとしても自前の.envファイルに置き換えるのは非常に簡単だと思いました。
環境変数

ちょっとそれは・・・と思うところ

逆に、それはちょっとって思うことを書いていきます。replitに限った話ではないものも混じっていると思いますが利用感として記録しています。

シンプルな機能に過剰なデザイン

例えば「美味しい料理を投稿する機能」みたいなことを伝えるとアイコン付きで美味しい料理を投稿するみたいなボタンが出てきたりします。

ただ、こうゆうのって大体の場合アイコンもいらないし、ボタンだけで十分だったりするのですがプロンプト的には伝えたくなります・・・

こうゆうシンプルな機能に自分のお気持ちが入ってしまうと余計なデザインがくっついて来てしまうってことがあります。

アイコンがいらないなら「アイコンはいりません」というのも面倒な話なのでちょっとそれは・・・と思ってしまいます。

手修正をもとに戻される

上記のアイコンの話の派生ですが、アイコンがいらないなら手で消せばいいじゃんと思うわけです。

その部分を手修正して、次のプロンプトに移ると、なんとアイコンが復活しています。

これもよくある話なのですが、エージェントが理解しているナレッジがベースでさまざまに生成されますので手入力してくる僕たちがイレギュラーなのです。

ですが、手入力し保存した時点でエージェントよりも意見が強いと判断して「いらないのね」って理解してくれると嬉しいのですが、そうではなくもとに戻ります。

もしいらないなら「いらないアイコンを消しといたよ❤️」みたいなことを言えるような広い心、ではなく実際のプロンプトで指示することが必要だと思います。

クレジットの消費量

結構バカにならない量が消費されていきます。
ちょっとしたUIの仕掛けでDBへのCRUDが必要なwebサイト一個作るのには大体5$程度使いました。
利用量1

利用量2

それとは別にDB利用やデプロイは別料金になっているところにも注目したいです。実際にサービスをうごかした場合は各種料金設定により請求がくる感じです。

項目 単価
Agent(Checkpoints) $0.25 / checkpoint
Assistant(Edit requests) $0.05 / edit request
Storage(GiB) $0.15 / GiB
Outbound Data Transfer(GiB) $0.1 / GiB
Scheduled Deployment(Deployments) $0.033 / day
Scheduled Deployment(Compute units) $3.20 / 1 million
Autoscale Deployment(Deployments) $0.033 / day
Autoscale Deployment(Compute units) $3.20 / 1 million
Autoscale Deployment(Requests) $1.20 / 1 million
PostgreSQL Storage(GiB) $1.5 / GiB
PostgreSQL Compute(Hours) $0.16 / hour
Object Storage(GiB-months) $0.03 / GiB / month
Object Storage Data Transfer(GiB) $0.1 / GiB
Object Storage Basic Operations(Requests) $0.0006 / 1K
Object Storage Advanced Operations(Requests) $0.0075 / 1K

repolitは月2$5のクレジットを持っていますので、こったものを作るとなると月に1、2個くらいでしょうか。

それに加えて運用費をペイすることになるのでモック開発には最高だと思っています。

本格開発の場合はローカルに落として、本番運用はこれら料金判断してどうするか決めればいいかなと思いました。

ちょっと遅い(でもほんのちょっと)

バリバリ仕事の時間にプロンプトを使ってやっていますと返事が来るまでの1分程度も待つのがストレスってことがあります。

適当な時間の空いた時にさほどこだわらない実装なものを作るのがいいよねって思う理由がここにもあります。

もちろん待った方が自分の能力をこえたものができるなら待ちますが、先ほどのアイコンを消す程度のタスクを1分も待ってられません・・・

そんなかんじでちょっと遅いってのが微妙に体験的にはマイナスになってます。

実は別料金のAssistant

デフォルトでclaude3.7が使える機能ですが、1回のリクエストで少額の利用料をつかう従量課金です。

従量課金

これがエージェントの横にシレッとあるので普通に使っちゃうのですが別料金、これはちょっとした罠と言ってもいい気がします。

ただ、claude3.5の変更もできます。一旦3.5で作業してパワーを使うものだけ3.7とかにしてもいいかもです。

おわりに

電車の中でモック制作ができるってわかっちゃったのがヤバい!

この体験からいろいろ触ってみたら開発作業にもつかえるじゃないって思えたのがreplitでした。

月額$25をどう思うか次第だとは思うのですが、何もしないよりは何かできた方がいいという方にはいいかなって思います。

$10のクレジットが付与されるリンクもつけておきます。

https://replit.com/refer/tkwbr999

ご興味のある方がぜひ!!

参考

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