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断薬をプログラミング的に扱ってみる試み(第1話)

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目的

状態が安定してきた今、精神薬を飲まない生活を思い描いてもよい時期に来ているのではないか、という問いが生まれた。
この問いに対して、「気合」や「我慢」ではなく、自分でメンタルを調整していくセルフケアの部分を、プログラミング的な考え方で整理してみたい。

アプローチ

例えば、今困っていることを「不眠」と一言で捉えると、対処がしづらい。
しかし、「枕が合っていないのではないか」「室温の変化」「毛布の重さやズレ」といった要素に分解し、小さな調整を重ねていくことで、100%の改善は無理でも、睡眠の質を60%から70%へ引き上げることはできるかもしれない。
このようなプロセスを読辿ることが、断薬をプログラミング的に扱ってみる試みである。

状態の観測

問題を切り分けたあと、どの小さなトピックから扱っていくかを判断していく、という作戦であることは前述した。
ここで大切なのは、すべてを一つずつ順番に完璧に考えようとしないことだ。
メンタルの体力が十分でない状態では、そのやり方自体が逆効果になってしまう。

例えば、まず「枕」について考えるとする。
このとき、単に「合わない」「不満だ」と感じる点を列挙するのではなく、
その不満をこれまで無意識にどう処理してきたかに目を向けてみる。

たとえば、

  • 何度も寝返りを打っている
  • 無意識に腕を首の下に入れている
  • 顔や口元を布団で覆っている

といった行動があるかもしれない。

これらの無意識の行動は、「すでに自分なりの対処を試みている証拠」でもある。
状態の観測では、こうした行動をヒントに、現実的に一つだけ改善を加える

その結果を、「よく眠れたかどうか」ではなく、
睡眠の満足度を60%、70%といった具体的な数値に落とし込み、記録していく。

これが、私なりの「状態を観測する」方法である。

過去の失敗から

私はアイデア過多で、完璧主義なところがある。
アイデアを出し尽くし、構想を練り、ロードマップまで描く。
そこまでは得意なのに、いざ実行段階になると燃料切れで何もできない。
そんな失敗を、何度も繰り返してきた。

だから今は、状態を切り分け、無意識にしている対処をヒントに改善策を考えたら、
**次は「ひとつだけ実行する」**ことを意識している。
未処理のタスクを増やし続けるより、
今あるアイデアを一度、完了させる。
それから次を考えるほうが、私には合っている。

考えることが三度の飯より好きな内向型の人には、
特に相性のよい方法だと思う。

そして、もう一つ大切な注意点がある。
「枕が合わないかも」という気付きと、
無意識に頭の下に手を入れているという行動。
これらを短絡的に結びつけると、
「枕を買う」という解決策に飛びつきたくなる。

実際、私はその衝動に何度も負けてきた。
AIとの対話の中で、
「過去にトゥルースリーパーを買って、すぐ捨てたかもしれない」
という記憶に気付き、はっとした。

そこで出した今回の最適解は、
「粗品のタオルを首の下に当て、枕カバーで固定する」という方法だった。
お金をかけず、今すぐできる。

今日やることは、
タオルを用意して、枕に仕込む。
それだけでいい。

そして、ここまでだ。

まとめ

というわけで、状態観測までにやるべきことは
① 問題の切り分け
② 無意識にどう対処してきたかを振り返る
③ それをヒントに解決策を「ひとつだけ考える」
④ すぐにお金で解決しようとしない
⑤ 考えた最適解を「ひとつだけ実行する」
⑥ 一つの解決策を「完了させる」

ここまで、問題をプログラミング的に切り分けて考えることができたら、そして、小さく実行して「完了グセ」をつけることができたら。

きっと、「断薬への道」は小さく拓けるはずである。

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