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Claude Codeが使う珍しい英単語集 - ~~~ingの意味を解説

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テラーノベルで機械学習エンジニアをしている川尻です。

弊社でもClaude Codeを導入して生産性がすごく上がっています。その便利さについては今更言及せずとも多くの記事が出ていますね。

日々開発している中でClaudeの使う英単語があまり見かけないものが多かったことに気づきました。たとえば、こんな表示を見たことはありませんか?

✢ Spelunking… (12s · ↓ 66 tokens · esc to interrupt)

これらは主にClaudeが思考中だったり、作業中だったりするときに表示される「~~~ing」形式のメッセージです。一般的な英単語ではないため、「これって何をしているの?」と疑問に思う方も多いのではないでしょうか。

実際、私も最初は戸惑いました。"Thinking"や"Processing"といった一般的な単語ではなく、なぜこのような珍しい単語を使うのか。そこで、これらの単語の意味とClaudeがなぜこれらを選んでいるのかをClaude自身に書いてもらいました。

単語集

以下の単語は、アルファベット順になっています。

単語 元の意味 Claudeの使用文脈 使用理由
Baking 焼く、じっくり準備する コードを生成・準備している時 時間をかけた丁寧な準備プロセスを暗示
Cerebrating 脳を使って考える、熟考する 複雑な問題を深く分析している時 "Thinking"より知的で深い思考を表現
Coalescing 合体させる、統合する 複数のコード片を一つにまとめている時 単なる"merging"より有機的な統合を示唆
Combobulating 混乱から整理する(discombobulateの反対) 散らばった情報を整理・構造化している時 ユーモラスで親しみやすい表現
Conjuring 魔法のように呼び出す 新しいコードを生成している時 創造的で魔法のようなコード生成を演出
Harmonizing 調和させる、協調させる 複数の要素を調整・統合している時 単なる統合ではなく、美しい調和を作り出すプロセスを表現
Honking クラクションを鳴らす 処理の進行を知らせている時 楽しげで注意を引く進捗報告
Hustling 急いで働く、精力的に動く 多くのタスクを素早く処理している時 エネルギッシュな作業態度を表現
Noodling のんびり考える、いじくり回す アイデアを試行錯誤している時 カジュアルで創造的な探索プロセスを表現
Pontificating 権威ぶって話す 詳細な説明や解説をしている時 自己認識的なユーモアで専門的説明を和らげる
Reticulating 網目状に組織化する ファイル間の依存関係を解析している時 複雑な相互関係の把握を視覚的に表現
Shucking 殻をむく 不要な部分を取り除いている時 コードの本質を抽出する作業を比喩的に表現
Sparkling きらきら輝く コードを洗練・最適化している時 コードの品質向上を視覚的に表現
Spelunking 洞窟探検する コードベースの深部を探索している時 複雑なコード構造の探検を冒険的に表現
Transmuting 変換する、変質させる コードを別の形式に変換している時 単なる"converting"より錬金術的な変換を示唆
Wizarding 魔法使いのように働く 複雑な処理を魔法のように実行している時 高度な技術を魔法のような簡単さで実現することを表現

まとめ

Claude Codeが使うこれらの珍しい単語は、単なる進捗表示以上の意味を持っています。この記事を読むことで、Claudeが何をしているかがより具体的にわかるようになり、「今度はどんな単語が出てくるかな?」と待ち時間も楽しくなるでしょう。また、技術的な作業にユーモアを感じることで、AIがより身近で親しみやすい存在に感じられるはずです。

Claude Codeは日々進化しており、新しい単語が追加される可能性があります。もし記事にない珍しい単語を見つけたら、ぜひコメントで教えてください!みんなでClaude用語集を充実させていきましょう。これらの単語の実際の使用頻度や、どんな作業で特に出現しやすいかなど、さらに詳しい分析も今後追加していく予定です。

これらの単語を見かけたら、ぜひその意味を思い出してみてください。「ああ、今Claudeは情報を網目状に整理(Reticulating)しているんだな」と理解できると、待ち時間も楽しくなります。

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