🌐

Web3 の関連概念を分かりやすくまとめてみる -ブロックチェーン、ビットコイン、暗号通貨について-

2022/09/10に公開約3,700字

最近 Web3 に興味があるので、勉強も兼ねて Web3 の関連概念を分かりやすく解説していきたいと思います。
ざっと次のような概念があると思いますが、第一弾はブロックチェーン、ビットコイン、暗号通貨周りについてまとめてみます。他の概念についても順にまとめていくので、よければフォローお願いします!

ブロックチェーン、ビットコイン、暗号通貨、
マイニング、The merge、Sharding、コンセンサスアルゴリズム、
スマートコントラクト、Dapps、DeFi、GameFi、
ICO、NFT、DAO、On-chain、Full On-chain

(追記) 記事を追加しました!

ブロックチェーン

ブロックチェーンを一言で表すならば 「管理人がいなくても正常に動き、改ざん・なりすましなどの不正が非常に困難で、停止するリスクが小さい分散台帳」 と言えます。
分散台帳とは聞き慣れない言葉ですが、台帳とは取引を記録する帳簿のこと、分散台帳とは取引の参加者それぞれのコンピューター上で帳簿のコピーを保持する仕組みのこと、という理解でよいかと思います。

ブロックチェーンでできるようになること

この分散台帳には様々な取引を記録することができます。それは仮想通貨に限らず、デジタルアートの所有権、不動産の取引、選挙の投票結果なども記録できます。
ブロックチェーンは、こうした取引を記録する帳簿を、管理人なしに、不正が難しく、かつ停止するリスクが少ない形で実現することができるという点で革新的であり、それこそがブロックチェーンが「インターネット以来の発明」と呼ばれるほど重要とされるゆえんでもあります。

今まで、公正な取引を実現するためには「信頼できる第三者」の存在が必須でした。
例えば私たちは銀行で預金・出金・借り入れなどを行いますが、それは私たちが (それらの取引を記録した帳簿を持つ) 銀行を信頼しているからこそ実現できるものでした。
一方ブロックチェーンは、銀行のような信頼できる第三者を必要としません。
次章ではなぜこんなことが実現できるのか、その仕組みを説明していきます。

ブロックチェーンの仕組み

前述の通り分散台帳とは、取引の参加者それぞれのコンピューター上で、帳簿のコピーを保持する仕組みのことです。もしもどこかで取引が発生すると、それを一つのコンピューター上の帳簿に記録した上で、他のコンピューターにもその変更を通知し、全体の帳簿を同じ状態に保ちます。

この分散台帳というアイデア自体はブロックチェーン以前にも存在しており、それ自体「信頼できる第三者なしに民主的に取引を実現できる」「何かしらの事情でどこかのコンピューターが壊れてしまっても、帳簿のコピーが残っているため問題なく取引を継続できる」という点で、非常に有用なアイデアでした。

しかし「なりすましや改ざんをどう防ぐか」「二重支払いをどう防ぐか」という問題をずっと解決できずにおり、それを解決したのがブロックチェーンだったのです。
まずはこれらがどんな問題なのか見ていきます。

なりすましや改ざんの問題、二重支払いの問題

仮に分散台帳に「A さんの口座残高が 1 万円である」と記載されているとします。
ここで、あるコンピューターから「A さんから B さんに 1 万円振り込め」という指示があり、それとほぼ同時に別のコンピューターで「A さんから C さんに 1 万円振り込め」いう指示があったとします。
このときそのまま処理を進めてしまうと、いざそれぞれの取引の記録を統合しようとしたときに、A さんの口座残高がマイナスになってしまうという不具合が生じてしまいます。

これが二重支払いの問題です。悪意ある人物のなりすましや改ざんによって、不正な取引が発生するリスクがある以上、分散台帳を実際の取引に利用することはできませんでした。

ブロックチェーンの解決法

ブロックチェーンおよびビットコインはこれらの問題を次のような仕組みによって解決しました。

  • 複数の取引をブロックと呼ばれる塊にまとめて処理する。過去の取引はすべてブロックを鎖状に繋げたブロックチェーンに記録されていく。
  • チェーンには取引の正当性が検証されたブロックしか追加できない。この検証はマイニングという作業によって行われる。マイニングには非常に大きな計算資源が必要であるとともに、マイニングを行った者 (= マイナー) には報酬として新規発行されたビットコインが供給される。
  • 取引の参加者は、常に最長の長さを持つブロックチェーンを正しい歴史として受け入れる。

この仕組みのため、ブロックチェーンで不正を行うためには、自分以外の計算資源を上回る計算資源が必要になります。それほど膨大な計算資源を集めるのは非常に困難であるし、そもそもコスト的に割に合わないのです。
こうしてブロックチェーンは、分散台帳におけるなりすましや改ざんの問題、二重支払いの問題を解決してしまったのです。

ビットコイン

そもそも近年の Web3 への注目、ブロックチェーンの普及は、2009 年に発表された Satoshi Nakamoto の論文「Bitcoin: A Peer-to-Peer Electronic Cash System」に端を発しています。
Satoshi Nakamoto はこの論文でブロックチェーンの概念を発表した後、このアイデアを実装したソフトウェアとして暗号通貨であるビットコインを公開しました。

ビットコインの現在

元々は Satoshi Nakamoto によって開発・保守されてきたビットコインですが、bitcoin.org のサイト を見る限り、現在は民主的な開発コミュニティによって運営されてるようです。

ビットコインの公開から 1 年ほど経過した 2010 年 5 月 22 日、Laszlo Hanyecz は 10,000 btc (btc: ビットコインの通貨単位) でピザ 2 枚を購入しました。当初はこの程度の価値しかなかったビットコインですが、現在では時価総額 60 兆円ほどにまで成長しています。ピザ 2 枚の価値しかなかった 10,000 btc は現在価格にして 100 億円相当という途方もない価格になります。

ビットコインの未来

ビットコインは総発行枚数が 2,100 万枚と決まっています。
ビットコインは仕様上マイニングの時にしか新規発行されず、法定通貨のように第三者による発行量のコントロールができないため、インフレを起こさないような設計になっているのです。

現在すでに総発行枚数の 9 割にあたる 1,890 万枚が発行済みですが、マイニング時のビットコイン発行数は約 4 年ごとに半減していく仕様になっているため、実際にビットコインの発行が完了するのは 2140 年ごろと見られています。

暗号通貨

ビットコイン以降様々な暗号通貨が公開されています。代表的なものとしては以下があります。

  • イーサリアム (Ethereum)
  • テザー (Tether)
  • USD コイン (USD Coin)
  • バイナンス (BNB)
  • バイナンス USD (Binance USD)
  • リップル (XRP)
  • カルダノ (Cardano)

個別の紹介はしませんが、これらはそれぞれ異なる目的・特徴をもっています。
ビットコイン以外の暗号通貨はアルトコインと呼ばれており、また取引価格が法定通貨と連動するように設計された暗号通貨 (テザーや USD コインなど) はステーブルコインと呼ばれています。

まとめ

以上、ブロックチェーン、ビットコイン、暗号通貨についてまとめてみました。
その他の概念についても順にまとめていく予定です。ぜひフォローお願いします!

もし間違っている箇所があればご指摘お願いします。

Discussion

ログインするとコメントできます