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Web3 関連概念まとめ その6 -DAO-

2022/10/11に公開約1,900字

最近 Web3 に興味があるので、自身の勉強も兼ねて Web3 関連概念の解説記事を書きたいと思います。
Web3 に興味はあるけどまだ手を出せていないという人にとって 0 -> 1 の足がかりになるような、これさえ読めば Web3 を何となく理解できるような、そんな記事を目指しています。

第 6 弾は DAO についてです。
他の記事についてもぜひご覧ください!

DAO

DAO (Decentralized Autonomous Organization: 非集権型自律組織) を一言で表すと「スマートコントラクトによって運営が自動化された非集権的な組織」と言えます。

DAO には取締役や CEO といったリーダーは存在せず、その意思決定は基本的に、スマートコントラクトのプログラムによって自動的に行われます。
また DAO の参加者には「ガバナンストークン ※1」と呼ばれるトークンが発行され、参加者による意思決定が必要な場面ではガバナンストークン保持者による直接投票が行われます。

上記の特徴のために、DAO はリーダーによる私益のための行動を抑止できると考えられており、いわゆる「エージェンシー問題 (組織のリーダーが組織の利益よりも私益を優先した行動をとってしまう問題)」を解決しうるものとして期待されています。
例えば利益の配分をスマートコントラクトに組み込んでおけば、私的利用などの不正が入り込む余地なく、プログラム通りに利益が配分されるというわけです。
さらにその利益剰余金の使い道は DAO 参加者の直接投票によって民主的に決められるのです。

※1 ガバナンストークン: DAO の参加者に付与されるトークンのことで、これを持つ人はその DAO のオーナーであり運営に関わることができることを意味します (前述した多数決の参加はその典型的な例です)。

DAO の弱点

ただし DAO にもいくつか弱点があります。

一つは、プログラムにバグがあると致命的な問題を引き起こす可能性がある点です。
2016 年に作られた「The DAO」という DAO は ICO によって約 150 億円の資金調達に成功しましたが、その後プログラムのバグを突かれて 50 億円以上の資金が盗まれました。ハードフォームによって新しいイーサリアム (ETH) を生み出すことで (分岐前のイーサリアムはイーサリアムクラシック (ETC) と呼ばれています) 、資金流出前の状態に戻り事態は収束しましたが、DAO の弱点を世間に知らしめるきっかけになりました。

二つ目は、強いリーダーシップや迅速な意思決定が必要な組織には不向きという点です。
直接投票で意思決定を行うという性質上、これらが必要とされるプロジェクトには向いていません。


以上、DAO についてまとめてみました。

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