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Web3 関連概念まとめ その7 -総括-

2022/10/23に公開約3,600字

今まで 6 回に渡って Web3 の関連概念をまとめてきました。

そのおかげもあり Web3 とは何か、Web3 で世界はどう変わりつつあるのかについて、おぼろげながら理解することができてきました。
今回はその総括として、それらについてと (個人としての) 今後の方針について、書いてみようと思います。

Web3 とは何か

Web3 を一言でいうと「Web1.0、Web2.0 の次に来る非集権型の Web」であると言えます。
Web3 を理解するために、まずは Web1.0、Web2.0 について説明します。

Web3 以前の Web

Web は 1991 年にティム・バーナーズ=リーの手によって生み出されました。
ティム・バーナーズ=リーは研究文書をスムーズに連携することを目的に、文書を 1 つのコンピュータに集めつつ、それらをハイパーテキストで相互にリンクさせていきました。
これが Web の始まりです。

誕生当初の Web は「Web1.0」と呼ばれており、サービス事業者が発信した情報をユーザーが受け取るだけの一方通行なものでした。
その後ブログや SNS のようにユーザー自身がコンテンツを作成し発信するような時代が訪れ、こうした双方向の情報の流れを持つ Web は「Web2.0」と呼ばれました。

Web2.0 ではユーザー自身がコンテンツを作成するものの、そのデータを管理しているのはサービス事業者です。そのためもしサービス事業者が事業を辞めてしまったり倒産したりすれば、そのデータは消えてしまいます。つまり Web2.0 は集権的であったわけですが、一方で Web3 は非集権的です。

Web3

Web3 は、ブロックチェーンやスマートコントラクトなどの要素技術を元に Web2.0 の集権性を排除しようとする次世代の Web です。
2014 年に、イーサリアムの開発者の一人である Gavin James Wood が提唱し始めた概念で、これによりブロックチェーンや暗号通貨・NFT などバラバラで語られていた概念が一つのまとまりを持って語られるようになりました。

Web3 は非集権的です。例えばユーザーが所有するコンテンツをブロックチェーン上に保持しておけば、(たとえそのサービス事業者が倒産したとしても) 永遠にデータは残り続けます。
またサービス事業者に頼らずとも、データの改ざんが非常に困難であり、一方でそのコンテンツの所有者が誰であるかを証明することも可能です。

Web3 で世界はどう変わりつつあるのか

Web3 は様々なもの・ことを非集権化しました。
最たる例が暗号通貨であり、中央当局が干渉できない、信頼できる第三者なしに不正が困難な取引が可能、しかもシステムのダウンリスクが少ないという特性から、その登場は通貨革命とさえ言われています。
また暗号通貨の登場を通貨革命とするならば、スマートコントラクトの登場は契約革命と言えます。契約は世界中のありとあらゆるところで行われている行為であり、これを改ざん不可能にし、契約履行を自動化してしまうスマートコントラクトの有用性を計り知れません。

NFT も重要な発明の一つです。NFT は複製不可能な唯一無二のトークンであり、デジタルな資産に「オリジナル」の概念をもたらしました。デジタルアートに価値が付き、優れた作品は伝統的な絵画同様に高値で取引されるようになったのは、NFT のおかげです。
また唯一無二という特性から、メンバーシップ制度のような機能 (認可機能) として利用されることもあり、PlayToEarn ゲームや Dao におけるトークンは NFT のこうした側面を利用したものといえるでしょう。

ただし、このように世界に良い影響を与えている一方で、負の影響もあることは見逃せません。
ブロックチェーンの生成のために膨大な電力が消費されている点、暗号通貨が脱税・マネーロンダリングなどの犯罪のよりどころとなっている点、ICO や GameFi において詐欺行為が横行している点など、これから解決していかなければならない課題は多くあります。

今後の方針

ここからは個人的な話です。
今回の一連の記事を書いたことで、Web3 とその周辺概念についてある程度理解することができました。その一方で、より深く理解していくためには、論文やソースコードを通じてブロックチェーンやスマートコントラクトに触れていく必要があると感じています。
そのため、今後は次のようなことを進めていこうと思っています。

まとめ

以上、Web3 とは何か、Web3 で世界はどう変わりつつあるのかについてと、個人的な今後の方針についてまとめてみました。
この記事が何かしらためになれば幸いです。


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