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XserverからCloudflareへのドメイン移管

に公開

ドメイン移管

2025年10月末でのXserverレンタルサーバー解約に伴い、そこで管理していた独自ドメイン take-lab.com をCloudflare Registrarへ移管することにしました。コスト削減と、今後のインフラをCloudflare中心に刷新するためです。

ドメイン移管元であるXserver上での手続きを行った後、ドメイン移管先であるCloudflare Registrarで操作する必要があります。

ドメイン移管元(Xserver)での作業

ドメイン移管元(Xserver)でのやり方の詳細は「ドメイン移管とは?移管の流れ・具体的な方法や費用・トラブルの原因まで解説!」に載っていました(やり終わってから見つけた。。)

掻い摘んで手順を述べると以下のような流れでした。

  1. レジストラロックを解除するためにドメイン解約申請
  2. WHOIS情報を自身の情報へ変更
  3. メールアドレスの有効性確認
  4. 1日待ってWHOIS情報が世界に行きわたるのを待つ
  5. 移管元(Xserver)でAuthCode(認証鍵)取得
  6. レジストラロックを解除

Xserverの管理画面で、1のドメイン解約を申請すると移管の進め方がメールで送られてきました。

2.WHOIS情報がXserverになっているので、Whois代理公開サービスを解除し、自身の情報を入力する必要があります。
メールアドレスを自分のアドレスにすることが重要で、変更申請後に送られてくる3の「【Xserver】■重要■ドメイン登録者情報のメールアドレス認証作業のお願い」というメールに記載されているURLへアクセスしてメールアカウントが有効と認められないと先に進めません。

解約申請時に送られてきたドメイン移管手順には以下の注意書きが書かれていました。

※Whois情報の変更は反映まで最大1日程度お時間がかかります。
 Whois情報を変更した場合、1日程度お待ちいただき、
 以後のお手続きを行ってください。

しかし、24時間待ったのに何も変化がない。。
そこでXserverに問い合わせたりしてさらに2時間半程度経ったところでWHOISに変更内容が反映されたことが確認できました。(問い合わせたりWHOIS情報を再登録したりしたことが何か作用した気もしなくはないけれど)焦らず待ちましょう。

なお、6のレジストラロック解除をするとステータスが「解除中」となりますが、これで解除されている状態であることを示しているとのことです(サポートに確認済み)。

ここから先はCloudflareでの作業が続きます。

ドメイン移管先(Cloudflare Registrar)

ここからは移管先での作業です。

  1. Cloudflareにログイン

  2. サイト(ドメイン)をCloudflareに追加
     ログイン直後のアカウントホームの画面で「既存のドメインを入力」という入力欄に移管したいドメイン名を入力し、最下部の「続行」をクリック。

  3. プラン選択:Free(無料)」プランを選択。

  4. DNSレコード確認: 表示されたDNSレコード(Xserverのもの)は何も変更せず「続行」をクリック。

  5. ネームサーバー変更指示: 表示されるCloudflareネームサーバーへの変更指示は無視し、「後で確認する」をクリックしてサイト追加を完了させてしまう。

  6. 移管メニューへ: サイト追加が完了したら、左側メニューの「ドメイン登録」→「移管」タブに進むとここに移管するドメインが出てくるはずだがどれだけ待っても出てこない。

  7. 5.ネームサーバーを更新の「3.現在のネームサーバーをCloudflareネームサーバーに置き換える」を実施しなければならなかったことが判明!
    Xserverの管理画面へ戻り、ネームサーバー設定を書き換える。

  8. Cloudflareのドメインの移管ページでドメインが出てきていることを確認し「続行」。

  9. Xserverで取得した認証鍵を、Cloudflareの認証コード欄へ入力し「支払いに進む」。

  10. 連絡先と支払い情報を入力

  11. 「移管ステータスを続行」すると支払い完了して待ちフェーズへ。

  12. しばらくするとXserverから「【重要】take-lab.com のトランスファー申請に関するご案内」というメールが来た。「他社レジストラへの、トランスファー申請を受け付けました」とのことで何もしなくてよいみたい。

  13. Cloudflareのダッシュボードを見ると該当ドメインがアクティブになっていたのでここで移管作業は完了!

  14. 後日Netowlで移管を承認されて正式に全て完了(1週間ぐらいかかった)

まとめ

XserverからCloudflareへのドメイン移管は、以下の点で注意が必要でした。

  • WHOIS情報
    一時的に個人情報への変更が必要。
  • レジストラロック
    Xserverの「解除中」は「解除済み」の意味。
  • Cloudflareの認識
    移管オプション表示の前提条件として、ドメインが「アクティブ」(≒ネームサーバーがCloudflare向き)であることが必要。

作業自体は失敗したくなかったので、Gemini Pro 2.5にもこれで合ってる?と相談しながら進めていたのですが、これがあまりよくなかったようで、「何もしなくてよい」「もう少し待ってからアクセスして」とばかり言われ無駄に時間がかかった場面もありました。マニュアルとサポートを第一に信用して進めるべきです。とにかく待ち時間が多い作業なので、焦らなくてもいいよう期限に余裕をもって実施できれば問題ない作業だと思います。

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