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インタラクティブな表現を使って可視化する

2025/01/06に公開

分析には欠かせない? ドリルダウン

インタラクティブな表現を使った可視化は顧客に喜ばれやすいですよね。
意味もなくインタラクティブな要素をこれでもかと入れればいいというわけではないと思いますが、やはりドリルダウンなどは需要があるのではないでしょうか。
ご存知の方も多いと思いますが、Tableau極めるにも出てきますし、当然こちらも出てきています。
そしてわたしはこの手法をいつも忘れてしまうため、備忘録的に当ブログに残しておこうと思います。

ドリルダウンはTableauの階層機能で表現可能

そもそもドリルダウンはTableau標準で表現されています。
もっとも一般的なドリルダウンは日付データではないでしょうか。
日付データを行または列にそのまま持っていくと「年」でプロットされフィールド横の「+」をクリックすれば四半期→月という具合にドリルダウンされていきますよね。
さらにデータペインで階層にしたいフィールドをドラッグすれば簡単に階層化しドリルダウンすることができます。
ただし、下位のディメンションがすべて表示されてしまうため必要のない情報が増えて表示されてしまうなど、こちらの意図する表現としてはイケてない場合も多くあります。

意図した箇所だけドリルダウンさせる

そこで冒頭に書いたような手法を使います。いわゆるセットアクションになります。
やり方はそんなに難しくありません。
1.まず上位のディメンションでセットを作成します
2.1で作成したセットを使って以下の計算フィールドを作成します

IF [上位のディメンションset] THEN "▼"
ELSE "▶ "
END
+[上位のディメンション]

3.上位のディメンションセットと下位のディメンションを使って以下の計算フィールドを作成します。

IF [上位のディメンションset] THEN [下位のディメンション]
ELSE ""
END

あとはアクションを追加し、上位のディメンションと2と3で作成したフィールドを行に配置するだけです。

実際に可視化したダッシュボードはこちら

可視化しての感想

個人的にこのドリルダウンを実現する際に使用する計算フィールドでの分岐が、Tableauの自由度の高さと言いますか、感動した部分でもあります。

最後に、参考にした記事・サイト

#TableauChallenge : 選択した項目だけドリルダウンする
Tableau極める : Day17

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