読書感想文「実務で役立つログの教科書」
概要
書籍「実務で役立つログの教科書」を読了しました。
読書感想文を書いてみます。
読もうと思った背景
実務のアプリケーション開発では、これといった方針も無く、なんとなくでログを設計・出力していました。
今時点では何とか目的は達成できていましたが、プラクティス等を知らないままの現在のやり方ではいつか問題に直面するという危機感を漠然と持っていました。
そんな中、この本の存在を知り、プラクティス等を学べることを期待して読書に踏み切りました。
本文概要
「教科書」と銘打っている通り、ログについて広く浅く取り上げています。
以下のような内容を、順序立てて解説しています。
- ログとは何か
- ログの意義
- ログの種類
- ログ記録方法や、代表的な収集方法
- ログの管理方法
- ログの活用分析手法・活用方法
ログと言えば運用・監視の印象が強いですが、セキュリティ分野やビジネス方面での活用にも話題を広げています。
収集や活用方法部分では、具体的なプラクティスではなくログ収集の基本的な考え方、方針、意識することなどを中心に解説しています。
「ログってなに?」や、「とりあえずログは吐き出しているけど、ぶっちゃけ良く知らない」という方が、「完全に理解した」状態へ進むためには適している書籍かと思います。
一方、実務で通用する具体的なプラクティスを学びたい方には、本書籍だけでは不足だと思います。
以下のような参考文献を当たる必要があります。
- https://www.dataset.com/blog/the-10-commandments-of-logging/
- https://betterstack.com/community/guides/logging/
また、近年注目されているオブザーバビリティ分野についても、(見落としていなければ)特に言及がありませんでした。
オブザーバビリティ関連でログのプラクティスを学ぼうとしている方でも、本書籍だけでは不足だと思います。
教訓・学び・感想
ビジネス分野におけるログの活用方法はほとんど触れてこなかったため、本書籍で少し解像度が上がりました。
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ログ周りは、セキュリティや運用・監視の文脈で少しずつ学習しておりました。
この辺りの知識は本書籍でも触れており、自分の知識を確認することが出来ました。
過去にセキュリティの文脈でログ保全等を学んだことがありましたが、その時の知識と本書籍の内容に相違点は特になく、自分の知識に多少自信を持つことが出来ました。
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以下のようなログ出力方針などは、どの分野でも共通する考え方だと思います。
- ログの活用方法(≒収集するログの要件を決める)を見据えて、出力を考えること
- むやみやたらに出力すると、処理時間やリソースの圧迫につながり、かえってマイナスになる
- 機微な情報は残さない
- 費用対効果を考えて、ログの種類やツールを選定する
この辺りを整理できたのは、大きな収穫でした。
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