Zennに浮気してみる
技術系の情報共有/メモサイトといえば、Qiitaはてブロ、最近ではNoteなどがメインだと思います。
しかし、私はこれらがあまりしっくりこずGitLab Pagesを利用してブログを立ててみるという試みをしていました。
そんな私ですが、今回「Zennで良いのでは?」という思考に至りましたので試しに浮気をしてみる的な記事です。
なぜQiitaなどではだめなのか?
まずは冒頭で挙げたQiita、はてブロ、Noteのどこがしっくり来なかったのか、という点を説明していきます。
とは言っても大した理由ではありません。
Qiita
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UIが微妙
完全に好みの問題ですが、個人的にQiitaのUIがあまり好きではありません。遊び心がないというか。 -
目次がずれている
おま環なのかは知りませんが、スクロールと目次が微妙にずれています。
特にアスペクト比が16:10のノートPCではかなりずれている気がします。
はてブロ
- カスタマイズ性が中途半端
はてブロの良い点として、あくまで「ブログ」であるためテーマなどを自由に決めることができるという点があります。
しかし、カスタマイズする前提で見るとなにか物足りない。
カスタマイズするならもっとカスタマイズしたい。
非常に自分勝手な話ですが。
Note
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UIが地獄
なんですかあれは。いくら幅のあるモニターを使っていようがなんだろうが、記事が表示されるのは中央の細い空間だけ。
おそらくUX的にそのほうが見やすいとかそういうことなのでしょうが、私はあれが本当に嫌いです。
せめて、その空いたスペースに目次を入れてやってください。 -
Markdownが使えない
せっかく慣れたMarkdownが使えないということ、そしてオンラインエディタでしか編集できないということがかなり痛いです。
そのうち改善がありそうな気もしますが。
そんなわけでGitLab Pagesでブログを運用するという試みをしたわけですが、これはこれで面倒でした。
GitLab Pagesの問題点
管理が面倒。これに尽きます。
記事作成だけでも、
hugo new
して記事のメタデータ書いて本文を書いて
hugo server
して記事確認したら
git add
してgit commit
してgit push
という作業が必要になります。
これはZenn CLIでも同じようなものですが、Hugoで管理をする場合これに加え
- 画像を貼りたい場合若干特殊な作業が必要
- 自由度の高さ故にファイル名の管理がユーザー任せ
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config.toml
の設定がテーマによって違う
などなど...
凝り性のくせに面倒くさがりな私にとって、これはかなり苦痛でした。
そこでZenn
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UIがきれい
ZennのUIはとてもきれいです。
特に目次部分のUIはこれ以上ないほどだと思います。 -
Zenn CLI
オンラインエディタでもオフラインエディタでも書けます。すばらしい。
オフラインエディタで書けるようにするとオンラインエディタが使えなくなるという謎の制約はありますが...。
また、Hugoと違いフォルダ構成もシンプルでテーマによる構成の変化などもないので、非常に楽です。ファイル名にはslugしか使えませんが、むしろ管理する必要もないということです。 -
画像の貼り付けも楽
Zennには専用の画像アップローダがあります。アップロードしてMarkdownで指定してやるだけ。簡単。
すばらしい。
他にも
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投げ銭機能
Zennには、Noteのように投げ銭をする機能があります。モチベーションにつながる非常に良い機能だと思っています。 -
Book機能
Zennでは、さらに本を作って販売することもできます。有料Noteのようなものですが、公式によると記事を有料販売できない理由は、気軽に知見をシェアし、気軽に情報収集できるようにするためです。ちょっとした調べ物をしているときにヒットした記事が「ここからは購入者のみ読むことができます」と途中で終わっていたらストレスに感じると思います。そのため、本だけを有料販売できるようにしています。
とのことで、読者のことも考えられた非常に良いシステムだと思います。
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公式の動きが活発
Zennは、公式が使い方などを発信しています。記事へのコメント対応も素早く正確で、さらにはロードマップも公開されています。
信頼できる公式というのは、本当に素晴らしいです。
まとめ
なぜZennに浮気をするのかという記事でした。
こう見るとZennの良さが際立ちますね。
たぶんちゃんと乗り換えます。