【Markdown】nbとObsidianの連携【メモ管理】
nbで書き、Obsidianで読む
エンジニアの知識整理として、ノートテイキングはとても重要
学んだことや思いついたことは忘れないうちにどこかにメモるのが大切
デスクトップアプリとかWebアプリは起動がめんどい。
Mac使いの人は、ホットキーでどこからでもiTerm2を起動しCLIコマンドを叩いてメモを書き始められるnbというツールがオススメですよ、という記事を去年書いてた。
これでメモを書き始めるめんどさは極限まで排除することができた、のだが...
ターミナル画面でメモを読むのは正直キツイ...
こんな感じ
ObsidianをMarkdown Readerとして使う
メモるのはCLIでいいとして、じっくり読み返すのにはMarkdownをリッチな表現でレンダリングしてくれるGUIアプリケーションを使ってもいいでしょう。
nb
はプレーンなMarkdownテキストを保存しており、一般的にMarkdownをサポートするエディタというのは多くあるので連携もしやすい。
ということで白羽の矢が経ったのが Obsidian
脳科学に基づいた情報整理術で第二の脳をシミュレートする、とかいう最近の人気なあれデスね。
nbでメモ整理のためMarkdown内に記述するタグ機能#{tag_name}
は、Obsidianのそれと全く同一であり、Obsidianとnbはなんか相性がいい気がする
~/.nb ディレクトリを Obsidian Vault として開く
デフォルトではホームディレクトリの.nb
にnbで管理しているノートブックが保存されている。
- Obsidian を開く
- File > Open Vault > Open folder as vault
-
~/.nb
ディレクトリを選択
(隠しフォルダなので、表示されてない場合は別にFinderウィンドウを開き表示設定を変更してディレクトリをドラッグ&ドロップすると良い) - 開く
とやると、Obsidianでnbで書いたメモを読むことができるようになる。
とりあえずグラフビューでタグ検索してみるが、
そのままだとなんか見づらい!
nb add
コマンドで作成されるmdファイルはデフォルトでYYYYMMDDhhmmss.md
みたいなタイムスタンプのファイル名になっていて、Obsidianの記事リストはファイル名ベース。このままだとタイトルから読みたい記事を探せず、かなりしんどい。
nbには、メモのファイル名をリネームするコマンドが存在する
もしくは、新しいメモを追加する時にファイル名を指定しつつ作成することもできる
nb rename {id} {new_name}
nb add --title {memo_file_name}
が、素早くメモを取りたいときにタイトルを考えている暇は無いし、メモを取り終わってからrenameコマンドを打つのを忘れることもありうる。
nbではMarkdownの先頭に書かれたh1ヘッダー(# {title}
)をタイトルとして扱うので、obisidanにもその流儀でタイトルを設定することができれば楽になりそうだ。
File Explorer Markdown Titles プラグインを導入する(Obsidian)
結論から言えば、このプラグインを導入することで解決できた
Preferences > Community plugins > Browse > File Explorer Markdown Titles
で検索
こいつを有効化した後、グラフビューを閉じて再表示してみると〜
Markdownファイルの先頭のh1ヘッダーがタイトルとして表示されるようになった。
グラフビューも、サイドバーもタイトルが見やすくなってる!
まとめ
- nbでメモを書くのは速いが、読むのは辛い
- 読むのはMarkdownに対応したリッチな表示のリーダーを使う(この記事ではObsidian)
- nbのファイルをObsidianに持ってくると、ファイル名がタイムスタンプになって見づらい
- =>
File Explorer Markdown Titles
プラグインで先頭のh1ヘッダーをタイトルとして表示するようにする
- =>
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