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Steamでのゲームの公開

に公開

概要

Steam でゲームをリリースしたのでここまでの流れを書いておく。

開発者登録

Steam でゲームをリリースするためにはまず開発者登録しなければならない。
とても面倒だが、多くの先人が登録法を説明しているので従えば良い。
特に以下のページを参考にさせてもらった。

ストアページ

製品紹介ページを作成してレビューを受け、2週間以上ストアページを「近日登場」として公開してからでないと実際にゲームをリリースすることは出来ない。
これも面倒だが、先人の説明を参考に必要な対応をする。
ストアページのレビューは特に引っかかることなく通った。

ゲームが完成していなくてもストアページさえ公開してしまえばウィッシュリスト登録してもらうことができる。

ブラウザ上では以下のようなゲーム名付きのアドレスになる。

https://store.steampowered.com/app/4628600/Autonomous_Warfare_Evolution/

しかし実際に重要なのは数字の部分まで。
末尾の文字列は無くても、間違っていても番号のページが表示される。

https://store.steampowered.com/app/4628600/

価格設定

開発者は40個くらいの通貨/地域の価格を全て設定する必要がある。
と言っても個別設定なんてやってられないので USD の価格だけ決めて Steam の提供する変換ツールを使うのが一般的と思われる。

Steam - 地域別価格について

今回は多変数換算を使用した。

価格は任意に設定可能だが、$1.99、$2.99 のようなテンプレート的な価格が用意されており、これらを選択すると各国通貨もキリの良い数字に丸められる。

ゲームビルド

リリース用のバイナリをアップロードしたら、Steamのランチャーアプリから起動できるか必ず確認した方が良い。
特にカレントディレクトリがデバッグ時と異なることが多いので、画像が全く表示されないというトラブルが起こりやすい。(起こった)

raylibの場合は以下のようなコードで問題回避できた。

    // Steamなど外部ランチャーから起動した場合、カレントディレクトリがexeのディレクトリと
    // 異なる可能性があるため、相対パスでのアセット読み込みが失敗しないよう先頭で変更する。
    std::filesystem::current_path(GetApplicationDirectory());

一回目のアプリの審査では "Failure" が返ってきた。

ストアページには "Campaign mode" "high-difficulty mode" の説明が書かれているが、そんなモードは見つけられなかった。
未実装の機能をストアページに書いてはいけない。

という趣旨の指摘。
未実装ではないのだが "mode" という言葉が良くなかったのかもしれない。
または単純に操作が分からず画面を見つけられなかったのかもしれない。
AI と相談してストアページの表現を改めた。

以下が修正前

In Campaign mode, experiment freely with deploying various genomes without fear of failure. Even if defeated, you can incorporate the enemy's genome to evolve further and adapt. In addition to the standard campaign, a high-difficulty mode is available, where you face highly evolved AI opponents.

以下が修正後

Open the Mission Console (Tab key / X button on controller) to access two story campaigns: Yamato SAZ Campaign and Tokyo Government Campaign. Each follows a sequence of operations with unlock conditions. Within these campaigns, you can freely experiment with deploying various genomes. Even if defeated, you can incorporate the enemy's genome to evolve further and adapt.
Additionally, the game includes multiple difficulty tiers ("Combat Protocol" generations), where higher tiers feature increasingly evolved AI opponents.

ゲーム本体側もキーガイドやヘルプを追加するなど、画面や機能が見つけやすくなるように修正した。

二回目の審査で通過。

公開/リリース後

ストアページを公開して約二週間後、ウィッシュリストは 8 だった。
実際にゲームをリリースすると、約二日で 100、約一週間で 150 を超えた。

Steam はリリース直後の露出のブーストが凄まじい。

ウィッシュリストを貯めてからリリースすることで初動のセールスを稼ぐのが王道のようだが、無名で宣伝の当てがないならリリースすること自体がプロモーションになるのでそれで割り切ってもいいのかもしれない。
一方で、売れなければ露出の減衰もドライに発生する。

AI曰く以下が目安らしい。

  • ウィッシュリストの5~10%が購入
  • 購入者の1%〜2%がレビュー

現実は厳しい。

ちょっと嫌な話

リリース直後に中国から2本購入され、即返品された。
返品理由は「間違って購入」と「トレイラーとゲームの内容が合っていない」だった。
前者はともかく、後者についてはトレイラーの作成にはプレイ動画以外は使っていないのでかなり的外れである。
データの抜き取りを目的としたボットなどが動いているのかもしれない。

ゲームを公開すると「宣伝するから無料キーをくれ」というメールが大量に来る。
こうして入手したキーを転売する例も報告されているため、キーを渡す場合は慎重に考えた方が良い。
すべて無視でも良い。

リリースしたゲームについて

遺伝的アルゴリズムで群知能を進化させて戦うゲーム。

https://youtu.be/bVng5T2u0-4

https://store.steampowered.com/app/4628600/

アセットを除いたソースコードは GitHub で公開している。

https://github.com/ssknaoya/autonomous-warfare

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