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OpenAIの新しい画像生成モデル「gpt-image-1」がAPI公開 — 画像生成の品質と料金を試してみた
OpenAIから最新の画像生成モデル「gpt-image-1」が公開され、API経由で利用可能になりました。
このモデルは、テキストプロンプトから高品質な画像を生成・編集できるのが特徴です。
- スタイルや構図の多様性に対応
- 画像内テキストの高精度な描画
- AdobeやFigmaなどの主要ツールと統合可能
これにより、コンテンツ制作、デザイン、アプリ開発などの分野で、よりクリエイティブかつ効率的なワークフローが実現できます。
📌 画像生成の「Quality」パラメータとは?
gpt-image-1では、画像生成時にQualityパラメータを設定できます。
- Low
- Medium
- High
このパラメータにより生成される画像の品質と、API利用料金が大きく変わります。
💰 料金表(1ドル=143円換算)
Quality | 1024×1024 | 1024×1536 | 1536×1024 |
---|---|---|---|
Low | $0.01 (¥1.43) | $0.02 (¥2.86) | $0.02 (¥2.86) |
Medium | $0.04 (¥5.72) | $0.07 (¥10.01) | $0.07 (¥10.01) |
High | $0.17 (¥24.31) | $0.19 (¥27.17) | $0.19 (¥27.17) |
LowとHighでは、約17倍以上の料金差があります。
そのため、用途に合わせて適切なQualityを選ぶことが非常に重要です。
🧪 実際に生成して比較してみた
入力プロンプト
以下のプロンプトを使い、Qualityごとの画像生成を試しました。
忙しいオフィスの風景。
深夜の静まり返った中で一人残って資料作成に追われる日本人男性社員。
彼はスーツ姿でパソコンに向かい、疲れた表情を浮かべている。
デスクの上には大量の書類とコーヒーカップ。
背景には消灯された他のデスクと、窓の外に広がる夜の都会の灯り。
テキスト(画面の目立つ場所に配置)
「時間と労力を奪われていませんか?」
結果と所感
-
Low
全体的に荒く、細部の表現や文字の再現性が低め。ラフなイメージ確認やドラフト用途向き。
生成時間:12.324秒 -
Medium
細部が改善され、文字もある程度は認識可能。ブログや簡単な資料用に十分な品質。
生成時間:20.409秒 -
High
非常に高精細で、文字もくっきり。プレゼン資料や商用利用にも十分対応可能。
生成時間:49.144秒
🎨 用途別おすすめQuality
用途 | 推奨Quality |
---|---|
アイデア出し・ラフイメージ | Low |
ブログ・社内資料 | Medium |
商用デザイン・高品質な出力 | High |
コストと品質のバランスを考慮しながら選択するのがポイントです。
🚀 まとめ
gpt-image-1は、生成AIによる画像制作の可能性をさらに広げる強力なツールです。
料金と品質の関係を理解し、用途に応じて最適なQualityを選ぶことで、コストパフォーマンスよく活用できます。
ぜひAPIを使って、実際にさまざまなプロンプトで試してみてください。
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