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NotebookLM + Gemini の合わせ技で「これ、違反になる?」自転車のモヤモヤを晴らしてみた

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きっかけは、自転車を使う家族との会話でした。

「自転車は車道が原則って言われるけど、車道を走るのは怖い」
「歩道に入ったら違反になるの?」
「横断歩道では、歩行者用の信号と車用の信号、どちらを見ればいいの?」

そんな話を聞いて、あらためて自転車のルールは意外と迷いやすいものだと感じました。

「自転車は車道が原則」と言われる。
でも、車道のすぐ横を大型トラックが走っていく。
路肩は狭いし、後ろから車が迫ってくる音も怖い。

かといって歩道に入ると、今度はこう思う。

「歩行者の邪魔になっていないかな」
「これってルール違反?」
「場合によっては罰則の対象になるのではないか」

本当は、安全のために歩道を走ってもよい場面かもしれない。
でも、「違反になったらどうしよう」と思うと、危ないと感じながらも車道を走り続けてしまう。

自転車に乗っていて、こんなふうに不安になったことはありませんか?

そんな人は、意外と多いのではないでしょうか。

もちろん、自転車は好き勝手に走っていいものではありません。
ただ、ルールを知らないまま不安だけが大きくなると、本来できるはずの安全判断までしにくくなってしまいます。

そこで、NotebookLM+Gemini の組み合わせで家族のモヤモヤを晴らしてみるということを試してみました。

NotebookLMで根拠を確認し、Geminiで自分の状況に合わせて相談する。
この流れを使うと、自転車に乗るときの「これでいいのかな?」という霧が、少し晴れるかもしれません。

また本記事は Google Workspace 版の Gemini および NotebookLM を前提としています。

罰則があるからこそ、「なんとなく怖い」が大きくなる

自転車のルールは、以前よりも注目されるようになっています。

警視庁は、自転車について「車道が原則、左側を通行。歩道は例外、歩行者を優先」と案内しています。また、車道通行の原則に関する罰則として「3か月以下の拘禁刑又は5万円以下の罰金」、歩道通行に関する罰則として「2万円以下の罰金又は科料」なども示されています。

https://www.keishicho.metro.tokyo.lg.jp/kotsu/jikoboshi/bicycle/rule.html

さらに、警察庁は自転車への交通反則通告制度、いわゆる「青切符」について案内しており、対象は16歳以上の自転車運転者とされています。反則金を納付することで刑事手続に移行せず処理される仕組みも説明されています。

https://www.npa.go.jp/bureau/traffic/bicycle/portal/system.html

こういう情報を見ると、真面目な人ほど不安になります。

  • 「車道が怖いから歩道に入ったら違反?」
  • 「でも、車道を走って事故に遭うのも怖い」
  • 「結局、どうすればいいの?」

このモヤモヤは、単なる知識不足というより、“ルールと現実の道路状況の間で迷っている状態” なのだと思います。

NotebookLMとGeminiを組み合わせる理由

ここで役に立つのが、GoogleのAIツールであるNotebookLMとGeminiです。

ただし、どちらか一方に丸投げするのではありません。
それぞれの得意分野を分けて使います。

NotebookLMは、資料を読み込ませて、その内容をもとに情報を整理するのが得意です。
道路交通法、警察庁や警視庁のページ、自転車ルールに関する公的資料などを入れておくと、「どの資料に何が書かれているか」を確認しやすくなります。

一方、Geminiは、会話しながら考えを整理するのが得意です。
NotebookLMで確認した根拠をもとに、

  • 「この場合はどう考えればいい?」
  • 「自分の通勤ルートだと何に注意すればいい?」
  • 「怖いから歩道に入るのは、わがままなの?」

と相談できます。

つまり、役割はこうです。

  • NotebookLM:根拠を整理するためのAI
  • Gemini:不安や状況を言葉にして相談するためのAI

この2つを組み合わせることで、ただAIに聞くよりも、かなり安心感のある使い方ができます。

まずはNotebookLMに「根拠」を登録する

たとえば、「自転車はどこを走ればいいのか」を確認したい場合。

いきなりGeminiに聞くのではなく、まずNotebookLMに公的な資料を入れます。

たとえば、次のような資料です。

  • 道路交通法
  • 警察庁の自転車ルールに関するページ
  • 警視庁の自転車交通ルールのページ
  • 自治体や警察が公開している自転車ルールの資料

今回はシンプルに道路交通法のみを登録しました。

https://laws.e-gov.go.jp/law/335AC0000000105


道路交通法を NotebookLM に取り込んだもの

読み込ませた資料をもとに関係する情報を整理してくれます。ただし、回答はやや固くなりがちです。

ここで大事なのは、NotebookLMに“正解を決めてもらう”のではなく、判断の材料や拠り所を整理してもらうことです。

自転車のルールに限らず、条文だけを見ても分かりにくいものです。
でも、「原則は何か」「例外はどこにあるか」「歩道を通る場合の注意点は何か」が見えてくると、少し落ち着いて考えられるようになります。

次にGeminiへ「自分の不安」を相談する

NotebookLMで根拠を整理できたら、その内容をもとにGeminiへ相談します。

たとえば、こんなふうに聞きます。

自転車は車道が原則だと確認しました。
ただ、私の通勤ルートは交通量が多く、大型車もよく通ります。路肩も狭く、車道を走るのがかなり怖いです。
この場合、歩道を走ってもよいケースがあるのか、どう判断すればいいかを分かりやすく教えてください。

ここでGeminiが便利なのは、単に条文を並べるだけではなく、こちらの不安に合わせて説明してくれるところです。

「怖い」という感覚を、いきなり否定せずに受け止めてくれる。
そのうえで、「どんな道路状況なら安全確保のためやむを得ないと考えられるのか」「歩道を通るなら何に気をつけるべきか」を、会話形式で整理してくれます。

実際の Gemini とのやりとり

ここからは、実際にNotebookLMで道路交通法などの根拠資料を確認したうえで、Geminiに相談したときの例です。

Geminiで相談するときは、ソースとしてNotebookLMを指定しておきます。今回の例では、NotebookLMに登録した道路交通法を参照できるようにしています。


GeminiでNotebookLMをソースに指定する画面。登録した資料を参照しながら相談できます。

ここでポイントとなるのは根拠をきちんと示していることです。 各回答の右側にソースとなる法令が引用されています。

さらに、こう深掘りして聞いてみます。

「『安全確保のためやむを得ない場合』は歩道もOKって言われた。でも、私が『怖い』と思うだけで歩道に入っていいのかな? これってわがまま?」

Geminiは、次のように答えてくれました。

良い・悪いを単純に決めつけるのではなく、文脈や感情を汲み取りつつ道路交通法に基づいて考え方を整理してくれます。

もちろん、これはAIの回答です。
すべての状況でそのまま当てはまるわけではありません。

でも、少なくとも「何を確認したり気にすればいいのか」「どこに判断のポイントがあるのか」は見えてきます。

さらに、同じ内容をGeminiに「図解して」と依頼すると、次のように確認ポイントを視覚的に整理できます。


図解を依頼


図解してもらったもの


その他)右折はどうやると良い?

霧が晴れるのは、「正解」よりも「確認ポイント」が分かるから

NotebookLM+Geminiの良さは、絶対的な正解を出してくれることではありません。

むしろ大事なのは、自分が何に迷っていたのかが見えることです。

たとえば、自転車で歩道に入ってよいか迷っているとき、確認すべきなのは単に「怖いかどうか」だけではありません。

  • 車道の幅は十分か。
  • 交通量は多いか。
  • 大型車が頻繁に通るか。
  • 路上駐車や工事で車道の左側を通りにくくなっていないか。
  • 歩道に「普通自転車歩道通行可」の標識はあるか。
  • 歩道を通る場合、歩行者に配慮できる幅や状況か。

こうした確認ポイントが分かるだけでも、不安はかなり整理されます。

「怖いからなんとなく歩道」ではなく、
「この道路状況なら、安全確保のために歩道を選ぶ必要があるかもしれない」
と考えられるようになる。

逆に、歩道に人が多いなら、降りて押して歩くという判断もできます。

大事なのは、AIに判断を丸投げすることではなく、自分が安全に判断するための材料を増やすことです。

仕事の不安整理にも応用できる

この使い方は、自転車ルールだけではありません。
仕事でも、同じような不安はよくあります。

  • 「この対応、社内規程に合っている?」
  • 「お客様にこう説明して大丈夫?」
  • 「上司に相談するとき、どう言えば角が立たない?」
  • 「自分の判断だけで進めて、あとで問題にならない?」

こういうときも、NotebookLM+Geminiは役に立ちます。

まず、NotebookLMに社内規程、業務マニュアル、FAQ、契約書のひな形、過去の議事録などを入れます。
そして、根拠になりそうな部分を整理します。

そのうえでGeminiに、

  • 「この根拠をもとに、お客様向けに分かりやすく説明して」
  • 「上司に確認するための文章にして」
  • 「この対応のリスクを洗い出して」
  • 「もっとやわらかい言い方に変えて」

と相談します。

  • 根拠があるから、自信を持って動きやすくなる。
  • 相談できるから、不安を言葉にしやすくなる。

この2つがそろうと、仕事の進め方もかなり楽になります。

AIは“代わりに決める存在”ではなく、“霧を晴らす相棒”

自転車のルールは、簡単そうに見えて意外と難しいものです。

「車道が原則」と言われても、現実の道路はいつも安全とは限りません。
一方で、歩道には歩行者がいます。
だからこそ、「自分はどうすればいいのか」と悩みます。

そのモヤモヤを抱えたまま走るのは、かなりしんどいことです。

そこで、NotebookLMで根拠を確認する。
Geminiで自分の状況に合わせて相談する。

この流れを使えば、少なくとも「何を見ればいいのか」「どう考えればいいのか」は整理しやすくなります。

AIは、あなたの代わりに最終判断をしてくれる存在ではありません。
でも、不安で見えにくくなった道筋を、一緒に照らしてくれる存在にはなります。

自転車に乗っていて、

  • 「これって本当に大丈夫?」
  • 「歩道に入ったら違反?」
  • 「でも車道が怖い」

と思ったことがあるなら、まずはNotebookLMに公的資料を入れて、Geminiに相談してみてください。

そのモヤモヤは、思っているよりも整理できるかもしれません。

なお、今回はチャットの都度NotebookLMをソースに追加していますが、継続していろいろ聞いてみたい場合は、Geminiの「Gem」として設定しておくのもおすすめです。よく使う前提や参照資料をまとめておけるので、毎回同じ説明をする手間を減らせます。

https://support.google.com/gemini/answer/15236405?hl=ja

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