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Cloudflare Workers KV:Key-Value型ストレージ?

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✅ Cloudflare Workers KV(Key-Value Store)とは?

  • Cloudflare Workers上から使える、グローバルに分散されたKey-Value型のストレージ
  • RedisやMemcachedのようなイメージだけど、クラウド分散型で超スケーラブル

🧠 特徴まとめ

項目 内容
ストレージ型 Key-Value形式(値はJSONでも文字列でもOK)
読み込み速度 非常に高速(特に読み取りに強い)
データの配置 世界中のエッジにレプリケートされる(最も近いロケーションから読み取る)
書き込み やや遅い(すぐに全エッジに反映されるわけではない)
容量制限 1アカウントあたり10GB(無料枠あり)
料金 無料枠+リクエストごとの従量課金(安価)

🚀 どんなときに使う?

📖 読み込みが中心のデータに最適

  • アクセスが多い設定データや構成ファイル
  • 静的データ(A/Bテストの設定、バナー表示設定など)
  • キャッシュ的な使い方(例:ページメタ情報、ユーザーのランクなど)

⚠️ 注意点(落とし穴)

注意点 説明
書き込みの即時性は低い 書いた値が全リージョンに同期されるまでに数秒〜数分かかることがある(= リアルタイム性はNG)
トランザクション処理がない 分散型なので、ACIDや一貫性は保証されない
値のサイズ制限 1つの値は最大25MBまで(大きなJSONや画像はNG)

🔁 他のCloudflare製ストレージとの使い分け

製品 使いどころ
KV 読み取り中心・非リアルタイム向き
Durable Objects 状態を1カ所に集中・リアルタイム処理
R2 S3互換のオブジェクトストレージ(画像やバイナリデータ保存など)
D1 SQLiteベースの関係データベース(SQLしたいとき)

✅ まとめ

Workers KVは「グローバル読み取り最適化された分散KVS」
書き込みのリアルタイム性が不要なデータを、超高速で読みたいときに活躍します。


必要なら、**「Cloudflare製ストレージ選び早見表」**や、**KVの具体的な読み書きコード例(JS/TS)**もお見せできます。見てみますか?

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