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2026.01アップデート : Open Semantic Interchange (OSI)
はじめに
前回の投稿では、セマンティックレイヤーの標準化を進める、Open Semantic Interchange (OSI)の取り組みが始まったことを記事にしましたが、年が明けてOSI仕様の最初のバージョンがリリースされたり、コミュニティに新しく8つの新規参加団体があったりと動きがありましたので、アップデートさせていただきます。
アップデート概要
まず、下記のSnowflakeブログが更新されております。
主なアップデートとしては、以下の通りです
- OSI仕様の最初のバージョンの公開
OSI仕様の最初のバージョンは、Gitリポジトリ から入手可能です。
概要としては以下の通りで、仕様の詳細と具体例が提示されています。
core-spec/spec.md : OSI - Core Metadata Specification として仕様の詳細が説明されています。
core-spec/spec.yaml : 上記の仕様がYAMLスキーマとして定義されています。
examples/tpcds_semantic_model.yaml : TPC-DS ベンチマークスキーマを使用して OSI - Core Metadata を示しています。
個人的には、仕様における、Dialects(方言)やCustom Extensions(プラットフォーム固有のメタデータを追加)、AI Context Structure(AI向けの説明) などは、個人的にもあったらいいなと思っていた拡張なので面白いなと感じています。
- コミュニティのエコシステムに新規団体が参加
新たに8団体の加入があり(太字の名称)、ジャンルや製品の枠を超えた標準化が期待されます。
| カテゴリ | 該当企業 |
|---|---|
| セマンティックレイヤー / モデリング | AtScale, Coalesce, Cube, dbt Labs, Honeydew |
| BI / 分析 / 可視化 | Domo, Hex, Lightdash, Omni, Preset, Qlik, Salesforce, Sigma, ThoughtSpot |
| クラウド・データプラットフォーム | Databricks, Firebolt, Snowflake, Starburst Data |
| データガバナンス / カタログ | Alation, Atlan, Collate, Collibra, DataHub, Informatica, Select Star |
| 開発者向けツール(IDE) | JetBrains |
| AI / 機械学習 | Elementum AI, Mistral AI, RelationalAI |
| 金融 / ユーザー企業 | BlackRock, JPMC |
| サプライチェーン / その他 | Blue Yonder, Credible, Instacart, Strategy |
- OSI プロジェクト・ホームページ
https://open-semantic-interchange.org/ において、活動内容や参加団体、成果物などが共有されています。
Current Working Groupsとして、下記が列挙されており、「カタログ連携」や「モデル変換」などは潜在的なニーズが多そうなので、期待できる項目ですね。
- Advanced Metrics & Expression Language
- Composability
- Catalog Integration
- Ontology representation
- Model converters and developer tools
まとめ
AIの進化が著しい中、セマンティックレイヤーの重要性やその互換性には、注目が集まっているのと、現場レベルでの作業負荷や管理負荷の増大も課題になっているため、OSI自体の具体的な成果物が出始めているのは注目すべき点だと考えています。今後も随時、最新情報をアップデートしていきます。
参考文献
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