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AWS re:Invent 5k Race が教えてくれた正常性バイアスに流されない心構え

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この記事はヌーラボブログリレー2025 冬 Tech の21日目として投稿しています。

この度、ヌーラボは2024年の参加に引き続き、今年は参加規模を拡大し、 AWS re:Invent へ6名のエンジニアが参加いたしました。
このイベントは AWS がアメリカのラスベガスで毎年開催している、大規模な技術カンファレンスです。
本記事では、12月3日に開催された AWS re:Invent 5k Race の様子をレポートとしてお届けします。

AWS re:Invent 5k Race への参加

カンファレンス期間を通し、私自身は「体調管理に努め、無理せず全日程を乗り切る」という行動指針をもって臨んでいました。
そのため、この 5k Race でも記録を考えず、無理のないペースでの完走を第一に考え、参加しました。

早朝、会場の Mandalay Bay へ到着し、 Michelob ULTRA Arena に入ると、すでに多くの参加者の熱気が満ちていました。
Michelob ULTRA Arena の様子
スタート時間が来ると、参加者は各自の歩くペースごとに分かれて順次スタートラインへ向かいます。
私は体調優先のため、 Walkers(ゆっくりペースのグループ)として、 Frank Sinatra Drive へと歩き出しました。
スタート地点
このイベントのハイライトは、ラスベガスのストリップ大通りと並行する Frank Sinatra Drive を封鎖して走るという点です。
そのため、コース沿いには車の侵入を防ぐためのバリケードとして大型バスが並べられ、ランナーの安全確保のため多くのパトカーや白バイ、警官が配備されていました。
走行したコース

レース終盤の出来事とそのときの対応

最後の折り返し地点を通過し、ゴールへ向けたゆるやかな上り坂の歩道を歩き始めた頃でした。
警官に伴われて歩いてくる人物の姿が視界に入りました。
当初はランナーか運営関係者かと一瞬思いましたが、連れ歩かれているその状況が、明らかに普段とは違うと感じました。
私はすぐに歩道から降り、中央分離帯側に大きく距離をとりながら、そのまますれ違いました。
すれ違ってまもなく、後方で騒ぎが起こり、思わず振り返ると、そこには先ほどの警官に加え、周囲にいた数名の警官がその場に集まっている光景がありました。
瞬間的に「この状況を写真に撮りたい」という衝動にかられましたが、私は何よりも身の安全の確保が最優先であると判断しました。 何度か振り返りつつも、その場を足早に離れ、上り坂を登り切ったころには、後方の騒ぎは視界から消えていました。
そこで、改めて目の前の完走という目標に集中し、無事にゴールゲートをくぐることができました。
完走記念メダル

正常性バイアスが判断を鈍らせる危険性

レース後、改めて撮影した写真をみてみると、やはり最後の折り返し後の写真が1枚もありませんでした。
あの時、強い衝動のままに写真を撮っていたらどうなっていたかと、深く考えるようになりました。
そして、気付いたのは背景のように捉えていたパトカーや警官の存在は、実は私たちの安全を守るためのものだったという当たり前のことでした。

あの瞬間、「写真を撮りたい」という衝動は、「まずこの場を離れなければならない」という強い感覚に打ち消されました。
自分自身の身を守ることを最優先にするのは、ごく当たり前の判断です。しかし、この当たり前の判断こそが、非日常の環境下では「正常性バイアス」(自分にとって都合の悪い情報を無視したり、状況を過小評価したりする認知の特性)によって鈍らされてしまいます。
もし「正常性バイアス」に流され、「写真を撮る」という行動を選んだ場合どうなっていたでしょうか? その選択によって、私は自らを危険に晒していたかもしれません。

自衛の優先順位の再確認

5k Run でのこれらの体験は、自分の中で「無意識に判断を鈍らせるバイアスの危険性」と「自衛の原則」の重要性を痛感させてくれるものとなりました。
特に、予期せぬ異変に気づいた際には、何よりも自身や周囲の安全を確保するという判断の優先順位を意識しておくべきだと考えています。
この貴重な教訓は、日常の危機管理にも通じる普遍的なものです。この記事が、その心構えを見直すきっかけとなれば幸いです。
今回、この大規模なイベントの開催と安全な運営にご尽力いただいたすべての方々に感謝いたします。

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