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予期せぬ$200のAWS請求が発生したので、AWS Budget Alertを設定した
AWS SageMakerを使用していたところMLflow追跡サーバーを起動しており、予期せぬ$200の請求が発生したため、AWS Budget Alertで通知されるようにした。
AWS Budget Alertを設定する
AWS Budget Alertを使って設定した金額でメール通知するようにする。料金体系が設定2つまで無料となっているため、$10と$30でそれぞれ設定することとした。
ルートユーザーでの作業
IAMユーザーでAWS Budget Alertの設定を行うため、事前にルートユーザーでIAMユーザーの発行とIAMユーザによる請求情報の確認をできるようにしておく。
- IAMユーザーでは請求情報が確認できないので、「IAMユーザー/ロールによる請求情報のアクセス」を有効にする
- IAM Identity CenterでAdministrator権限でIAMユーザーを発行
IAMユーザーでの作業
- AWS Budgetの設定
- 予算名、予算額、メールアドレスを指定するだけで予算を設定する。
- ①月次コスト予算を$10を超えたら通知を設定する
- ②月次コスト予算を$30を超えたら通知を設定する - 2件まで設定は無料となっている。
- AWS Budgetのメール通知を確認
- 下記のメール通知を確認できて、完了
- Budget Reportは利用しない
- 通知のたびに料金(0.01USD)が発生するため利用しない
ラップアップ
AWS Hands-on for Beginners Security #1 アカウント作成後すぐやるセキュリティ対策で、同様にAWS Budgetについて紹介されているのは知っていたがやっていなかった。めんどくさがらずにやっておけばよかったです。反省。
参考
AWS Budget
- AWS Budget
- コストと使用状況を追跡し、アラートに設定した金額や使用状況に近づいた、または超えた場合に通知、アクションをするサービス
- カスタムではSNSやslackでの通知が可能
- アクションではAWSリソースのEC2やRDSを停止させることも可能
- 料金
- アクションが有効な最初の2つの予算は無料
- 3つ目の予算から1日目の0.10USDの費用が発生する
- コストと使用状況を追跡し、アラートに設定した金額や使用状況に近づいた、または超えた場合に通知、アクションをするサービス
- AWS Budget Report
- 毎日、毎週、毎月のペースで既存の予算をモニタリングする
- 料金
- 配信されるレポートごとに0.01USDの費用が発生
AWS Cost Usage Report(AWS CUR)
- AWSの利用状況と利用料金情報を提供する最も細かく最も包括的なレポート
- Hourly / Daily / Monthlyの単位で設定が可能。設定完了以降のデータが指定したAmazon S3バケットへ自動で保存される。
- 生成されたレポートをAmazon AthenaやAmazon Redshiftにアップロードし分析可能
- AWS Cost Exploer
- AWS Cost Exploerは基本のサービスで過去12ヶ月分のデータまで表示可能
- AWS Cost Usage Reportはよりアドバンスな機能を提供し、有効化したあとのすべてのデータを保持可能
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