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プロダクトをよくする為のプロセス構築実践話

2022/02/04に公開約4,600字

背景

どうも、CPO 就任一発目の記事です。プロダクトへ更にコミットしていく所存です。#プロダクト #HIPHOP #釣りフリークの方々仲良くしてください @sintaro0221

今回、本記事を書こうと思ったきっかけは、リードエンジニアの立場から CPO になった際の直近の業務変化と、業務がどこに向かってどんな課題を解こうとしているのか、整理と共有の為です。

これまで

スタートアップということもあり領域問わず、立ちはだかる壁に多く取り組んで来ました(現在も絶賛奮闘中)

以前は、エンジニアリングに着目した上でボトルネックとなりそうな課題に早めに意識を向けて取り組んでいました。

目の前の課題というより、中期的に技術要件がボトルネックとなりそうな、事業的な視点もしくは組織的な視点において中期的に解消しておいた方が良さそうなことに率先し、いち早く取り組んできたつもりです。

難しそうな課題に対しては我先に飛び込むことを意識し、まずは手を動かしてやってみる。試行錯誤しつつ、一定のアウトカムをもたらすことも出来たと思っています。

とはいえ、少ない組織の中で第一線で新機能等の開発をしつつ、メンバーが悩んだ際に飛び込むことなど、などスコープを広めになんでもやってきました。

ついでにリードエンジニアとしての業務取り組みの棚卸しとして象徴的なものをまとめてみました。下記は、他メンバーではなく自身が取り組むことでしか前進しないだろうと奮闘したものです。

  • ジョイン後
    • 少人数でプロダクトを開発していけるケイパビリティ向上
      • メンバーの will,want への寄り添い(継続中:一番大事)
      • 少人数で効率的な開発ができるよう AWS のマネージドサービスをフル活用した開発
      • ベース設計のコーディング
      • 基本サーバーレス,マイクロサービス
    • 実運用レベルで悪しき風習となりそうな(カーゴ・カルト的な)処理系の再構築
      • レビューだけでは変わらなそうだったので OOP で再構築
        • 本番ワークロードでも稼働可能に
        • これで復旧までの時間は検知後すぐに可能に
  • リリース後
    • 事業レベルでクリティカルなバッチ処理系の改修
      • 処理速度 5 倍ほどに
      • キューイング導入、並列並行処理
    • 事業スケールにおける組織開発
      • 開発組織スケールにおける人事労務
      • 開発組織の課題からエキスパート人材へのアプローチ
      • 複数サービス展開のためのクラウドセキュリティ周りの設計(最低限)

ざっと、挙げるとこんな感じかなといったところですが、全て助けられながら信用できるメンバーと共に進めてきました。一緒にエンジニアリングの文化や実際の開発を行なってきているメンバーは私がジョインしてから、ずっと一緒に開発してくれています。誇りです。

技術周り

本番ワークロードで技術スタックの技術スタックは主に下記を使用しています。

フロントエンド
React(Next.js),Typescript

バックエンド
Python,Node,
Rust も頑張っていきたい

その他
AWS Amplify,CDK,Figma

以下弊社 FDM アーキテクチャ

現在進行中

以降は、現在実際に取り組んでいる取り組みを綴っていきます。

プロダクトを成長させる為に、必要なことは限りなくあると思いますが、その中でも私はプロダクトが成長できるプロセスが整っていることが最重要な条件の一つであると思います。

現在注力しているのがプロダクトを取り巻く関係者(お客様〜CS〜開発者)の要望を元に、プロダクトにその要望を汲み取り反映したものが関係者に戻っていくまでのサイクルになります。

課題:

弊社では、そのサイクルに課題があります。

これまでプロダクトの新機能デリバリーのフローとして、カンバン形式で横断的にお客様要望や CS 要望の収集〜デザイン〜開発へと右に右にイシューを流していくスタイルでした。

特段問題ないようには思えますが、更なるアジリティを求めるために、迅速な開発・デリバリーのフローを回す基盤作りや組織の変化を元にお客様に届けるリリース頻度の向上が必要となります。

また、「思い込みの機能開発」や、「デザイン〜開発での仕様の巻き戻し」など巷にあふれる課題も当然と存在し、どうやって課題へアプローチするのか、以前は、外部の人的リソースを使ったりカンバンのフローを改修したりと大小様々な取り組みをしましたが、十分な変化をもたらせるには至らなかったのが現状です。

変えたこと

「もっとコミットする」

一番大切なのは、自身のスコープをまずずらすことでした。これまで注力していたエンジニアリング視点の責務から、プロダクト視点にずらす、時間配分をずらす、ことを実行しました。

実際に現状の課題の把握からどのような開発サイクルを描けるか、そのギャップを埋めるための具体的なイシューを設定するために実際に手を動かして、依頼できることは依頼する、イシューを明確にし外部、内部含めリソースを活用し解いていくことを実際にやっています。

具体的にやっていること

1. お客様へヒアリングをできる為の体制作り(策定〜計画〜実施〜振返り)

1.は CS チームやユーザーと接点があるリーダーとの隔週での実行計画、実行振り返り等を Notion ベースの簡易的なスプリント方式で回しています。また、取り組みの発足に、現状組織の課題把握と共有、共通認識作りを体系的に課題図書をベースに作成、その後毎週の取り組みへ落とし込むことを実施しており、現在も進行中です。

2. 要望汲み上げの為の基盤作り(汲み上げ一元化〜機能要件へ昇華)

2.は実際に要望があったものがこれまで Google Form や Notion,Slack 等に点在していたものを ProductBoard に一元化し基盤を構築しています。こちらについては実際に PdM 職務を担っている優秀なメンバーの下記をご覧ください。

https://zenn.dev/lisatech/articles/productboard

3. プロダクト改善サイクルの高速化為の技術要件の調達(検証・デザイン〜開発)

3.が現在私の方で主にコミットしていることなので長めに綴ります。

これまで要望を抽象化した機能群をいざ実装していこうとしていた際に、デザイン〜開発までのサイクルに課題がありました。他の組織でもありがちですがデザイン段階での仕様が足りないことや開発着手が遅れたり、仕様上難しい場合の手戻りが発生したりと、責務が分離していることでの課題が浮き彫りとなっている状態でした。

主に弊社ではデザイン周りを Figma で行なっていますが、現状下記のような取り組みを行なっています。

  • Figma をよりエンジニアフレンドリーなものにする
    • コンポーネント設計
    • 簡易的な DesignSystem を構築
    • 命名周り
  • 検証したいことが Figma のみで実現できるなら素早く形にする

スピーディーにプロトタイプに落とし検証をし、素早くデリバリーするために必要なことを手探りながら進めています。私自身 Figma の経験はないのですが、フロントエンジニアとして従事していたこともあるので深くコミットして絶賛 Figma ライフを過ごしています。

別途技術領域の話で、ローコードやノーコードの文脈から Figma 等の UI/UX デザイン領域とフロントエンド周りの技術はより密接にシームレスに繋がってくる未来がすぐそばにあると考えています。

実際に Figma から React のコード生成をする プラグインや、弊社でも絶賛本番ワークロードで運用中の Amplify にて、 Amplify Studio(2022 年 2 月 4 日時点ではプレビュー版)のような GUI でまるっと開発できる環境(コード変換〜モックデータ生成等)の開発も活発です。

これまでノーコードやローコードだと、スケールを見据えた際に作り直しをする必要があったと思いますが、そのような心配も今後は無くなりそうです。

世に素晴らしいプロダクトを届けるためのエコシステムがデザイン〜フロントエンドの領域でガラッと変わるのもそう遠くないと思っていることもあり、この辺りは積極的に技術投資をしていこうと思っています。

実際に他社事例でも上記に関連する職務のポジションがどんどん増えてきているので、世の流れ的にも加速していきそうです。

https://www.wantedly.com/companies/kaminashi/post_articles/328876
https://zenn.dev/takanorip/articles/95dc164ef3e98b

最後に

  • 思い込み開発でなく要望駆動開発をする

  • 仕様を素早く形にする

  • 素早くプロトタイプを作る

サクッと作ることはどんどん簡単になってきています。作った後に、どう改善を繰り返していけるか。素早いイテレーションを繰り返せるのか。

更に大切だと思うのは、どうやって実現するのかそのプロセスに価値があると思っています。

が、綺麗事なので、素晴らしいプロダクトという結果を求めていきます。

日本語ラップコーナー

自身が HIP HOP 好きなこともあり、某 CEO の方の一題を真似て一曲をご紹介します。

Back to Classic:
B.I.G JOE さん率いる MJP こと MIC JACK PRODUCTION の「SEVEN SEAS VOYAGE」です。

https://www.youtube.com/watch?v=xFl-cI6dFfQ

一々、解説することで鋭刃が錆びつくことを懸念しゴタゴタ綴ることは控えますが。

最強のCREWがお前のHEARTを拉致るぜ 7つの海 地や国を越えて
財宝を腐らせるのだけはもったいねえぜ 自ら立ち上がり舵を握れ
YO お前を必要としてる奴らがいるぜ この世に生きていた証を記せ

震えますよね、「ジブンゴト」として最高なクルーと邁進していきたいと思います。

GitHubで編集を提案

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