Claude Codeのエージェントチームシステムを作ってみた
AIエージェントを使ったコーディングを続けていると、自分なりのワークフローが固まってきます。調査、設計、実装、テスト、レビュー——気づけば毎回同じ流れを手作業で回していました。
「これ、自動化できるのでは?」
何度も試行錯誤して、こんなものができました。
仕様をストーリーとして登録すると、

PMセッションが起動し、タスクへと分解されます。

MCPを通じてタスクが自動起動し、デザイナーセッションが立ち上がります。

デザイナーセッションでは、UIの設計が独立したセッションで進みます。

設計が完了すると、仕様がストーリーのコメントとして投稿され、後続タスクが参照しながら実装を進めます。

経緯
プロンプトで制御しようとして失敗した
最初はサブエージェントにプロンプトで役割を指定して動かしていました。PMが統括し、配下で設計・実装・テストを回す構成です。
破綻しました。
セッションが長くなるにつれ、ルールを守らなくなります。「PMはコードを書かないこと」と明示しても、会話が長くなると平気で書き始める。指摘すると謝り、また同じことをする。コンテキストウィンドウが埋まればルールを忘れる。プロンプトでは根本的に解決できません。
欲しかったもの
- ふわっとした仕様をPMに投げると、具体的なタスクに分解される
- 各タスクは別セッションで、適切なロール(UIデザイナー、フロントエンドエンジニア、バックエンドエンジニアなど)が担当する
- レビューも独立したセッションで行われる
- タスクの状態、セッション内の会話、共有された情報をいつでも見渡せる
現実の開発チームの構造をそのままエージェントに適用する、というイメージです。
Pockode Project
スマートフォン向けにClaude Codeを使いやすくするために作っていた自作ツール「Pockode」に、このプロジェクト管理機能を組み込みました。
タスクごとに独立したセッション
各タスクは新しいセッションで開始されます。コンテキストは引き継がず、ロールもそのセッション内で完結します。UIデザイナーとして始まったセッションは最後までUIデザイナーとして動きます。
ストーリーへのコメントで情報共有
タスク完了時、エージェントは作業結果をストーリーのコメントとして投稿します。後続タスクはこのコメントを参照して進めます。デザイナーが投稿した仕様をフロントエンドが参照しながら実装する、という流れが成り立ちます。人間も同じコメントを見るだけで状況を把握できます。
継続メッセージでルールを維持
エージェントが止まったとき、システムが自動で継続メッセージを送ります。このメッセージには基本ルールが含まれており、セッションが長引いても都度ルールを伝え直せます。
やってみてわかったこと
セッションを分けるだけで、動きがかなり安定します。1つのセッションに詰め込みすぎていたのが、そもそもの間違いでした。
プロンプトでエージェントにルール遵守を促すのではなく、仕組みで解決すべきことだったのです。
Claude Code公式のAgent Teams
試行錯誤している途中で、Claude Code公式のAgent Teamsがリリースされました。
概要を見たとき「やられた」と思いました。ほぼ同じようなものに思えたからです。
ただ、Pockode ProjectはClaude Codeから独立したツールで、PockodeのUIからそのまま使えます。将来的にはClaude Code以外のエージェントへの対応も考えているので、差別化はできているかなと思っています。
興味があればぜひ試してみてください。以下のコマンドで簡単に試せます。
curl -fsSL https://pockode.com/install.sh | sh
pockode -auth-token YOUR_PASSWORD
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