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日本語含めたPDFファイルをRMarkdownから出力する(mac)

2022/10/21に公開

Rはいろんな統計解析ができる。
データハンドリングも簡単。
きれいな図も作れる。
レポーティングもRMarkdownを使えば簡単できれいである。
Rは最高である。

しかし、RMarkdownのデフォルト設定であるHTMLファイルを用いて他の研究者と結果を共有するときはいくつかの問題点がある。

  • Word、Excel、PowerPointの形式に慣れているため、HTMLファイルを送ると「?」となる
  • HTMLファイルは、印刷しづらい

ここで、PDFファイルでレポーティングしたいと考えます。しかしPDFでレポーティングする仕組みであるTeXの環境構築に躓きますし、HTMLでは全く問題にならない日本語設定でもうまくいきません。

この記事は、この問題に対する解決方法を提案します(参考文献の抜粋です)。
ぼくのPC環境は、MacBook Air(m2) です。

Tinytexのインストール

まず、Rのコンソールで下記コードを実行します。

install.packages("tinytex")
tinytex::install_tinytex()
tinytex::tlmgr_install("haranoaji") # フォントのインストール

RでTeXを使う場合、tinytexを使うと幸せになれます。

Rmarkdownの設定

次にRmarkdownファイル(.Rmd)を新規作成し、頭に下記コードを実行します。

---
title: "TinyTeX による日本語文書"
subtitle: "サブタイトル"
author: 
  - 佐藤俊太朗
  - 佐藤ちゅんたろう
date: "`r format(Sys.time(), '%Y/%m/%d')`"
output: 
  pdf_document:
    latex_engine: lualatex
    toc: true
    toc_depth: 3
    number_section: true
documentclass: bxjsarticle
classoption:
  - pandoc
  - jafont=haranoaji
---

# ハロー日本語文書

ハロー

「# ハロー日本語文書」以降は、HTML出力と同じ方法でコードを書けます。

トラブルシューティング

トラブル起こっても参考文献を探せば、たいてい解決できるようです。
環境構築まわりは、忍耐強く文章を読むのが大事ですね。

https://gedevan-aleksizde.github.io/tinytex-doc-ja/addendum-ja.html#cb19

参考文献

https://gedevan-aleksizde.github.io/tinytex-doc-ja/index.html

助言者

https://twitter.com/mopcup

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