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日本語含めたPDFファイルをQuartoから出力する(mac)

2022/11/25に公開

Rはいろんな統計解析ができる。
データハンドリングも簡単。
きれいな図も作れる。
レポーティングもRStudioでQuartoを使えば簡単できれいである。
Rは最高である。

※この記事は、「日本語を含めたPDFファイルをRMarkdownから出力する(mac)」のQuarto版である。

しかし、Quartoのデフォルト設定であるHTMLファイルを用いて他の研究者と結果を共有するときはいくつかの問題点がある。

  • Word、Excel、PowerPointの形式に慣れているため、HTMLファイルを送ると「?」となる
  • HTMLファイルは、印刷しづらい

ここで、PDFファイルでレポーティングしたいと考える。しかしPDFでレポーティングする仕組みであるTeXの環境構築につまづくし、HTMLでは全く問題にならない日本語設定でもうまくいかない。

この記事では、この問題に対する解決方法を提案します(参考文献の抜粋です)。
ぼくのPC環境は、MacBook Air(m2) です。

Tinytexのインストール

まず、Rのコンソールで下記コードを実行します。

install.packages("tinytex")
tinytex::install_tinytex()
tinytex::tlmgr_install("haranoaji") # フォントのインストール

RでTeXを使う場合、tinytexを使うと幸せになれます。

Quartoの設定

次にQuartoファイル(.qmd)を新規作成し、頭に下記コードを実行します。

---
title: "TinyTeX による日本語文書"
subtitle: "サブタイトル"
author: 
  - 佐藤俊太朗
  - 佐藤ちゅんたろう
date: now
date-format: "YYYY/MM/DD, HH:mm"
format:
    pdf:
        toc: true
        toc-depth: 3
        number-sections: true
lang: "ja"
pdf-engine: lualatex
documentclass: ltjsarticle 
---

# ハロー日本語文書

ハロー

「# ハロー日本語文書」以降は、HTML出力と同じ方法でコードを書けます。

Rを使った素敵なコミュニケーションを。

RMarkdownの助言者

https://twitter.com/mopcup

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