BitLockerが突然「回復キー」を要求した原因と、PTTの有効化で解決した話
TL;DR
- 掃除中にBIOS設定がリセットされ、TPM (Trusted Platform Module) が認識されなくなった
- Windowsは「TPMが変わった」と判断し、BitLockerの回復キー入力画面が表示された
- BIOSで「Intel Platform Trust Technology (PTT)」を有効化することで復旧
- 再起動後、BitLockerロックが解除され、データはそのままアクセス可能になった
発生状況
部屋のレイアウトを変えるついでに自作PCの中身の埃も軽く掃除してメンテナンスした。そして、いざ電源を入れたところ、起動時に以下のBitLockerで回復キーを求める画面が表示された。

追加の回復情報の画面に遷移するとTPM (E_FVE_TPM NOT DETECTED)のエラーが・・・。完全に掃除の際にやらかしてしまったと感じた・・・。

前提として、元々BYODとして会社管轄においていた私用コンピュータだが、技術キャッチアップのために使用したい開発ツールがセキュリティやライセンスの都合で使えないこともあり、いっその事プライベートPCとするために設定を変えていた。その過程でBitLockerの回復キーがMicrosoftアカウントと紐づいていない状態になっていた。ということもあり、Microsoftアカウントの画面に回復キーはなく、USBメモリ、Gmail、写真アプリ、Google Driveも一通り探したが見つからずでこれは初期化するしかないかーとなっていた(それで2週間くらい放置してた)。
原因
色々、チャッピー(ChatGPT Pro)と会話していたところ原因がわかった。
BIOS設定の中にあるPTT (Platform Trust Technology) が「無効」になっていたことが原因だった。PTTはIntel CPUに内蔵されたソフトウェア実装型のTPM 2.0機能であり、BitLockerはここに暗号鍵を保存しているらしい。これが無効化されると、BitLockerは「別のPCに移された」と誤認し、回復キーを要求するらしい。
解決手順
- PC起動後にBIOS画面を開く。私の場合はF12キーを起動時に押すことでBIOS画面へ遷移できた。
- [Setting]->[その他]->[Intel Platform Trust Technology (PTT)]をEnabled(有効)に設定。ここの設定の有効化までの手順はマザーボードの環境依存、私の場合はGIGABYTE VISIONです。他のマザーボード環境だと[Security]、[Advanced]、[Trusted Computing]のようなワードでタブやセクションが存在するようです。

- 設定を保存して再起動(Save & Exit)
再起動後、TPMが再認識され、BitLockerロック画面をスキップしてWindowsが通常起動。
無事、windowsへのユーザログイン画面へ遷移!
教訓
- BIOSリセットや掃除後は、PTT設定を確認する
- BitLocker回復キーは Microsoftアカウント/USB/Gmail/Google Drive/紙等のいずれかに必ずバックアップしておく(本当に重要w)
- TPMはマザーボードやCPU依存のため、ハードウェア変更前にBitLockerを一時停止しておくと安全
最後に一言
最近はmacbookproがメインでwindows機は多く活躍していたわけではないが、その分、なんのデータが保存されていたか、消えてしまったらまずいデータって何かローカルにおいてたっけ?となっていたのでひとまず「初期化するしかこの金属の塊をまた活用する方法はないのか・・・」というループから抜け出せてよかった・・。再び同じ沼に入りそうなのでここに自分用に記録を残す。
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