AWS SAA合格記。リアル勉強法
はじめまして。shimatakuと申します。
SESとして働き始めてまだ日が浅い新米エンジニアです。
そんな私が AWS SAA(Solutions Architect – Associate) におよそ2か月の勉強期間で合格しました。
そこでまとめたのがこちらの**SAA合格を目指すための勉強法(体験記)**です。
正直、会社の人に言われるまで「AWSという概念」すらまともに知らないところからのスタートでした。
勉強当初は ping-t のスコアも低く、模試も落ち続けてかなりしんどかったです。
しかし最終的には何とか(ギリギリとはいえ)合格しました。この記事はその体験と勉強法、失敗を同じように悩んでいる方へ向けてまとめたものです。
① 誰が対象なのか?
- AWS SAAをまだ持っていない人(未経験含む)
- SESなどでこれからAWSに触れていきたい人
- ping-t や問題集中心の学習をしているが不安がある人
- (SAAに限らず)勉強方法に行き詰まりを感じ、別のやり方を見たい人
② 最も効果的な学習方法は何か(結論)
🎯 結論:ping-t(反復) + テキスト(体系化) + ハンズオン(手を動かす) が最も効果的。
- ping-t:幅広い問題に慣れ、キーフレーズを反復で刷り込む(量が命)
- テキスト:点で得た知識を線・面に繋げる(体系的理解)
- ハンズオン:実際に操作して覚えることで応用力と記憶の定着が格段に上がる
※「合格するだけ」なら ping-t とテキストだけで可能ですが、実務で使う・上位資格(SAP)を目指すならハンズオンは必須です。
では具体的にどのような勉強をしたのか、次の章で説明していきます。
③ 実際にどんな勉強をしたか
A. ping-t は「数」で勝負
まずは「試験レベル」ではないそれぞれの単元を進めましょう。
- カギはキーフレーズ暗記で進めることです:
- S3 → オブジェクトストレージ
- DynamoDB → NoSQL、Key-Value型
- REDshift → ペタバイト級のデータウェアハウス
- EFS→ファイルストレージ
……等といった形に「まずその言葉のキーフレーズを覚える」のは結構大切です。
- 目標:本社待機中は 1日200〜300問、現場参画時は通勤中に 30〜40問
- 最初は答えを見ながらでもどんどん回す。まず「わかったつもり」を作ることが重要。
1週目:答えを見ながらインプット
2週目:答えを隠してアウトプット
3週目:理解を確認して定着
このように進めていました。(さすがにこれだけでは不十分ですが)
短期間でこれだけの「量」をこなせたこと自体が、勉強において重要な「モチベーションの維持」「自分はやれるという気持ち」につながります。
この3週が終わったら、「【試験レベル】Well-Architected Frameworkに基づいた設計」に挑戦していきましょう。
ここは大量の専門用語が出てきて混乱しがちです。
本来間違えようがない問題も、用語の洪水に飲まれて間違える……なんてこともざらにあります。
この「混乱に慣れておくこと」こそ、実際の試験で安心して挑む秘訣です。
なぜ先に問題集をやる?
一般的にはテキストを読み、次にping-t(問題集)をやるという方法が勉強においては推奨されますし、私もそれは否定しません。
しかし、今回対象とする「AWSの概念もよくわからない人」には先にテキストを読んでもそもそも何がわからないのかわからない状態で進むことがあります。
そこで、まずは「暗記」としてのping-tを用いて答えを見てでも「この単語と関連あるのはこの単語」と雰囲気を覚えていく、というのが私のやり方でした。
詰め込み暗記勉強方法は批判されて当然ですが、その後に理解をする前段階の暗記は結構大切だと思います。
B. 教科書で「点」→「線」に繋ぐ
- ping-tで得た“点”をテキストで別角度から説明を受け、「線」として理解する段階です。
-
ノートに書く+声に出して読む(人目を気にする場では口パクでも可) を繰り返す。書く行為&声に出す行為自体がインプット+アウトプットになるので、かなり覚えられます。
※声に出す行為はかなり恥ずかしいですが、やらなくて頭に入らないよりは恥ずかしくてもやった方が都合が良いです。
テキストについては、自分は翔泳社の**『AWS教科書 AWS認定ソリューションアーキテクトアソシエイト テキスト&問題集』**を使用しました。

ただし、テキストの種類は最新版であれば大差ありません。重要なのは「自分の理解と異なるプロ目線の解説を読めること」です。
これにより「合っていた理解」をさらに深め、「間違っていた理解」も正しく修正することができます。
プロの視点ほど頼りになるものはありません。
C. AI(ChatGPT等)は基礎チェックに活用
-
用語確認やキーフレーズの定着、ちょっとした疑問解消に便利
AIは間違うこともありますが、AWS SAAレベルで問われる基礎知識なら致命的なミスはほとんどありません。
そのため、基礎確認用途として使うのがベターです。 -
模擬の長文問題生成は非推奨(無料枠では回数制限や品質の問題があるため)
自分も無料枠だけを使っていましたが、すぐ制限に引っかかりました。
模試レベルの問題を作ろうとするとプロンプトを工夫して何度も試す必要があり、そのせいで制限にかかって結局質の低いものになることも多いです。
そんな状況で「明日はこれで模試作りまくるぞ!」なんて普通は思えません。
→ 割り切って「基礎確認用」として使うのが現実的です。
例:「ECS」と「EKS」の違いは? などを確認するのに向いています。
D. ping-t の模擬モードで本番慣れ
- 通常モード(解説あり)を1周 → 模試モード(時間制限あり)で実力チェック
- 模試モードは本番の緊張感を掴むのに有効
ping-tの模擬試験で65問130分を疑似体験しましょう。
これで3回ほど9割を取れれば、ほぼ合格圏内です。
④ 結果どうだったか(失敗談含む)
失敗談A:レベル20で受けてこうなった
- 1回目 → 690点(不合格)
- 2回目 → 707点(不合格)
- 3回目 → 730点(ギリギリ合格)
点数は大きく変わりませんでしたが、3回目はテキストを導入して「点」→「線」にできた部分が増えたため合格できました。
「この選択肢は明らかに違う」と判断できる内容は確実に増えていました。
もし ping-t のみで挑むなら レベル30以上 を目指すべきです。レベル20付近ではギリギリ落ちます(私のように)。
失敗談B:ハンズオンをサボった
- AWS公式や他教材のハンズオンをほとんどやらなかったのは失敗でした
- ping-tだけで700点前後までは取れても、ハンズオンをやっていれば理解をもっと早く深められたはず
- 現在SAP(上位資格)の勉強中ですが、テキストにも「ハンズオン必須」と書かれており重要性を痛感しています
→ SAAの段階でもハンズオンはやっておくべきです。
失敗談C:公式問題をやらなかった
AWS公式サイトから SAA の模擬試験(20問)が受けられます:
公式リンクはこちら
しかし私はこれをサボってしまいました。というか、パソコンでAWS公式にわざわざ入り、英語から翻訳された文章を読むという動作がかなり面倒で、後回しにしてしまったのです。
これが地味に響きました。本番では「AWS語」とでも呼ぶべき独特の機械翻訳にかなり苦しめられました。
実際「AWS語」に慣れていれば正解できた問題もあったはずで、悔しい限りです。
👉 公式模擬試験は“日本語の不自由さ”に慣れておくためにも必ず受けましょう。
それでも合格した
これらの挫折はあれどなんとか受かりました。結局運の良さでギリギリ突破したようなものですが……
それでもなんとか合格できたのは先に言ったように「点の理解」が「線の理解」になる箇所が増えていったからだと思います。
⑤ 総じて、ping-t(反復) + テキスト(体系化) + ハンズオン(実操作) が王道。
- ping-t で量をこなし、自信と語彙(キーフレーズ)を作る。(点の理解)
- テキストで理解の深さを補完する (線の理解)
- ハンズオンで実務スキルと応用力を養う(面の理解)
の3段階となると思います。
SAAの「合格だけ」を目的とするなら ping-t + テキストでも十分届きますが、合格を実務に活かす/上位資格へ進むならハンズオンを早期から組み込むことを強くおすすめします。
補足(小ネタ・勉強アドバイス)
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SNS関連 と SQS関連 は頻出。似ている概念が多いため違いを明確にしておくこと
私はここにかなり苦戦しましたが、3回目で理解が深まったことが合格の大きな要因でした。 -
勉強のモチベ維持として音楽はありかなしか?
音楽を聴きながらの勉強は本来好ましくありませんが、休日の勉強は気が晴れないもの。
好きな音楽を聴いてやる気を出すのは一つの手です。
その場合は「勉強用に決めたプレイリストA」を使うのがおすすめです。「このプレイリストAなら」
プレイリストBを使うと「次の曲なんだっけ?」と気が散ります。
ランダム再生も集中力を削ぐので避けた方が無難です。
クラシックや集中力向上系の音楽でモチベが保てる人ならそれで良いですが、万人向けではないので無理に押し付けはしません。
※ただし、音楽を使うのは「暗記」でこそ。試験レベルの模試をするときに使うのは思考の邪魔になるのでお勧めしません。
最後に
未経験からでも 正しい理解 と 継続 があれば AWS SAA 合格は十分に可能です。
ping-t と教科書、AI、ノート、音読、そしてハンズオン — これらを組み合わせて、自分に合ったやり方を見つけてください。
あなたの合格を応援しています。
ついでにいうと、筆者のスタイルはかなり物量に物を言わせたタイプなので、より上質な勉強方法があれば共有してください。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
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