背景
- Microsoft LearnのTeams で Microsoft 365 エージェント ツールキットを使用して Visual Studio Code で JavaScript エージェントを作成するをやってみました。
- Azure Open AIの接続情報の確認方法が分かりにくかったので、まとめてみました。
対象読者
- Agent Toolkit 初心者
- Teams AppでLLMと会話するBOTを作りたい人
前提条件
- 職場または学校 の Microsoft 365 アカウントがあること。
( 個人用アカウントは使用できません ) - Microsoft Azure のアカウントがあること
事前準備
- Visual Studio Codeのインストール
手順
1. Azure OpenAIでLLMを準備
-
Azure で
Azure OpenAIを検索 ->作成で Azure OpenAI Serviceを作成
-
Azure OpenAI Service -> 概要 ->
Go to Azure AI Foundary portalを押下
-
チャット -> デプロイ ->
新しいデプロイの作成->基本モデルからを押下し、任意のモデルを選択
- 今回は
gpt-4.1-miniを選択 -
デプロイ名はデフォルトモデル名で、任意の値を設定可能
- 今回は
2. 接続情報をAzure AI Foundaryで確認
-
ホームでAPIキー1、Azure OpenAI エンドポイントを 確認
-
デプロイで名前を確認
3. Visual Studio CodeにMicrosoft 365 Agents Toolkitをインストール
- 拡張機能から
Microsoft 365 Agents Toolkitを検索し、インストール
- サイドバーに以下のアイコンが追加される
4. Visual Studio Codeでサインイン
- Microsoft 365 Agents Toolkitから、以下の2つのアカウントにサインイン
- Microsoft 365: Teamsへのアクセス用
- Azure: Azure への デプロイ用
5. Basic Custom Engine AgentをTemplateから作成
- Agents Toolkitの
Create a New Agent/Appから、カスタムエンジンエージェントを作成- カスタム エンジン エージェント -> Basic Custom Engine Agent -> Azure OpenAI
- OpenAIで公開しているLLMも選択可能
- 画面遷移は 公式を参照
- 最後に以下のAzure OpenAI接続情報を入力
- Azure OpenAIキー: Azure AI Foundary -> ホーム -> APIキー1
- Azure OpenAIエンドポイント: Azure AI Foundary -> ホーム -> Azure OpenAI エンドポイント
- Azure OpenAIのデプロイ名: Azure AI Foundary -> デプロイ -> 名前
- カスタム エンジン エージェント -> Basic Custom Engine Agent -> Azure OpenAI
6. ローカル環境での動作検証
-
VSCode左上の実行ボタンを押すと、実行のオプションが出るので選択
- Debug in {UIを起動するアプリ} を選択
- UIを起動するアプリ
- Microsoft 365 Agents PlayGround
- Microsoft TeamsやMicrosoft 365 Copilot向けのボットやエージェントをデバッグ、テスト、デプロイするためのツール
- Teams (Desktop) / Teams (Chrome) / Teams (Edge): 各アプリ経由でTeamsを起動
- Microsoft 365 Agents PlayGround
-
「Debug in Microsoft 365 Agents PlayGround」を選択すると、ブラウザが起動
まとめ
- 接続情報の参照先さえ分かってしまえば、Agent ToolkitのTemplateでチャットBOTは簡単に開始出来ました！
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