Proxmoxで自宅クラウド入門してみた
はじめに
こんにちは!千株式会社 システム開発部のkoinunopochi(社内:おかき)です。SEN Advent Calendar 2025の7日目になります!
昨日はN1206Kさんによる『「Tidy First?」で考える、“片付け”としての設計とリファクタリング』をお届けしました。
今日は新しいPCを買ったので自宅クラウドに入門してみた話になりますー!
これなに?
VMを立てまくって自宅クラウドみたいなことをしたい!の入門編。
特にやりたいこととしては、Giteaとかを立ててセルフホストの完全ローカル完結CI/CDを組んだりしたい。
ロマンしか求めていないので、実用性があるかと言われると微妙かもしれない。
セルフで色々遊べる環境があることがもう嬉しい。
Proxmoxのインストール
ざっくりここを見ながら試した。
たぶん設定ミスってIPからしかアクセスできないが、一旦アクセスできているのでヨシ!
それなりに時間を無駄にしたところでいうと、インストール用のUSBを抜かないと連打しなくても設定画面をループしてしまうところだった。
記事を読み返して初めて気がついたが、気がつくまでは設定がうまく反映されていないのではないか?と2、3回ループしてしまった。
ISOを準備する
Proxmoxは管理画面のURLから直接ISOをダウンロードできるのがありがたい。
今回は以下の3つを用意した。
- Rocky Linux 10.1
- Ubuntu 24.04.3 LTS
- Debian 13.2.0
手順はどれも同じで、ISOイメージのダウンロードURLを貼って「クエリURL」を押すとファイル名を自動抽出してくれる。

使ったURL:
- Rocky: https://download.rockylinux.org/pub/rocky/10/isos/x86_64/Rocky-10.1-x86_64-minimal.iso
- Ubuntu: https://releases.ubuntu.com/24.04.3/ubuntu-24.04.3-live-server-amd64.iso
- Debian: https://cdimage.debian.org/debian-cd/current/amd64/iso-cd/debian-13.2.0-amd64-netinst.iso
タスクがOKになればダウンロード完了。
ダウンロードボタンが押下できるようになるがこの状態になったらモーダルを閉じて良い。

とりあえずRockyを入れてみる(失敗編)
とりま行けるべ!と見切り発車で既定設定のまま突っ込んだ結果、kernel panicでニッチもさっちもいかなくなった。

この状態だとシャットダウンボタンが効かないので、Stopで強制終了するしかないっぽい。電源ぶち抜くようなイメージらしいのであんまりやるべきではないが、kernel panicなら仕方がない。
さらに、この状態だとGUIからのVM削除もエラーになってしまった。調べたところ、Proxmoxのシェルに入れば削除できるらしい。
同じ既定設定でOSによってどう変わるか見たかったので、一旦このVMは放置して同じ構成で別のOSを試してみることにした。
Ubuntuを試す(成功編)
「VMを作成」から新しいVMを作る。

名前を設定。

ISOイメージを選択。

システムは既定でOK。

ディスクも既定。

CPUはコア数を必要な分に設定し、タイプをHostにする。Hostを利用する方が効率が良いらしい。

メモリ・ネットワークは既定のまま。


最終的な構成はこんな感じ。

起動してインストールを進める。

ISOがアンマウントされない問題
一通り設定が終わってrebootしたところ、またインストーラーが起動してしまった。

ISOが自動でアンマウントされないらしい。ハードウェア設定からCD/DVDを「使用しない」に変更。

コンソールに戻ってエンターを押すと、無事にログイン画面が出た。

動作確認
nginxを入れてアクセスできるか確認。
sudo apt install nginx -y
systemctl status nginx

IPを確認。
ip route

ブラウザからアクセスして、nginxのデフォルトページが表示された。

SSHでもログインできることを確認。
ssh ubuntu@192.168.11.19

Ubuntuはあっさり成功。
Rockyに戻って原因調査
Ubuntuが同じ構成で動いたので、Rockyで何が違うのか調べてみた。
原因:BIOSの設定
どうやらSeaBIOSだと駄目で、UEFIに変更する必要があるらしい。

UEFIに変更。

ディスクの設定も変更が必要。

雑にまとめると、UEFIはBIOSの後継とのこと。確かにGUIが出てきてちょっと驚いた。

マシンタイプも変更
Rockyの場合はi440fxよりq35の方が安定するらしいので変更。

あんまり理解が及ばない言葉ばかりだったが、q35の方が新しいとのこと。Rockyは基本的に新しい設定を選択しないと落ちるってことね。
CPUタイプもHostに変更。

起動成功
StartしたところRockyが無事に起動した。

SSHでもログイン可能に。
ssh root@192.168.11.21
Last login: Sun Nov 30 22:13:55 2025 from 192.168.11.17
[root@localhost ~]#
シャットダウンもボタンから正常にできるようになった。

Debianも試す
ここまでやれば楽勝だろうと思いつつ、最小構成で挑戦。

メモリ不足で失敗
コケた。

どうやらGUIを使う関係上メモリが足りないらしい。Debianの場合はBIOSでも問題ないらしいので、構成を微調整。

low memory modeに入って面倒だったので、一旦メモリを2GBに増やした。NICが認識されなかったりで、本当にミニマルになるっぽい。
最後に256MBに戻せばいいのは本当にVMが楽なところだなあとか考えつつ、設定が完了。

補足:kernel panic時のVM削除について
kernel panicになるとシャットダウンボタンが効かないので、Stopで強制終了することになる。ただ、この状態だとGUIからの削除がエラーになることがある。
Proxmoxのホストにシェルで入って以下のコマンドを実行すれば削除できるらしい。
# ロックを解除
qm unlock <VMID>
# 削除
qm destroy <VMID>
今回は原因(BIOS設定)を直してインストールし直せたので、削除は試していない。同じ状況になったら試してみてほしい。
参考:
まとめ / 今後やりたいこと
Proxmoxで複数のLinux VMを立てることができた。
OSごとの注意点:
- Ubuntu:既定設定でOK、一番楽
- Rocky:UEFI + q35 じゃないとkernel panicする
- Debian:インストール時はメモリ多めに、終わったら減らせばOK
今後やりたいこと:
- GiteaでセルフホストCI/CD
- OPNsenseで自作ルーター
- その他気の赴くままに何か載せたい
isoさえあれば行けるので、普段使わないようなOSにもチャレンジしたいと思う。
さいごに
さて、SEN Advent Calendar 2025 8日目となる明日は Y.K. さん!
『新卒ビジネス職がDifyに挑戦して見つけた、AI活用の「楽しさ」』
をお届けします!!
千株式会社では共に幼保業界や写真業界のDXを進めていく仲間を募集しています!
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