Skillnoteの開発プロセス改善まとめ 2025冬
こんにちは、Skillnoteプロダクト開発Div マネージャーの宇田誠之朗です。
本記事は Skillnote Advent Calendar 2025 の7日目の記事です!
ソフトウェア開発に「絶対の正解」はありません。
だからこそ、私たちはスクラムチームが日々のスプリントを通して仮説を立て、試し、ふりかえりながら改善を積み重ねています。
本記事では、2025年にSkillnoteの開発組織が取り組んだ代表的なプロセス改善と、その結果どんな変化や学びが得られたのかを振り返ります。
はじめに
- Skillnoteの開発組織は20名強
- スクラムチームは2週間のスプリントで開発し、概ね毎月リリースを実施
- 2024年夏にプロジェクト型開発から完全なスクラム型開発へ移行
今年度の取り組みと成果
1.モブプログラミングの導入
スクラムが軌道に乗り始めたタイミングでさらにフロー効率を上げ、手戻りを減らし、ベロシティを安定さることを目的にモブプログラミングを導入しました。
取り組んだこと
- 設計・実装を3~4人のモブで実施
- テスト設計やレビューもモブ内で完結
- 毎日のカレンダーにモブプロの時間枠を確保
効果
- プルリクレビューでの手戻りが減り、マージまでのサイクルタイムが大幅に短縮
- 技術的な知識共有が自然に生まれ、属人性が低減
- 結果としてチーム全体の技術力が底上げされた
2024年末から具体的なルール検討を重ね、2025年初からまずは1日数時間から開始しましたが、最初ははうまく要領をつかめず、メンバーから「モブ疲れる、つらい・・」という声が挙がっていました。
そこで、
- 役割(ドライバー・ナビゲーターなど)の明確化
- ローテーションのルール化
- 適度な休憩の導入
などを行い、モブの“回し方”を改善していきました。
慣れてくるにつれ活動は定着し、現在ではスクラムチームの開発案件の大半がモブプロを軸に進んでいます。ベロシティも基準値が安定しつつあり、さらなる向上に向けて取り組みを続けています。
2.バザー形式のスプリントレビュー
スプリントレビューは、社内ステークホルダーとともに検査と適応を行う重要なイベントです。
Skillnoteでは昨年から2週に一度、全社員を参加対象者としてオン/オフハイブリッドで実施していましたが、人数が多いため活発な意見交換や議論の深掘りがしにくく、フィードバックが集まりにくいという課題がありました。
取り組んだこと
- オンラインはTeamsのルーム機能、オフラインは会場を分け、チーム単位に実施
- 各ルームに参加できるように 20分 × 3回 などのバザー形式に変更
- 実際に触ってもらうデモ環境を用意し、自由に触りながら議論する時間をとる
効果
- 大人数の前では出しづらかった 率直で具体的なフィードバックが増加
- 各担当者の持つ顧客背景を踏まえた実践的な議論が生まれた
- プロダクトを実際に触れながら話すことで、改善点の具体化が進んだ
最初は説明時間が長く議論が短くなる、1テーマに時間を使いすぎるなどの課題もありました。
しかし、参加者からスプリントレビュー自体へのフィードバックを受け改良を重ねた結果、次第に活発な議論とフィードバックが生まれる場になってきています。
1週間スプリントへのチャレンジ
2026年に向けたプロセスチェンジとして、
「市場検証のスピードを最大化するため、スプリントを2週間から1週間へ」
という新たな挑戦をスタートしました。
スプリントを短くすることで小さく作り、作り過ぎを防ぎながら検証の機会を倍に増やし、より早くプロダクトの価値を高めていくことが目的です。
もちろん、いきなり開発速度が2倍になるわけではありません。
そのため次のようなアクションが挙がり、順次スプリント内で試行しています。
- ユーザーストーリーをより小さく切る
- PdMと協働してMVPをよりシャープに定義する
- 要件定義・設計・開発を部分的に並行化する
- 徹底的に自動化・効率化する
- 1週間の過ごし方や定例ミーティングを見直す
- 技術的負債の圧縮
さいごに
これらの開発プロセスの改善はスクラムチームがアイデアを出し合い、仮説を立て、試し、ふりかえり改善を積み重ねながら成長させていっています。
こちらは今年入社したメンバーが提案し、導入したプロセス改善の取り組みです。
来年末、1週間スプリントの定着とともに、どんな新しいプロセス改善をお伝えできるでしょうか。
私自身も楽しみにしながら、引き続き組織とプロダクトの成長に取り組んでいきたいと思います。
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