社内でClaude Codeのトークンを一番使った人の使い方ガイド
はじめに
Social Databank Advent Calendar 2025 の5日目です。
気づいたら社内でClaude Codeのトークン使用量が一番になってました。
1ヶ月で約150ドル使ってたらしいです。ヒョエ〜
150ドルってどのくらい?2.3万円くらいらしい(エアライダーのamiibo4つくらい買えちゃうね💸)
なんでこんなに使ったのか、どう使ってたのか振り返ってみます。
Claude Codeって何?
Anthropic社が出してるAI開発ツールです。
普通に日本語で「これ作って」って言うとコード書いてくれたり、バグ直してくれたりします。便利だなぁ〜
どう使ってたか
コード書いてもらう
要件伝えると8割くらいは書いてくれます。めっちゃ楽。
ただclaudeくん、めちゃくちゃ保守的に書くんですよね。
エラーハンドリングとか例外処理が過剰すぎたり、余計なコメントや処理を勝手に追加してきたり…
「いや、そこまでいらんくない?」って部分を削る作業が発生するのはちょっと面倒でした。
バグ探し
これが一番助かった。
エラーメッセージとスタックトレース渡して「これなんで?」って聞くと、
原因教えてくれて修正案も出してくれます。
複雑なバグも対話しながら絞り込んでいけるのが良かったです。
構成の相談
「この機能どう実装したらいい?」みたいな相談もよくしてました。
設計とかリファクタリングの方針とか、壁打ち相手として優秀です。
Mermaid図で可視化
これが地味に便利だった。
修正前後の構成をMermaid記法で図にしてもらって比較するんです。
視覚的に確認できると影響範囲とがわかりやすいのでおすすめ。
具体的なやり方
before.mdとafter.mdってファイルを作ってました。
- 既存の構成をbefore.mdに書き出してもらう
- 変更したい内容を伝えてafter.mdに改善後の構成を書いてもらう
- 両方のMermaid図を見比べて、変更箇所や影響範囲を確認
こうすると「ここ変えたらこっちも影響あるな」みたいなのが一目でわかって便利でした。
PRのdescriptionにも貼れるので、レビュワーにも伝わりやすかったです。
なんでこんなにトークン使ったの?
対話しまくってた
一度で完璧な答えを求めず、「こうして」「ここはこうじゃなくて」「そうそうそれで」と段階的に詰めていくスタイルでした。そのため、やり取りは多くなりました。
コードレビューとして
自分で書いたコードを見せて「これどう?」って聞いたりもしてました。
客観的な意見もらえるのは良かったです。
以前までは基本的に大肯定してきたけど今はそんなことも少ない気がする。
勉強用
初めて使う技術とか、よくわかってないライブラリとか、「これどういうこと?」「具体例見せて」みたいに聞きまくってました。
ライブラリ・関数探し
これも結構使ってました。
「これもっと便利に書けない?」って聞くと、「このライブラリにURL判定する関数がありますよ!」みたいに教えてくれます。
公式ドキュメントもリンクを出してくれます。
車輪の再発明を防げるのが良かったです。
ただし「あれ、これって既存の機能で書けるんじゃない?」って嗅覚は必要です。
Claudeくんは聞かれたことに答えてくれるけど、「それ既にあるよ」とは教えてくれないこともあるので。
自分で「もしかして...?」って気づいて聞いてみると、「ありますねぇ!」って教えてくれる感じです。
使ってみてどうだった?
開発スピード上がった
定型作業とか、調べながら書くやつとか、時間かかる作業がめっちゃ減りました。
特に良かったのは不具合調査とテストコードですかね。
コード品質も上がった気がする
自分じゃ気づかない改善点とか、もっと良い書き方とか教えてもらえるので、「あー、そういう書き方あるのか」って勉強になりました。
学習効率も良い
ただ答えもらうだけじゃなくて、「なんでこうなるの?」って聞くと説明してくれるので、理解が深まって次は自分で書けるようになります。
気をつけたほうがいいこと
コードは必ず確認する
AIが書いたコードをそのまま使うのはダメです。
ちゃんと中身理解して、テストも書いて確認しましょう。
セキュリティには注意
APIキーとか機密情報は絶対に渡さない。ダミーに置き換えよう。
コミット/プッシュは絶対にさせない
これ超重要。
Claudeくんにコミットやプッシュをお願いすると、勝手に不要なコードを追加し始めます。
「コミット前にちょっと整えとこ〜」みたいなノリで、
勝手にコメント追加したり、リファクタリングし始めたり、余計なお世話が始まります。
コミット/プッシュは必ず自分でやりましょう。
最終確認も自分の目で。
/clearコマンドは超大事
これも重要。
Claudeくんが書いた余計な処理を手動で消して、そのまま次の作業を依頼すると、
「あ!この処理消えてるンゴね!戻しといたで〜^^」って勝手に復活させてきます。
せっかく削ったのに!!😡
なので、不要な処理を削除したら必ず/clearコマンドで会話履歴をリセットしましょう。
これやらないと無限ループに陥ります。気をつけて。
画像からUIをコピーするのは意外と難しい
「この画像見てこのUI作って」って頼むと、見当違いなものができがち。
角丸のサイズとか、背景色とか、余白とか、
細かい要素を1個ずつ言葉で伝える必要があります。
結局「角丸は8px」「背景は#F5F5F5」「paddingは16px」みたいに全部指定するなら、
自分でサクッと作った方が早いこともあります😇
難しい要望は段階的に進める
複雑な実装とか難しそうな要望は、いきなり全部やらせるんじゃなくて、段階的に進めるのがコツです。
1. まず既存コードを把握させる
いきなり実装させるんじゃなくて、先に関連する既存コードを読ませましょう。
「このファイルとこのファイルを見て、今の実装を説明して」みたいに。
2. 全体像を考えさせる
既存コードを理解させたら、機能追加の全体像を考えさせます。
「今の構成を踏まえて、この機能をどう追加するか考えて」って感じ。
3. タスクを小さく分解する
全体像が見えたら、1つ1つ小さく取り組むタスクに分解してもらいましょう。
「こうやって実装します」って方針出してくれるので、それ見て「いや違う」とか「それでいこう」とか判断できます。
4. 秘密の呪文、「ultrathink」
複雑な処理を考えさせるときはultrathinkをつけると、じっくり考えてから答えてくれます。(使用するトークンも爆上がりします💸)
精度が上がるのでオススメ。
大きなタスクを一気に任せると、既存の構成を無視した実装になりやすく、途中で方向が逸れた際の修正も困難になります。
段階的に進めれば、都度確認しながら進められるので安心です。
まとめ
Claude Code、マジで便利です。
上手く使えばかなり開発効率上がります。
トークンめっちゃ使ったのは、それだけいろんな使い方してたってことですね〜
これからも良い感じに付き合っていきます。
気になった人は使ってみてください🐉
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