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【Hardware】01. aitl-physical-reference:制御以前に、物理を固定する
はじめに
aitl-physical-reference は、
抽象的な制御・論理を 実電圧・実電流・実銅配線 に固定するための
最小物理リファレンスPCBです。
これは「制御するための基板」ではありません。
制御以前に、物理がどう存在するかを示すための基準点です。
なぜ作ったか
制御理論やAI、FSM、PIDは、しばしば次を暗黙に仮定します。
- 電圧は理想的に出る
- 電流は必要なだけ流れる
- 出力は論理値として扱える
しかし現実では、
- 電圧は 測らなければ分からない
- 電流は 抵抗で制限される
- 境界は 銅配線と基板外形で決まる
この「当たり前だが省略されがちな層」を
最小構成で固定するのが本基板の目的です。
構成要素(あえて少なく)
この基板に載っているのは、次の要素だけです。
- LED:出力状態の可視化
- Resistor:電流という物理制約
- Switch:離散的な物理イベント入力
- Test Point:電圧・電流の測定点
- PCB outline(Edge.Cuts):物理的境界
機能はありません。
意味だけがあります。
Logic → Physics → Copper
1️⃣ Schematic(論理 → 物理)

抽象ロジックを、測定可能な電圧・電流へ固定する最小回路図。
2️⃣ PCB Layout(物理制約の顕在化)

銅配線・部品配置・基板外形として定義された「物理的真実」。
3️⃣ 3D View(実体としての存在)

触れる高さ、挿せるコネクタ、測れる位置を持つ実体。
これは何ではないか
誤解を避けるため、明確に書いておきます。
- MCU評価ボードではありません
- 高機能デモ基板ではありません
- 性能最適化の例でもありません
- 特定アーキテクチャ前提でもありません
リファレンスです。
それ以上でも以下でもありません。
どう使うか
この基板は、次のような文脈で使えます。
- 制御教材の「物理起点」
- FSM / PID / AI制御の前提確認
- 論理設計者への物理感覚の共有
- AITL(Architecture for Integrated Technology Logic)の基準層
「まず、ここから始める」ための板です。
まとめ
制御は、物理の上にしか立てません。
aitl-physical-reference は、その 最下層を
回路図・銅配線・実体として固定します。
制御以前に、物理がどう存在するか。
それを示すための、
最小で、逃げ場のないリファレンスです。
リンク
-
GitHub Pages
https://samizo-aitl.github.io/aitl-physical-reference/ -
GitHub Repository
https://github.com/Samizo-AITL/aitl-physical-reference
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