「成長している実感ある?」
2017 年 11 月某日に書いた振り返りが出てきた。新卒 8 ヶ月目仕事ができなさすぎてどうすればいいかわからなくて悩んでいた時期。
「初心忘るべからず」ということでブログにも投稿しておく。
はじめに
週一回 30 分行われている上司との 1on1 で聞かれたある質問があった。
「成長している実感ある?」
私はこの質問に対して肯定的に答えることができなかった。そもそもなんと答えればよいのかわからなかった。
なぜ肯定的に答えることができなかったのか、質問の意図がわからなかったのかが「新人・若手社員育成の定石」を読んで少しだけ紐解けたような気がした。
このコラムは本来、人事担当者やマネージャークラス以上を対象としたものではあったが、自分にはない考えを知ることができ自分の現状を客観的に捉えることができたため、とても勉強になった。
そこでこのコラムを読み、感じたこと・実践することをまとめる。
この記事の目的
- 学校法人産業能率大学総合研究所 のコラム「新人・若手社員育成の定石」を通じて、社会人としての成長とは何なのかを知り、今後の働き方について考える。
- 自分の現状や行動指針を周囲の人に知ってもらう。
- 自己分析のためにビジネス基礎力診断 S-BASE(エス・ベース)を(あわよくば会社の経費で)受ける。(ゲス顔)
実践すること
第 1 回 ケースで見る育成の問題状況 ~育成している“つもり”を問う
組織人としての成長を図る
-
仕事への取り組み姿勢や学び方、組織が大事にしている価値観、職場の中でどう動き、どう協働すればいいかを考える
-
仕事のプロセスや取り組み姿勢についてフィードバックをもらう
第 2 回 段階的な育成に基づく若手社員育成 ~組織社会化の観点から
段階的な成長をする
-
1 年目
仕事の知識だけ、作業の手順だけではなく、組織人としてのマナー(振る舞い方)や、働く意味、仕事の意味を考える。また、組織、職場に慣れる。 -
2〜3 年目
仕事を徐々に覚え、指示されたことを過不足なく達成できるようになる。周りに働きかけながら積極的に学ぶ。 -
4 年目以降
リーダーシップを発揮する。
第 3 回 関わりあい、人が育つ職場づくり ~対話が経験学習を促進させる
経験を通じて学ぶ
- 「経験」→「省察」→「概念化」→「実践」のサイクルを回す。
何かを経験し、それを振り返り、そこから教訓(自論=自分なりのロジック)を得て、別の場面で適用していく。 - 省察する際の枠組みや言葉、ポイントの理解、概念化するための思考力や想像力を身につける。論理的思考力を身につける。
- 周囲の上司や先輩からのアドバイスをもらう。
第 4 回 若手社員の能力の見える化 ~ビジネス基礎力フレームに基づく強み・弱みの把握
自らの能力の現状を客観的に分析・把握する
- 若手社員に必要な 15 の能力を自己分析する
感想
組織人としてのマナー(振る舞い方)や、働く意味、仕事の意味を学ぶ必要があったというのは、今まで仕事に関係する知識しか学ぼうとしてこなかった自分にとって新鮮な考え方だった。オススメされた書籍、Team Geek を読むなどして積極的にそのようなことも学んでいきたい。
また、段階的な成長というのもすごく腑に落ちた考え方だった。入社して周りは優秀な社員しかおらず、あれもこれも身につけなければと焦っていた。しかし、この考え方を知れたことで成長を段階的に捉え、着実に一歩ずつ成長して行こうと思えた。
さらに、コラムで繰り返し書かれてたのは、上司や先輩のフィードバックを求めよということだったため、積極的に上司や先輩から学ぶ姿勢を身に付けたい。
次に「成長している実感ある?」と聞かれた時には、「はい。もちろんです。」と言えるようになっていたい。
Discussion