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「知識ゼロから学ぶソフトウェアテスト」から学んだこと。
概要
- 著作: 「知識ゼロから学ぶソフトウェアテスト」
- 著者: 高橋寿一
- 著者経歴:
情報工学士。フロリダ工科大学大学院、広島市立大学にてソフトウェアテストを研究。広島市立大学にて博士号取得。米 Microsoft 社・独 SAP 社、日本大手電機会社勤務経験。
要約
「知識ゼロから」とあるように、初心者向けにソフトウェアテストの種類や手法を解説します。また、テストプランテンプレートやテスト管理ツールなどが紹介されていたりテストの実践例やテストコードが記載されていたりと、現場ですぐに実践できる内容となっています。
面白かった章とその理由
6 章 ソフトウェアテスト運用の基本
ソフトウェアの品質を管理する責任者が考えるべきことを知れて勉強になりました。テストプランテンプレート IEEE 829 を参考に取捨選択しテスト計画をすると良さそうです。また、最悪なテストケースとして Excel を使用したテストケースを挙げていたことが印象的で、テスト管理ツールを使うと手っ取り早いらしいです。著書では無料テスト管理ツールとしてTestlinkが紹介されていましたが、調べてみてもオススメしていたり紹介している記事は見当たりませんでした。テスト管理ツールは有料のものが一般的らしく、QASymphony
, Zephyr, TestFLO, TestRail などがよく紹介されていました。比較記事に関しては以下が詳しいです。ちなみにアメリカでは盛んに取り入れられているとのこと。
仕事に活かせそうな知識、活かせそうな状況と活かし方
- 境界値テスト、ディシジョンテーブルテスト、状態遷移テストを考慮してテストケースの作成を行う。
- 自分が今どんな手法に基づくテストをやっていてどういった意味を持つのかを意識することで効率的にテストを行い、将来的に責任者となった時に最適なテスト手法を選択できるようにする。
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